(岐阜県養老郡養老町)
菊水泉から東海自然歩道みゆき道を通り、北東へ向かう。道の脇には、養老の滝からの丁石が一丁(約109m)毎に置かれている。
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唐谷を渡り、元正天皇行幸遺跡である行宮神社を過ぎると、旅館の裏手辺りの養老白石の集落に差し掛かる。そして、道はここで突き当たりとなる。山手側は草木深く、道とはいえないようなものであり、下手側は、水が豊富に流れる溝の脇を、バラストを敷いた小道が続いていた。ここで私は、水の流れる小道を進んだのだが、これが当初考えていた道程とは、違ってくるのであった。
(突き当たり地点の建物)
柏尾沢を越えると、柏尾の集落となる。予定では、この辺りで柏尾廃寺や、千体仏が現れる筈なのだが、それらしい対象が見当たらなかった。また、誰にも出会わず、確認のしようもなかった。「たき道」の道標を確認しながら、更に北東に進んだ。
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石畑集落の大桑神社に差し掛かり、更にその裏手から道を進む。勢至谷を越えると、勢至集落となる。ここには、「勢至鉄座之址」と刻まれた碑と共に、地蔵堂が建っていた。勢至鉄座とは、養老の滝の下流である、木曽川水系津屋川の水運を利用した製鉄所の跡であり、室町時代から江戸時代にかけて栄えたといわれている。
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勢至の集落を過ぎ、勢至北谷、行平谷を過ぎると竜泉寺集落に入り、県指定天然記念物のムクの木のある、六所神社辿り付いた。その横には、「健康ウォーキング起点」と書かれたボードが立っていた。このとき私は、自然歩道から外れていたことに気づいた。近くにある、総合体育館を訪ね、そこでお尋ねしたところ、自然歩道は私が歩いてきた道よりも上を通っていたということであった。つまり、途中の突き当たり地点から、草木の中を進むということのようである。そしてその現状通り、最近は草取り等整備は行なわれてはおらず、分かり難くなっているのかもしれないということであった。地図を見ても道程の詳細は出ておらず、現地(突き当たり地点)にも標識等は無く、全くもって縁の無い道程であった。然しながら、「たき道」という隠れた歴史の存在を感じる道に出会えて、それはそれでよかったと感じた。
(伊勢東街道が通っていた上方集落)
この後は、養老高田のまちへ向かった。
菊水泉から東海自然歩道みゆき道を通り、北東へ向かう。道の脇には、養老の滝からの丁石が一丁(約109m)毎に置かれている。
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唐谷を渡り、元正天皇行幸遺跡である行宮神社を過ぎると、旅館の裏手辺りの養老白石の集落に差し掛かる。そして、道はここで突き当たりとなる。山手側は草木深く、道とはいえないようなものであり、下手側は、水が豊富に流れる溝の脇を、バラストを敷いた小道が続いていた。ここで私は、水の流れる小道を進んだのだが、これが当初考えていた道程とは、違ってくるのであった。
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柏尾沢を越えると、柏尾の集落となる。予定では、この辺りで柏尾廃寺や、千体仏が現れる筈なのだが、それらしい対象が見当たらなかった。また、誰にも出会わず、確認のしようもなかった。「たき道」の道標を確認しながら、更に北東に進んだ。
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石畑集落の大桑神社に差し掛かり、更にその裏手から道を進む。勢至谷を越えると、勢至集落となる。ここには、「勢至鉄座之址」と刻まれた碑と共に、地蔵堂が建っていた。勢至鉄座とは、養老の滝の下流である、木曽川水系津屋川の水運を利用した製鉄所の跡であり、室町時代から江戸時代にかけて栄えたといわれている。
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勢至の集落を過ぎ、勢至北谷、行平谷を過ぎると竜泉寺集落に入り、県指定天然記念物のムクの木のある、六所神社辿り付いた。その横には、「健康ウォーキング起点」と書かれたボードが立っていた。このとき私は、自然歩道から外れていたことに気づいた。近くにある、総合体育館を訪ね、そこでお尋ねしたところ、自然歩道は私が歩いてきた道よりも上を通っていたということであった。つまり、途中の突き当たり地点から、草木の中を進むということのようである。そしてその現状通り、最近は草取り等整備は行なわれてはおらず、分かり難くなっているのかもしれないということであった。地図を見ても道程の詳細は出ておらず、現地(突き当たり地点)にも標識等は無く、全くもって縁の無い道程であった。然しながら、「たき道」という隠れた歴史の存在を感じる道に出会えて、それはそれでよかったと感じた。
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この後は、養老高田のまちへ向かった。