flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

財賀寺仁王

2006-10-16 00:00:34 | ほとけのいおり
(1998年10月16日)
 豊川市財賀町観音山の真言宗寺院。
修理が行われていた金剛力士像が奈良国立博物館から帰ってきた。
作風、技法から平安後期に造られたと思われる像。
桧の寄木で、像高は阿像が381cm、吽像が375cmである。
昭和55年に重要文化財に指定され、その後修理に出されることとなった。

 像が収められている門は、当初楼門として造られ始めたが、結局階上が造られることがなく終えられたようである。
室町時代と推定され、同じく重要文化財に指定、仁王像を戻す理由もあり、平成8年から2年間、3億円の費用をかけ解体修理が行われた。

 先週には修理完了記念として、横綱貴乃花の土俵入りが奉納された。
 
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