‘11南北海道大会もここまで勝ち残ったチームは北海、苫小牧中央、札幌南、駒大苫小牧の4校となった。この4校が明日、明後日の準決勝、決勝戦を戦い甲子園への一枚の切符を目ざす。その戦いを私なりに展望してみたい。

※ 高校野球の人気は高い。連日スタンドは高校野球ファンで一杯である。
《北海 VS 苫小牧中央》
この対戦は函大有斗との大一番を制した北海が戦力的には有利と見るのが大方の見方であり、私もそう見ている。
対する苫小牧中央は失礼な言い方になるかもしれないが、比較的恵まれた組み合わせによってここまで勝ち上がってきたようにも思われる。
北海・玉熊投手の冷静で頭脳的な投球と、好投手の呼び声高かった函大有斗の堤口投手を攻略した打力はどちらも苫小牧中央を上回っていると見るのだが…。
苫小牧中央は張間投手が一応主戦投手のようであるが、一回戦では4投手をつぎ込む総力戦を演じた。北海戦でも次々と投手を代えて北海打線の目先をかわせるようだと面白い展開となるかもしれない。

※ 札幌南の応援団の後ろに掲げられる「心はひとつ甲子園」という横断幕です。
《札幌南 VS 駒大苫小牧》
こちらは対照的なチームの対戦であり、予想が非常に難しい好カードである。
札幌南はエース大間を中心とした守りのチームといってよい。大間、佐藤、小野田などの中軸は力のある打撃をするが、他がやや弱いように思われる。
一方、駒大苫小牧はどこの打順からでも火を噴きそうな破壊力を秘めている。不安定なのが投手陣である。一回戦では3投手、二回戦では2投手の継投で乗り切った。
予想が難しいカードだが、敢えて予想してみると…。
札幌南のエース大間の調子が鍵を握ると見る。良くも悪くも大間のワンマンチームである札幌南は大間がこれまでの二戦同様駒大苫小牧打線を2点以内に抑えるようだと勝機も見えてくるのではないか。
心配は札幌南の守備である。これまで記録に残されただけで一回戦で4個、二回戦で2個のエラーを記録している。記録に表れないものも含めて大間の足を引っ張らないよう守備陣が確実に処理することができれば面白い戦いになると思われる。
もし、大間が乱調などということになれば大差がつく試合になる可能性もある。

※ NHKではスタンド最上段に陣取って全試合をラジオ実況中継している。
《さて、決勝戦は?》
いや、そんな予想はすまい。
準決勝戦を勝ち抜くチームが分からない中で、決勝戦を予想することは勝ち残った4チームに対して失礼というものだろう。
どこかを特に応援するといったチームのない私は冷静に、そして平衡な目で高校生たちの一挙手一投足を凝視したい。
《女満別の快進撃が止まった…》
女満別は私が人生の大半を過ごしたオホーツク地区の代表校であり、春の全道大会での戦いぶりから可能性の高さに注目していたチームだった。
その可能性について私は拙ブログの6日1日に投稿している。(興味のある方はこちらをクリックください ⇒ )
その女満別高校が本日、北大会の準決勝で帯広白樺と対戦した試合をテレビ観戦した。
結果は3対4と惜敗といえる結果だが、内容的にはやはり白樺に一日の長があった試合であった。
女満別には随所に甘さやほころびが見られ、ここまで勝ち進むのが精一杯かなと思わせるものだった。
しかし拙ブログでも触れたとおり、かなりの可能性を感じさせてくれるチームであることは間違いない。指導者の姿勢がチームの中に浸透していることを感じさせてくれた。
チームはまだ若い。秋の新人戦で円山に登場することを期待している。
「一瞬の夏、一生の記憶」
円山球場に観戦に赴くと、円山球場の壁に高校野球選手権大会のポスターが所どころに掲示してある。
そのポスターに記されているのがこの「一瞬の夏、一生の記憶」という言葉だ。
この言葉は今年の夏の甲子園大会のキャッチフレーズだということだ。
このキャッチフレーズは全国の高校生から募集して決められるそうである。
そういえば毎年そのようなフレーズを耳にしたり、目にしたりしたことがあるような気がした。
そこで調べてみると、確かにあった。1993年から始められたそうであるが、ここでは2000年以降のキャッチフレーズを羅列してみることにする。
◇2000年 「きっとある君だけの甲子園」
◇2001年 「君といる夏 甲子園」
◇2002年 「ずっと逢いたい 夢でした」
◇2003年 「忘れられない夏になる」
◇2004年 「夏のドラマが動き出す」
◇2005年 「君に見せたい夏がある」
◇2006年 「夏の仲間にありがとう」
◇2007年 「甲子園に、恋をした」
◇2008年 「この一球に、かける夏。」
◇2009年 「“夏”という名の宝物」
◇2010年 「夏の夢、今、走り出す」
そして今年2011年が「一瞬の夏、一生の記憶」というキャッチフレーズである。
それぞれ好みは分かれるだろうが、私は今年のキャッチフレーズをかなり気に入っている。
「一瞬の夏」というフレーズをノンフィクション作家の沢木耕太郎の作品で知ってから、私は北海道の夏を表現するときにしばしば使わせてもらっていたという裏事情もあるからだ。
夏も冬も、来る日も来る日も、毎日毎日練習を続けてきた高校球児にとって大会という晴れ舞台は“一瞬の夏”に等しいのかもしれない。
しかし、苦労して辿りついた晴れ舞台だからこそ、鍛錬して磨いた力や技を発揮する晴れ舞台だからこそ、それがたとえ“一瞬の夏”でも、彼にとっては“一生の記憶”に残る夏となるはずなのだ。
私は今年のキャッチフレーズはかなり気に入っている。

※ 高校野球の人気は高い。連日スタンドは高校野球ファンで一杯である。
《北海 VS 苫小牧中央》
この対戦は函大有斗との大一番を制した北海が戦力的には有利と見るのが大方の見方であり、私もそう見ている。
対する苫小牧中央は失礼な言い方になるかもしれないが、比較的恵まれた組み合わせによってここまで勝ち上がってきたようにも思われる。
北海・玉熊投手の冷静で頭脳的な投球と、好投手の呼び声高かった函大有斗の堤口投手を攻略した打力はどちらも苫小牧中央を上回っていると見るのだが…。
苫小牧中央は張間投手が一応主戦投手のようであるが、一回戦では4投手をつぎ込む総力戦を演じた。北海戦でも次々と投手を代えて北海打線の目先をかわせるようだと面白い展開となるかもしれない。

※ 札幌南の応援団の後ろに掲げられる「心はひとつ甲子園」という横断幕です。
《札幌南 VS 駒大苫小牧》
こちらは対照的なチームの対戦であり、予想が非常に難しい好カードである。
札幌南はエース大間を中心とした守りのチームといってよい。大間、佐藤、小野田などの中軸は力のある打撃をするが、他がやや弱いように思われる。
一方、駒大苫小牧はどこの打順からでも火を噴きそうな破壊力を秘めている。不安定なのが投手陣である。一回戦では3投手、二回戦では2投手の継投で乗り切った。
予想が難しいカードだが、敢えて予想してみると…。
札幌南のエース大間の調子が鍵を握ると見る。良くも悪くも大間のワンマンチームである札幌南は大間がこれまでの二戦同様駒大苫小牧打線を2点以内に抑えるようだと勝機も見えてくるのではないか。
心配は札幌南の守備である。これまで記録に残されただけで一回戦で4個、二回戦で2個のエラーを記録している。記録に表れないものも含めて大間の足を引っ張らないよう守備陣が確実に処理することができれば面白い戦いになると思われる。
もし、大間が乱調などということになれば大差がつく試合になる可能性もある。

※ NHKではスタンド最上段に陣取って全試合をラジオ実況中継している。
《さて、決勝戦は?》
いや、そんな予想はすまい。
準決勝戦を勝ち抜くチームが分からない中で、決勝戦を予想することは勝ち残った4チームに対して失礼というものだろう。
どこかを特に応援するといったチームのない私は冷静に、そして平衡な目で高校生たちの一挙手一投足を凝視したい。
《女満別の快進撃が止まった…》
女満別は私が人生の大半を過ごしたオホーツク地区の代表校であり、春の全道大会での戦いぶりから可能性の高さに注目していたチームだった。
その可能性について私は拙ブログの6日1日に投稿している。(興味のある方はこちらをクリックください ⇒ )
その女満別高校が本日、北大会の準決勝で帯広白樺と対戦した試合をテレビ観戦した。
結果は3対4と惜敗といえる結果だが、内容的にはやはり白樺に一日の長があった試合であった。
女満別には随所に甘さやほころびが見られ、ここまで勝ち進むのが精一杯かなと思わせるものだった。
しかし拙ブログでも触れたとおり、かなりの可能性を感じさせてくれるチームであることは間違いない。指導者の姿勢がチームの中に浸透していることを感じさせてくれた。
チームはまだ若い。秋の新人戦で円山に登場することを期待している。
「一瞬の夏、一生の記憶」
円山球場に観戦に赴くと、円山球場の壁に高校野球選手権大会のポスターが所どころに掲示してある。
そのポスターに記されているのがこの「一瞬の夏、一生の記憶」という言葉だ。
この言葉は今年の夏の甲子園大会のキャッチフレーズだということだ。
このキャッチフレーズは全国の高校生から募集して決められるそうである。
そういえば毎年そのようなフレーズを耳にしたり、目にしたりしたことがあるような気がした。
そこで調べてみると、確かにあった。1993年から始められたそうであるが、ここでは2000年以降のキャッチフレーズを羅列してみることにする。
◇2000年 「きっとある君だけの甲子園」
◇2001年 「君といる夏 甲子園」
◇2002年 「ずっと逢いたい 夢でした」
◇2003年 「忘れられない夏になる」
◇2004年 「夏のドラマが動き出す」
◇2005年 「君に見せたい夏がある」
◇2006年 「夏の仲間にありがとう」
◇2007年 「甲子園に、恋をした」
◇2008年 「この一球に、かける夏。」
◇2009年 「“夏”という名の宝物」
◇2010年 「夏の夢、今、走り出す」
そして今年2011年が「一瞬の夏、一生の記憶」というキャッチフレーズである。
それぞれ好みは分かれるだろうが、私は今年のキャッチフレーズをかなり気に入っている。
「一瞬の夏」というフレーズをノンフィクション作家の沢木耕太郎の作品で知ってから、私は北海道の夏を表現するときにしばしば使わせてもらっていたという裏事情もあるからだ。
夏も冬も、来る日も来る日も、毎日毎日練習を続けてきた高校球児にとって大会という晴れ舞台は“一瞬の夏”に等しいのかもしれない。
しかし、苦労して辿りついた晴れ舞台だからこそ、鍛錬して磨いた力や技を発揮する晴れ舞台だからこそ、それがたとえ“一瞬の夏”でも、彼にとっては“一生の記憶”に残る夏となるはずなのだ。
私は今年のキャッチフレーズはかなり気に入っている。