六日間、連日朝早くから駆けつけ凝視し続けた‘11南北海道大会は北海高校が甲子園切符を手にして終わりを告げた。いつの時代も白球を真剣に追いかける球児の姿に違いはなかったのだが、昨年と今年、私の中では何かが違っていたように思えた…。
今年観戦レポートを続けながら、昨年との違いをずーっと感じながらレポートを続けていた。その違いとは…。
明らかに私自身が昨年のように高校野球を熱く見ていないところがあったような気がしてならなかったのだ。その表れが毎日のレポートに出ていたように思われる。私のレポートは昨年とは違い、単なる戦評に終始していたと言える。
なぜそうなってしまったのか考えてみる。

※ バカチョンデジカメとしてはなかなか素晴らしい瞬間を捉えた写真で
はないだろうか?白球を打者が今捉えようとしている瞬間を写すこと
ができた一枚だ。
原因の一つとして考えられるのは、意外に接戦の試合が少なかったことがある。
決勝戦を除くと終盤までその帰趨がどうなるか分からないような戦いは、札幌南 対 道栄戦、北照 対 駒大苫戦くらいだった。残りの試合は試合中盤までにおおよその帰趨が決してしまった試合が多かった。つまり試合が決まる後半にスリリングな展開が昨年に比べると少なかったことがあったように思える。

※ 「常勝一高」の横断幕もむなしく二回戦で散ってしまった札幌
第一高校の応援席です。
第二に観戦席の位置がその因の一つのような気がしている。
この大会、私はいつもスタンド最上段で観戦した。最上段ということは選手から最も遠い位置になる。試合を俯瞰するには好位置だったが、選手の表情などを読み取るにはあまりにも遠すぎた。表情が読み取れることによって想像力や創造力も刺激されるはずなのだが、私は今年快適に観戦できる方を選んだ。

※ 昨年は笑った北照高校も今年は涙にくれました。
そして、それより何より大きな原因と考えられるのは、私の中で「昨年と同じような感動が味わえるはずだ。いやもっと素晴らしい感動に出会えるかも」…。無意識のうちに私の中にそうした期待が芽生え、大きくなっていたようだ。
つまり私の中での期待値が異常に自己増殖していたようなのだ。

※ 勝利インタビューを受ける北海高校平川監督です。
期待値を大きくしながら、自分は選手の表情も読み取れぬ高い位置から安穏に試合を見続けていたのだ。これでは想像力を搔き立てられないばかりか、創造力も発揮できない。
最大の原因は私自身にあったようだ…。
昨年のレポートの最後に私は次のように語っている。
私がこれほど高校野球に思い入れがあるなどとは思ってもいなかった。
新たな自己発見だった。
高校野球の魅力、魔力を痛いほど感じた六日間だった。
この思いに嘘はないし、この思いに立ち帰りたいと思った。
そのために私はもう一度素になって高校野球に対してみようと思っている…。
六日間のウォッチングを終え、私は今そんな思いになっている…。

※ 私は今大会で円山球場の売店の売り上げにはほとんど協力しな
かった。決勝戦終了後店じまいをしていた売店で球場名物(?)
の「円山おやき」を購入して少しは売り上げに協力した。
今年観戦レポートを続けながら、昨年との違いをずーっと感じながらレポートを続けていた。その違いとは…。
明らかに私自身が昨年のように高校野球を熱く見ていないところがあったような気がしてならなかったのだ。その表れが毎日のレポートに出ていたように思われる。私のレポートは昨年とは違い、単なる戦評に終始していたと言える。
なぜそうなってしまったのか考えてみる。

※ バカチョンデジカメとしてはなかなか素晴らしい瞬間を捉えた写真で
はないだろうか?白球を打者が今捉えようとしている瞬間を写すこと
ができた一枚だ。
原因の一つとして考えられるのは、意外に接戦の試合が少なかったことがある。
決勝戦を除くと終盤までその帰趨がどうなるか分からないような戦いは、札幌南 対 道栄戦、北照 対 駒大苫戦くらいだった。残りの試合は試合中盤までにおおよその帰趨が決してしまった試合が多かった。つまり試合が決まる後半にスリリングな展開が昨年に比べると少なかったことがあったように思える。

※ 「常勝一高」の横断幕もむなしく二回戦で散ってしまった札幌
第一高校の応援席です。
第二に観戦席の位置がその因の一つのような気がしている。
この大会、私はいつもスタンド最上段で観戦した。最上段ということは選手から最も遠い位置になる。試合を俯瞰するには好位置だったが、選手の表情などを読み取るにはあまりにも遠すぎた。表情が読み取れることによって想像力や創造力も刺激されるはずなのだが、私は今年快適に観戦できる方を選んだ。

※ 昨年は笑った北照高校も今年は涙にくれました。
そして、それより何より大きな原因と考えられるのは、私の中で「昨年と同じような感動が味わえるはずだ。いやもっと素晴らしい感動に出会えるかも」…。無意識のうちに私の中にそうした期待が芽生え、大きくなっていたようだ。
つまり私の中での期待値が異常に自己増殖していたようなのだ。

※ 勝利インタビューを受ける北海高校平川監督です。
期待値を大きくしながら、自分は選手の表情も読み取れぬ高い位置から安穏に試合を見続けていたのだ。これでは想像力を搔き立てられないばかりか、創造力も発揮できない。
最大の原因は私自身にあったようだ…。
昨年のレポートの最後に私は次のように語っている。
私がこれほど高校野球に思い入れがあるなどとは思ってもいなかった。
新たな自己発見だった。
高校野球の魅力、魔力を痛いほど感じた六日間だった。
この思いに嘘はないし、この思いに立ち帰りたいと思った。
そのために私はもう一度素になって高校野球に対してみようと思っている…。
六日間のウォッチングを終え、私は今そんな思いになっている…。

※ 私は今大会で円山球場の売店の売り上げにはほとんど協力しな
かった。決勝戦終了後店じまいをしていた売店で球場名物(?)
の「円山おやき」を購入して少しは売り上げに協力した。