田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

東海大学のラベンダー

2011-07-08 15:41:21 | 札幌(圏)探訪
 最盛期には少し早かったようだが、東海大の正門脇の広場には紫の絨毯が広がっていた。東海大がある南沢は日本におけるラベンダー栽培のルーツだそうである。

        
        ※ 写真の部分は早生の品種らしい紫の花をいっぱい付けていた。

 暑い一日だった(この日6日の最高温度は27℃とのことである)。
 南の沢は札幌の都心から離れ、我が家から車で南に向かうこと約30分かかって到着した。東海大ではラベンダー見学者のために駐車場を用意していてくれた。

        
        ※ ラベンダーの花を近撮したところです。

 正門のところで記帳をした後、パンフレットを受け取り正門脇のラベンダー畑に向かった。
 満開に近いところもあったが、全体的に見ると最盛期はもう少し先のようである。
 畑では職員とおぼしき人たちがラベンダーの株間に繁った雑草を抜く作業をしていた。
 作業服を着るでもなくワイシャツ姿で炎天下の作業は、急遽上役からの命があったのだろうか? サラリーマンは辛いね?学生は栽培に関わってはいないのだろうか?
 資料によると学生サークルに「ハー部」というサークルがあるそうだが…。

        
        ※ 畑の向こう側はまだ花を付けていなかった。右上に除草作業をして
         いる職員の姿が見えます。

 以前、この南ノ沢をウォーキングしている時、南沢神社の脇に「ラベンダー発祥の地」の記念碑が立っているのを見て「へぇ~」と思っていたのだが、同じ南ノ沢に校舎を構える東海大学としてはこのことをアピールしたいと考えたようだ。
 「LAVENDER CAMPUS IN SAPPORO」と記されたパンフレットには「本学ではこの歴史を広く伝えると同時に、ラベンダーを通じて地域とのつながりを深めることを目的に~」と述べている。
 各大学では今、地域に貢献することが重要視されていることもあり、とても良い試みだと私は思う。

        
        ※ ラベンダーを見学する人のために立派なパンフレットと葉書が用意
         されていました。

 計画的に増殖されたラベンダーは今3,600株という。
 大学の「ハー部」では単に観賞に供するだけではなく、ドライフラワーにするなどの活用方法をいろいろ模索中だとか…。
 ラベンダーを通して東海大学と地域住民の距離がいっそう近くなることを願いたい。