札幌市には円山、藻岩山、野幌原始林と三つの原始林がありますが、これらは先人たちの英断や英雄的な活動で今に遺されていることを知り、先人たちの偉業に尊敬の念を覚えました。
札幌市生涯学習センター(愛称:ちえりあ 場所はこちら⇒)で開催されている市民カレッジ「緑豊かな街札幌」の第3講、第4講をそれぞれ4月21日、4月28日と受講しました。
それぞれの回のテーマは、
第3講「『環状夢のグリーンベルト構想』と課題」(4/21)
第4講「残された自然『世界に誇る-円山・藻岩山・野幌原始林』」(4/28)
というものでした。それぞれの回の講義の概要と感想を簡単にレポートします。
『環状夢のグリーンベルト構想』と課題
札幌には全市的に緑で取り巻くように外郭環状を形成するグリーンベルト構想があるそうです。その構想は、現在の市街地(住宅地)をぐるっと緑で囲もうとする構想です。
まるで夢のような話ですが、実際には南区の森林地帯、手稲区、北区の畑作地帯を結び、その他のところは意識的に緑地を形成するなど、徐々にその構想は具体的な動きを見せているようです。
しかし、現在利用されている土地を緑化していくという構想ですからコトはそう簡単には進みません。
とても夢のある話ですが、夢は夢で終わってしまうこともありえます。
しかし、遠い将来に向けてますます魅力的なマチづくりを進めようとしている札幌市の動きに期待したいと思います。
残された自然『世界の誇る-丸山・藻岩山・野幌原始林』
札幌には市街地にごく近いところに三ヶ所の原始林があります。(丸山・藻岩山は厳密には多少人の手が入っているので天然林と称するそうです)
三ヶ所の原始林は早くから注目されていて、1921年天然記念物制度ができたときにそろってその指定を受けたということです。
丸山・藻岩山は明治初期に開拓使がいちはやく「禁伐採」にしたことで今もその姿を保っているということで、いわば官主導で保護された歴史があるようです。
対して野幌原生林は一時北海道(国)の方針で分割・払下げによって伐採される危機がありました。しかし、当時周辺で水田工作をしていた北越殖民社の人々の粘り強い反対運動が功を奏して現在の姿を保ったということでした。
いずれの原始林とも多様な樹木や野草、そして多くの動物が生息する豊かな森を形成しています。
身近なところにこうした魅力的な森を保存してくれた先人に思いを寄せるとともに、できるかぎり現地を訪れこうした財産を未来に引き継いでいきたい、とちょっと真面目に考えてみた田舎おじさんでした。
※ 市民カレッジは写真撮影が厳禁です。したがって、とても地味なレポートになってしまいます。でも時にはこうした地味なレポートもいいですかね。
札幌市生涯学習センター(愛称:ちえりあ 場所はこちら⇒)で開催されている市民カレッジ「緑豊かな街札幌」の第3講、第4講をそれぞれ4月21日、4月28日と受講しました。
それぞれの回のテーマは、
第3講「『環状夢のグリーンベルト構想』と課題」(4/21)
第4講「残された自然『世界に誇る-円山・藻岩山・野幌原始林』」(4/28)
というものでした。それぞれの回の講義の概要と感想を簡単にレポートします。
『環状夢のグリーンベルト構想』と課題
札幌には全市的に緑で取り巻くように外郭環状を形成するグリーンベルト構想があるそうです。その構想は、現在の市街地(住宅地)をぐるっと緑で囲もうとする構想です。
まるで夢のような話ですが、実際には南区の森林地帯、手稲区、北区の畑作地帯を結び、その他のところは意識的に緑地を形成するなど、徐々にその構想は具体的な動きを見せているようです。
しかし、現在利用されている土地を緑化していくという構想ですからコトはそう簡単には進みません。
とても夢のある話ですが、夢は夢で終わってしまうこともありえます。
しかし、遠い将来に向けてますます魅力的なマチづくりを進めようとしている札幌市の動きに期待したいと思います。
残された自然『世界の誇る-丸山・藻岩山・野幌原始林』
札幌には市街地にごく近いところに三ヶ所の原始林があります。(丸山・藻岩山は厳密には多少人の手が入っているので天然林と称するそうです)
三ヶ所の原始林は早くから注目されていて、1921年天然記念物制度ができたときにそろってその指定を受けたということです。
丸山・藻岩山は明治初期に開拓使がいちはやく「禁伐採」にしたことで今もその姿を保っているということで、いわば官主導で保護された歴史があるようです。
対して野幌原生林は一時北海道(国)の方針で分割・払下げによって伐採される危機がありました。しかし、当時周辺で水田工作をしていた北越殖民社の人々の粘り強い反対運動が功を奏して現在の姿を保ったということでした。
いずれの原始林とも多様な樹木や野草、そして多くの動物が生息する豊かな森を形成しています。
身近なところにこうした魅力的な森を保存してくれた先人に思いを寄せるとともに、できるかぎり現地を訪れこうした財産を未来に引き継いでいきたい、とちょっと真面目に考えてみた田舎おじさんでした。
※ 市民カレッジは写真撮影が厳禁です。したがって、とても地味なレポートになってしまいます。でも時にはこうした地味なレポートもいいですかね。