ガットギターの柔らかな調べが広い室内に静かに流れた。なかなか聴く機会のないクラシックギターであるが、囁くように奏でられる弦の響きにじーっと耳を傾け、集中する極上の時間を過ごした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a3/eef341e0248e3f8da2429d44403db4c6.jpg)
5月29日(月)午後、5月のほっかいどう学「かでる講座」が開催され、参加した。
今回は、「ギターの魅力 ~はるかなる音を求めて~」と題して、クラシックギタリストとして札幌市内で活躍する若狭弘樹氏が講師&奏者として招かれた。
若狭氏は演奏に専念するため、あまり語らずに時間のほとんどを演奏に費やされた。(そこで私の今回のブログも「ステージ&エンターテイメント」のカテゴリーで投稿した)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/55/39247f54e76a49b66d56445766e784dd.jpg)
そんな中で若狭氏が話されたことを2~3紹介すると、ギターなどの発弦楽器の先祖は、遥か昔のエジプト文明の時代、ナイル川が干上がった際に、カメの死骸が発見された時、亀の甲羅の内側に一本の筋が残っていたことが起源だという話が残っているということだった。
話は変わって、若狭氏は以前より中国・黒竜江省の各地でコンサートを行っているそうだが、中国の経済発展と共に、中国の音楽事情も劇的に進化してきているということだ。若狭氏が今年9月にハルピン市で行うリサイタルはハルピン市のオペラハウスが会場になるようだが、素晴らしい施設だということだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/50/7985ee623f848bc13060f4c63b8061b6.jpg)
さて、演奏の方である。この日のプログラムは以下のようなものだった。
◇J.P.ラモー/二つのメヌエット
◇G.サンス/フォリアとカナリオス
◇J.S.バッハ/プレリュード ニ単調、 プレリュード ニ長調
◇横尾幸弘/「さくら」の主題による変奏曲
(休 憩)
◇J.ペルナンブコ/ショーロ
◇M.M.ポンセ/スケルツィーノ・メヒカーノ
◇E.グラナドス/スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
◇スペイン民謡/聖母とその子、 歌の文句が知りたいならば、 ラ・タララ
◇F.タレガ/ラグリマ、 アルハンブラの想い出
※ アンコールとして、◇スペイン民謡/愛のロマンス
クラシックギターの名曲としては誰もが知る「愛のロマンス」が有名だが、私にとってはタレガの「アルハンブラの想い出」が最もクラシックギターの魅力を引き出している曲なのではと思う。全編に流れるトレモロの響きがなんとも心地良く耳に届いてくるのだ。この日の若狭氏の演奏にも十分に満足した私だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/8f/87400d0f3df9734f3fbda0b5eae1b827.jpg)
※ 若狭氏のリサイタルのポスターをウェブ上より拝借した。
ところで、私は若狭氏が壇上に現れたとき、「あれっ、どこかでお会いした顔だ」と思いながらも思い出すことができなかった。いくら考えても思い出せない。
ふと配布されたプロフィールを見ると、若狭氏が北海道文化団体協議会の事務局長をされていることを知り、ようやく思い出したのだ。
つい先日、私が事務局長を務めているある道内団体が幹事会を開催したのだが、その席に若狭氏は幹事の一員として出席されていたのだ。(あゝ、老人性健忘症である…)
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5月29日(月)午後、5月のほっかいどう学「かでる講座」が開催され、参加した。
今回は、「ギターの魅力 ~はるかなる音を求めて~」と題して、クラシックギタリストとして札幌市内で活躍する若狭弘樹氏が講師&奏者として招かれた。
若狭氏は演奏に専念するため、あまり語らずに時間のほとんどを演奏に費やされた。(そこで私の今回のブログも「ステージ&エンターテイメント」のカテゴリーで投稿した)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/55/39247f54e76a49b66d56445766e784dd.jpg)
そんな中で若狭氏が話されたことを2~3紹介すると、ギターなどの発弦楽器の先祖は、遥か昔のエジプト文明の時代、ナイル川が干上がった際に、カメの死骸が発見された時、亀の甲羅の内側に一本の筋が残っていたことが起源だという話が残っているということだった。
話は変わって、若狭氏は以前より中国・黒竜江省の各地でコンサートを行っているそうだが、中国の経済発展と共に、中国の音楽事情も劇的に進化してきているということだ。若狭氏が今年9月にハルピン市で行うリサイタルはハルピン市のオペラハウスが会場になるようだが、素晴らしい施設だということだった。
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さて、演奏の方である。この日のプログラムは以下のようなものだった。
◇J.P.ラモー/二つのメヌエット
◇G.サンス/フォリアとカナリオス
◇J.S.バッハ/プレリュード ニ単調、 プレリュード ニ長調
◇横尾幸弘/「さくら」の主題による変奏曲
(休 憩)
◇J.ペルナンブコ/ショーロ
◇M.M.ポンセ/スケルツィーノ・メヒカーノ
◇E.グラナドス/スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
◇スペイン民謡/聖母とその子、 歌の文句が知りたいならば、 ラ・タララ
◇F.タレガ/ラグリマ、 アルハンブラの想い出
※ アンコールとして、◇スペイン民謡/愛のロマンス
クラシックギターの名曲としては誰もが知る「愛のロマンス」が有名だが、私にとってはタレガの「アルハンブラの想い出」が最もクラシックギターの魅力を引き出している曲なのではと思う。全編に流れるトレモロの響きがなんとも心地良く耳に届いてくるのだ。この日の若狭氏の演奏にも十分に満足した私だった。
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※ 若狭氏のリサイタルのポスターをウェブ上より拝借した。
ところで、私は若狭氏が壇上に現れたとき、「あれっ、どこかでお会いした顔だ」と思いながらも思い出すことができなかった。いくら考えても思い出せない。
ふと配布されたプロフィールを見ると、若狭氏が北海道文化団体協議会の事務局長をされていることを知り、ようやく思い出したのだ。
つい先日、私が事務局長を務めているある道内団体が幹事会を開催したのだが、その席に若狭氏は幹事の一員として出席されていたのだ。(あゝ、老人性健忘症である…)