flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

造幣局 桜の通り抜け

2008-04-28 00:00:38 | ふるさとの木々

(大阪市北区天満)
 奈良の宿泊先から生駒線、環状線を経て、東西線大阪城北詰駅を降りる。間もなくして、大川(旧淀川)の向こうに人だかりが見えた。川崎橋を渡り造幣局の南門前に着くと、桜の木の数よりも多い人たちが蠢いていた。
   
 明治16年(1883)から行われている伝統行事は、「通り抜け」というだけあって、戻ることはできないため、ひたすら後ろを意識しながらの観覧となった。この日は既に、巷の桜の時期は過ぎているが、造幣局は八重桜系が多いために、開花の時期が遅い。故に、今年の桜のシーズンは長く味わうことができた。
(今年の花、普賢象)
      
 入口付近には、今年の花「普賢象」(雌しべの形が、普賢菩薩の乗る象の鼻に似ていることから命名された、室町時代からの桜種)があり、旧藤堂家蔵屋敷から移されたものも含む、125種370本、560mの桜並木を通り抜け、北門に至った。
                      

 この後は、つかの間の大阪を離れ、明日香村へ向かった。

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コメント (4)
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