今年の初映画に選んだのは新作ではなく、蠍座でかかっていた「猿の惑星・創世記」でした。地球上を支配している人間を猿が逆襲するというテーマ性に興味を抱いたので足を運んでみました。
パフォーマンス・キャプチャーという最先端のCG技術だそうである。
その技術を詳しく知りたい向きは調べていただくとして、ともかく猿の表情が素晴らしい。セリフが言えないだけにその表情(特に眼の表情)だけで、猿の心の内を語らせ、ストーリーを紡いでいくのです。
人間の勝手な事情で新薬の実験台として使われる猿たち…。
しかし、その実験の中で人間同様の才能を獲得した一匹の猿から逆襲のドラマが始まる…。
人間同様の才能を獲得した猿は、人間に差別され、苦痛に満ちた毎日を送らされていることに大きな憎悪を抱く。
その憎悪が起爆剤となって、仲間を扇動し人間社会へ逆襲するのである。(ストーリーの全てを紹介することは困難です)
猿たちの逆襲の場面、特にゴールデンゲートブリッジ(金門橋)における逆襲のシーンは映画の醍醐味を十分感じさせてくれるものだった。
ただ、私には「猿の惑星」の第一作を見終えた後のような衝撃的な感動は味わえなかった。それはなぜなのだろう、と考えたのだが…。
私には今一つうまく説明できない。
ストーリーに少々無理があったためだろうか? 映画の中にすっぽりと感情移入できなかったことがその要因のように思えるのだが…。
今年も素晴らしい映画と出会うために、できるだけ映画館に足を運びたいと思っています。