「都忘れ」(ミヤコワスレ)はキク科で、
山野に自生するミヤマヨメナの園芸品種です。
名は、承久の乱で、頼朝に負けて佐渡に配流された順徳天皇が、
この花を愛で、都への思いを忘れようとした故事に由来します。
リンゴの樹下で、白花と桃花の2種が咲いていました。
5月中旬、周りを洋種スミレなどに囲まれて、
1本ずつ花茎を上げて、ひっそりと咲きました。
白花は「白鳥」という品種です。
桃花は「浜乙女」という品種です。
二日後、脇の蕾も色付いて、
更に1週間後、ようやく2輪目が開花しました。
6月上旬まで咲いていました。
青花品種もあったのですが、消えました。
レンゲツツジ(蓮華躑躅)は、蕾・花・葉が輪状に並ぶ様子を
蓮華(ハス)の花にたとえて名付けられました。
北海道南部~九州にかけて、日当たり良い草原に多く自生します。
基本種は橙色の花ですが、庭植えしたのは黄花種で、
「キレンゲツツジ」(黄蓮華躑躅)です。
小さな苗木を鉢で育て、庭に移植して150cm程に成長しました。
イロハモミジと花梅の樹下を明るく照らします。
5月初めの蕾から、
5月上旬に開花しました。
5月中旬、満開の頃です。