小さな山だと思っていたが、なんのなんの…。アプローチが長いのだ。しかも登山路は途中で2度ほど大きく下る個所があっため、登山にけっこうな時間を要した。しかし、礼文島では最高峰なだけに山頂からの眺望は見事だった。

※ 礼文岳登山の概念図です。図では「ニセピーク」と称しているところを、私は「にせ頂上」ど呼称しました。
フェリーターミナルのある香深(かぶか)地区から路線バスで約20分、登山口のある「内路(ないろ)」という地区でバスを降りた。バスにはトレッキング客が大勢乗っていたので、何人かは一緒に登るのかなと想像していたが、案に相違してそこで下りたのは私一人だった。
バスを降りたところに立派な案内板が立っていた。
その横に鉄製の階段があり、山には不似合いな登り始めに違和感をもったが、すぐに自然道になった。
ところがその自然道に雑草が生い茂っていて、この先どうなるのだろう?と心配したが、まもなくそんな心配は杞憂に終わるほど登山道は整備されていた。


※ 礼文岳登山は写真右端の階段を上がるところから始まりました。

※ 上り始めの雑草が生い茂っている様子にはちょっとびっくりしたのですが…。
最初は海辺から一気に高度を上げ、眼下に内路地区の小さな漁港が目に入るようになった。そこを登り終わると、平坦な道にかわり淡々と森の道を往く感じの登山路となった。
登山道わきには聞いていたほど花は多くなかったように思った。(花に関心が薄い私だから目に入らなかったのかもしれない)
私が目にした花はキジムシロ(?)、ハクサンチドリ、オオバナノエンレイソウ、そしてここでも非常に目立ったマイヅルソウくらいだった。

※ 登山路をちょっと上がると、内路集落や港が見えてきました。



※ これはキジムシロ(?)

※ ハクサンチドリ

※ オオバナノエンレイソウ

※ 繁殖力旺盛(?)なマイヅルソウ
淡々とした林の中を往くと、やがて少しずつ傾斜がきつくなったと思ったら第一見晴台となって見晴らしがようやく良くなり、遠くに礼文岳山頂も望めるようになった。
そこからはようやく斜度もきつくなり始め、登山らしさを増してくる。

※ 時にはこんな岩場もありました。

※ 第一見晴台から見た礼文岳山頂です。
けっこうな岩場も経て25分後に、地元の人が「にせ頂上」と読んでいるピークに到達する。なるほど登りきったところではあるが、もう一つのピークが見えているので、「にせ頂上」と呼ぶには無理があるようにも思われる。
その「にせ頂上」から、一度急激に下りた後、最後の登りを登りきると頂上だった。
頂上は小さな草地と岩場からなっていた。
天気に恵まれ、360度全島が見渡せる眺望だった。利尻山の山頂付近が雲に覆われているのがちょっと残念だった。

※ にせ頂上からこんな岩場をいったん下りて…。

※ 山頂はもう直ぐです。

※ 礼文岳の山頂標識です。

※ 礼文岳山頂からのパノラマ写真です。
私が山頂で憩っていると、私より年長の方が登ってきた。山登りのベテランのようだったが、「やぁ~、アプローチが長くて、思っていたより苦労しましたねぇ」と語っていたが、私と同じ感想だったようだ。この方は鹿児島からやってきて北海道の山を登っているとのことだった。
標高だけではけっして測れない、山の奥深さを教えてくれた礼文岳だった。
【礼文岳〈内路コース〉 登山データ】
標 高 489.8m (標高差 485m)
駐車場 登山口に乗用車が10台くらい駐車できるスペースがある。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
登山口→(70分)→第一見晴台→(25分)→にせ頂上→(15分)→礼文岳山頂→(100分)→登山口
時 間 上り(1時間50分) 下り(1時間20分) ※ 休憩時間含む
天 候 晴れ、微風
登山日 ‘17/06/16

※ 礼文岳登山の概念図です。図では「ニセピーク」と称しているところを、私は「にせ頂上」ど呼称しました。
フェリーターミナルのある香深(かぶか)地区から路線バスで約20分、登山口のある「内路(ないろ)」という地区でバスを降りた。バスにはトレッキング客が大勢乗っていたので、何人かは一緒に登るのかなと想像していたが、案に相違してそこで下りたのは私一人だった。
バスを降りたところに立派な案内板が立っていた。
その横に鉄製の階段があり、山には不似合いな登り始めに違和感をもったが、すぐに自然道になった。
ところがその自然道に雑草が生い茂っていて、この先どうなるのだろう?と心配したが、まもなくそんな心配は杞憂に終わるほど登山道は整備されていた。


※ 礼文岳登山は写真右端の階段を上がるところから始まりました。

※ 上り始めの雑草が生い茂っている様子にはちょっとびっくりしたのですが…。
最初は海辺から一気に高度を上げ、眼下に内路地区の小さな漁港が目に入るようになった。そこを登り終わると、平坦な道にかわり淡々と森の道を往く感じの登山路となった。
登山道わきには聞いていたほど花は多くなかったように思った。(花に関心が薄い私だから目に入らなかったのかもしれない)
私が目にした花はキジムシロ(?)、ハクサンチドリ、オオバナノエンレイソウ、そしてここでも非常に目立ったマイヅルソウくらいだった。

※ 登山路をちょっと上がると、内路集落や港が見えてきました。



※ これはキジムシロ(?)

※ ハクサンチドリ

※ オオバナノエンレイソウ

※ 繁殖力旺盛(?)なマイヅルソウ
淡々とした林の中を往くと、やがて少しずつ傾斜がきつくなったと思ったら第一見晴台となって見晴らしがようやく良くなり、遠くに礼文岳山頂も望めるようになった。
そこからはようやく斜度もきつくなり始め、登山らしさを増してくる。

※ 時にはこんな岩場もありました。

※ 第一見晴台から見た礼文岳山頂です。
けっこうな岩場も経て25分後に、地元の人が「にせ頂上」と読んでいるピークに到達する。なるほど登りきったところではあるが、もう一つのピークが見えているので、「にせ頂上」と呼ぶには無理があるようにも思われる。
その「にせ頂上」から、一度急激に下りた後、最後の登りを登りきると頂上だった。
頂上は小さな草地と岩場からなっていた。
天気に恵まれ、360度全島が見渡せる眺望だった。利尻山の山頂付近が雲に覆われているのがちょっと残念だった。

※ にせ頂上からこんな岩場をいったん下りて…。

※ 山頂はもう直ぐです。

※ 礼文岳の山頂標識です。

※ 礼文岳山頂からのパノラマ写真です。
私が山頂で憩っていると、私より年長の方が登ってきた。山登りのベテランのようだったが、「やぁ~、アプローチが長くて、思っていたより苦労しましたねぇ」と語っていたが、私と同じ感想だったようだ。この方は鹿児島からやってきて北海道の山を登っているとのことだった。
標高だけではけっして測れない、山の奥深さを教えてくれた礼文岳だった。
【礼文岳〈内路コース〉 登山データ】
標 高 489.8m (標高差 485m)
駐車場 登山口に乗用車が10台くらい駐車できるスペースがある。
行 程 ※ グランドシニアの足とお考えください。
登山口→(70分)→第一見晴台→(25分)→にせ頂上→(15分)→礼文岳山頂→(100分)→登山口
時 間 上り(1時間50分) 下り(1時間20分) ※ 休憩時間含む
天 候 晴れ、微風
登山日 ‘17/06/16