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おめでとう!女満別高校野球部

2012-01-27 22:40:48 | スポーツ & スポーツ観戦
 今春の選抜高校野球大会の出場校に21世紀枠で女満別高校が選出されるニュースが飛び込んできた! 昨年春から密かに女満別高校に注目していた私にはことのほかこのニュースが嬉しい!!

          
          ※ 甲子園初出場を決めた女満別高校野球部ナイン(同校HPから)
 
 今日、オホーツク地方に住む私の友人から午後3時過ぎに「女満別高校甲子園決定しましたあ!」というメールが入りました。
 気にはしていたものの、正直言って「無理かなあ…」と思っていましたから、メールを受け取ったときにはとても驚きました。

 私が女満別高校に注目したのは、昨年春の全道高校春季大会のときでした。
 その時の女満別高校野球を目にした衝撃を私は次のように語っている。

 大会のここまでで私が最も衝撃を受けたのは、「女満別」の野球であり、二階堂投手だった。
 女満別高校という生徒数わずか130数名の学校が全道大会に駒を進めたのはフロックだったのではないのか、という思いが私には拭えなかった。ところが、それがフロックでも何でもなく、しっかりとした野球を身に付けた上での全道大会出場だったことを思い知られた。
 チームの中に鈴木監督の野球に対する考え方が浸透していることを随所に感じさせてくれた。


 そして、さらに女満別高校のエース二階堂投手についても次のように評している。

 最も衝撃を受けたのが「二階堂投手」である。私のひいき目も多少あるかもしれないが、私は大会ナンバーワン投手だと見た。抜群のキレとスピードである。あの旭川南の各打者が振り遅れているのだ。彼自身何度も三振を取りに行くピッチングをしていたと思う。
 それなのになぜ旭川南に4点も献上したのか?
 それは彼の投球術がまだ未熟ということになりそうだ。確かに不運なヒットが続いてしまったこともあったが、不用意にストライクを取りに行って痛打される場面も目立った。現在2年生で大会ナンバーワンともいえる素晴らしいボールを持っている二階堂投手である。ぜひ投球術を磨いて勝てる投手になってほしいと思う。


            
            ※ 甲子園でも快投が期待される女満別高校エースの二階堂誠治投手です。

 その後、女満別高校は夏の大会、秋の大会ともに北海道大会に駒を進め、着実に実力をつけてきた。
 選抜甲子園大会の選考資料となる秋の全道大会の一回戦で、二階堂投手は函館工業を相手にして1被安打、17奪三振という素晴らしい快投を演じた。(残念ながら私はこの二階堂投手の快投を所用にために目撃することができなかった。かえすがえすも残念である)
 翌日が二回戦という不運となり対北海戦は疲れからか力を十分に発揮することなく敗れたのでした。
 そのため、いくら21世紀枠とはいえ選出されるのは難しいかな?と思っていたのですが、選考委員の方々は小規模校で頑張っている公立校に注目してくれたのでしょう。

          
          ※ バランスのとれた二階堂投手の投球フォームです。

 さて、選ばれたからには女満別高校には甲子園での大健闘を祈りたいと思います。
 しかし、半年間も土の上での練習ができず、有名私立校のように屋内練習場もない女満別高校に多くを期待することは酷でしょう。
 それでも全力を尽くして準備し(あっ、網走市に屋内練習場があったかな?)、小粒でもビリっと辛い女満別野球を全国に示してほしいと思います。
 そして二階堂投手をはじめナインが甲子園出場で何かを掴み、夏の大会には堂々と勝ち上がって春夏連続出場することを今から期待しています。

※ なお、私が女満別高校野球に注目したことを記したブログはこちらです。