今月一ヶ月間連続投稿を!と意気込んでいたのですが、昨日個人的な理由で空いてしまったのが残念です!(話題は結構ストックしているのですが…)
今日、17時過ぎのことでした。そろそろ退勤時間が近くなっている時でした。
私の執務室の前を中年の男性が通りました。
「椎名誠さんに似ているなぁ。髪型が彼にそっくりだなぁ…。でも、こんなところに彼がいるはずがない。きっと彼の髪型を真似た人なんだろう」と思っていました。
すると、あまり時を経ずに再びその人が私の部屋の前の前を通りました。
椎名誠さんに間違いない!
そう確信した私は、部屋を飛び出し、彼に声をかけました。
「どうしてここにいるんですか?」
「いや、これからここで講演があるんだよ」
「えっ、それは知らなかった。私も講演を聴けるだろうか?」
「主催者に聞いてみたら?」
まるで旧知の間柄であるかのような口のききかたをしてしまいました。
(まったく初対面です。軽い興奮状態が冷静さを失していたようです)
主催者は「空きがあればいいですよ」とのことでした。
講演会は私の執務室の1階下の7階の一室で、札幌に本社のある出版社「柏艪舎」が開催したものでした。
椎名誠氏は柏艪社から「ごんごんと風にころがる雲をみた」というエッセイを出版したのを記念しての講演会ということでした。
運よく空席があり、講演を聴くことができました。
講演は彼の文章にようにユーモアが散りばめられて、聴衆の笑いを誘いながら彼の生い立ちを語るものでした。
彼の生い立ちはかなり野蛮であり、かなり破天荒なものだったようです。
それは現代の子どもたちが純粋培養のように育てられていることへの警鐘というより、辛辣な批判であったと思います。
彼は昭和19年生まれで、63才を迎えたということでしたが、精悍に日焼けした表情はまだまだ“若い!”といった感じでした。
精力的な執筆活動はまだまだ衰えることはないでしょう。
思わぬ講演に巡りあえた幸運に感謝した今夜の出来事でした。
さらに今夜は会場で、柏艪舎から「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」を出版した林心平氏にもお会いすることができました。