「二人静」(フタリシズカ)はセンリョウ科で、
沖縄を除く各地の山林下に自生するようです。
草丈が30~60cmにもなるそうですが、
南庭の石灯籠脇や、ツツジの樹下などで10数cmで開花しました。
茎の先に1~数本の穂状花序を伸ばし(2本の場合が多い)、
小さな白い花は、花弁もガクも無く、
3個のオシベが丸く子房を抱いています。
5月中旬から開花した、灯籠脇の株です。
5月下旬です。
ツツジの樹下で5月末、こちらは花茎1本だけ、
花後の6月上旬、
6月中旬の果実です。
実生で少しずつ株が増えています。
玄関前通路脇で自然実生で芽生えた苗、
庭にない花色の3種が育って開花しました。
その1、通路の北側で、4月下旬の蕾から、
3日後に咲き始め、
5月上旬、満開です。
その2、1の樹の株元で、色違いの実生苗が育っていました。
まだ樹が小さいですが、満開の5月上旬です。
その3、通路南側の樹下で日当たり悪い場所に芽生えた苗で、
東庭の塀際に移植した実生株です。
まだ花数は少しですが、5月上旬です。
花後には、すべての花ガラを子房も一緒に摘み取ります。
この3種は、鳥が運んできたものと思われます。