先日の夜たまたまテレビのチャンネルを変えていたら、放送大学のフランス語の講座の放送を見かけたのでしばらく見ていたら、モナリザの絵か写真が何とかというフランス文の例を先生が挙げていた。
そのときに直接的にle tableau de Mona Lisaとあったので、私はちょっと驚いた。フランス語ではMona Lisaのことはla Jocondeというと思っていたからである。日本ではもちろんダヴィンチのモナリザと呼ばれて有名であるが、フランスではla Jocondeというというのはフランス語を学ぶ日本人の常識ではないかと思っていた。それがはずれたわけだが、両方の言い方があっても不思議ではない。
ちなみに私などもモナリザが日本に来たときにわざわざ見に行った手合いだが、ルーブル美術館では別にモナリザの前に人だかりなどしていない。そしてこれが有名なモナリザだと思ってよく見ようと近づいてみたら、このモナリザには無数のひびが入っているということにむしろ驚いた。
話はモナリザからはずれるが、ちょっとフランス語を話せる人などがよく言う話題にモザールというのがある。これはフランス語ではモーツアルトのことである。
これはいつだったか大学でフランス語を少し勉強した学生が友だちにモザールと聞いてなかなかモーツアルトのことだとわからなかったと話しているのを聞いたことがある。
なるほど、なるほどそうなんだとそのときに思ったものである。私はそのときにはすでにモザールはモーツアルトのことだと知っていたのだが。