「オダマキ」(苧環)はキンポウゲ科の山野草で、
日本ではヤマオダマキが山地に、ミヤマオダマキが高山に分布します。
苧環は、機織りの際に糸を巻いたもので、花形からの連想です。
花の外側の花弁に見えるものはガクで、
花弁はその内側にあって筒状になっています。
ミヤマオダマキは高山植物ですが、実生を繰り返して順化し、
他の草や花木を植えた鉢やプランターで咲いています。
ヤマオダマキは低山性で、ミヤマオダマキより草丈が高く、
庭や菜園周りでも自然実生で育っています。
花形は同じですが、ガクや花弁の色が違います。
また、花弁の基部からツノ状の距が伸びて、
ガクの間から突き出ています。
画像はいずれも、
4月下旬から5月上旬、花の最盛期に撮ったものです。
ドウダンツツジの鉢植え2種と庭植え1種で、
撮影枚数が少なかったので3種まとめました。
鉢植え1は、「口紅錦」(クチベニニシキ)で、樹高90cm、
白~クリーム色の花弁で、縁が濃い紅色に染まります。
鉢植え2は、「岩しだれ」という品種で、
樹高は120cmと伸びましたが、花数が僅かでした。
クリーム色の花弁先が薄い紅色に縁どられます。
終いは庭植えしている「柳葉ドウダンツツジ」で、
葉が細く、柳の葉に似ています。
常緑のラカンマキの樹下で、樹高は80cmと小さいですが、
花はたくさん咲いていました。
画像はいずれも5月中旬ですが、5月末まで咲いていました。