札幌市北1条西10丁目というと、札幌都心に近い一等地です。
周りをビルに囲まれた一角に、いかにも年代を経たような古色蒼然としたレンガに囲まれた喫茶店がありました。その名も喫茶「辻が花」・・・。
その喫茶「辻が花」は私が毎日往復する通勤路にあり、しかも勤務先からもそう遠くはない位置にありました。
私はそのレトロな雰囲気に惹かれて「いつか寄ってみたいなぁ」と思っていました。
ところが最近は閉店していることが多く、「何か都合があるのかなぁ」、あるいは「店主が病気でもなったのだろうか」と思いながら行けずにいました。
そんなある朝、出勤途中に見た喫茶「辻の花」は、工事用のテントに囲まれていました。「ああ、外壁をリニューアルするんだ!」と思っていたのですが、退勤の時に目にした光景は、大型機械で建物を破壊している様子でした・・・。
「あっという間」とはこうしたことをいうのでしょうか。
テントが張られてから3日目の退勤の時には、建物は跡形もなく写真のようにまったくの更地になっていました。
「辻が花」というなんともいえない趣のある店名が気になったものですから、調べてみると、「辻が花」は、室町時代中期から江戸時代初期までの間に制作された絞り染めの着物(小袖)の呼び名だそうです。
何年の歴史を紡いできたのでしょうか・・・。
なぜそうした店名を付けたのでしょうか・・・。
気になった私は電話番号を調べて電話をしてみました。
受話器からは「おかけになった電話は現在使われておりません」という空しいメッセージが聞こえてくるばかりでした・・・。
周りをビルに囲まれた一角に、いかにも年代を経たような古色蒼然としたレンガに囲まれた喫茶店がありました。その名も喫茶「辻が花」・・・。
その喫茶「辻が花」は私が毎日往復する通勤路にあり、しかも勤務先からもそう遠くはない位置にありました。
私はそのレトロな雰囲気に惹かれて「いつか寄ってみたいなぁ」と思っていました。
ところが最近は閉店していることが多く、「何か都合があるのかなぁ」、あるいは「店主が病気でもなったのだろうか」と思いながら行けずにいました。
そんなある朝、出勤途中に見た喫茶「辻の花」は、工事用のテントに囲まれていました。「ああ、外壁をリニューアルするんだ!」と思っていたのですが、退勤の時に目にした光景は、大型機械で建物を破壊している様子でした・・・。
「あっという間」とはこうしたことをいうのでしょうか。
テントが張られてから3日目の退勤の時には、建物は跡形もなく写真のようにまったくの更地になっていました。
「辻が花」というなんともいえない趣のある店名が気になったものですから、調べてみると、「辻が花」は、室町時代中期から江戸時代初期までの間に制作された絞り染めの着物(小袖)の呼び名だそうです。
何年の歴史を紡いできたのでしょうか・・・。
なぜそうした店名を付けたのでしょうか・・・。
気になった私は電話番号を調べて電話をしてみました。
受話器からは「おかけになった電話は現在使われておりません」という空しいメッセージが聞こえてくるばかりでした・・・。