新緑の森の中を往くウォーキングは快適だった。しかし、イベントの内容をよく確認しないで参加した私は、想像していた内容との違いに戸惑いながら参加したのだった…。
※ こんなに緑いっぱいのところをウォーキングしました。
6月11日(日)、道民の森の神居尻地区で開催された「ノルディックウォーキング in 道民の森」というイベントに参加した。
自宅から68キロも離れた当別町神居尻地区まで車を駆って参加した訳は?
日ごろ私は登山やフットパスの際にポールを使用しているが、その使用方法について正式に講習会などで話を聞いた経験もなく、自分流に使っていたため、一度は正式にその使用方法を学んでみたいと思ったからだ。
神居尻地区に向かう途中、激しい雨に見舞われ、あるいは中止かも?と思いながら向かったのだが、幸い到着時には雨が上がり、予定どおり実施ということになった。
イベントは「北海道森林整備公社」という北海道林務局の外郭団体のようなところの主催だったが、実際には「地域ウェルネス・ネット」という団体のスタッフが運営・指導するものだった。
開会式で日程が説明されて「えっ?」と思った。提示された日程は次のとおりだった。
◇10:00~10:10 開会式・説明
◇10:10~10:50 ノルディックウォーキングについての座学
◇11:00~12:00 ノルディックウォーキングの実際
◇12:00~13:00 昼食
◇13:00~14:00 ヨガ体験
※ スタート前に座学で学習したポールの実際について確認しているところです。
私は当初、4時間近くイベントだから、相当タフなノルディックウォーキングを体験できるものと期待して参加していた。実は、今週末からちょっと体をいじめる旅を計画していて、そのトレーニングとしても位置付けていたのだ。
ところがノルディックウォーキングの実際は1時間程度、距離もわずか2.8キロ程度というではないか!
ちょっとがっかりしたが、しかたがない。私が確認しなかったのが悪い。
私が座学で獲得した知識は、ポールの長さはポールを垂直に立てたときに肘がおおよそ90度で適当ということ。
さらには、ポールを突く位置は自分の体の前ではなく、後ろ方向突くのが正しい、ということを学んだ。
※ このような木漏れ日の中を上っていきました。
さて、実際である。道民の森・神居尻地区に設定された中級コース(さわやかコース)2.8キロを道民の森のスタッフの先導で歩いた。前日来の雨でコースはところどころぬかるんでいたが、その分木々の葉は一段と光り輝いて見え、澄んだ空気が美味しく感ずるほど気持ちの良い中でのウォーキングとなった。
ノルディックウォーキング流によるポールの使い方だが、上り下りのある山野ではなかなか理論どおりに使うことが難しいように思えた。まして登山では…。
繰り返すが、2.8キロはちょっと拍子抜けだった…。
※ コースの途上にあった樹齢450年というミズナラの大木です。
午後は「ヨガ体験」だった。「なんでヨガ?」と思ったが、そもそもこのイベント自体が道民の健康づくりをねらいとしたもののようだ。したがって、「ウオーキングの後は、ヨガで体をほぐしましょう」という趣旨なのかな、と勝手に解釈した。
ヨガなど初めての体験だったが、1時間も継続して実施すると、けっこうな運動量になるものである。しかも、ゆっくりと筋肉を伸び縮みさせる動作は、身体にも有効ではないか、という実感を抱いたのだが…。
※ ヨガを体験する参加者たちです。
考えていた思惑とはちょっと違ったイベント参加体験だったが、それはそれとして私にとっては貴重な体験の場となった。