集団によるマンドリンの音にも良さはありますが、やはりあのマンドリンの繊細な音を楽しむには少人数の演奏がより相応しく思います。高校生を含む11組の様々な組み合わせの音を堪能した2時間でした。
昨日(1月26日)午後、かでるアスビックホールにおいてマンドリン連盟北海道支部が主催する「マンドリン四重奏演奏会」が上演され参加しました。私はこの演奏会を毎年楽しみにしています。
今回の演奏会に出演したのは次の11組でした。
【第1部】
◆札幌月寒高校マンドリン部〔オドントグロッサム〕(6人による小合奏)
◆札幌月寒高校マンドリン部〔ティラミス〕(7人による小合奏)
◆デュオ内風呂(二重奏)
◆DUO KAWA NAGI(二重奏)
◆Duo887(二重奏)
◆Duo Mercredi(二重奏)
【第2部】
◆マンドリンアンサンブル「セレステ」(十一重奏)
◆札幌月寒高校マンドリン部〔スプレンドーレ〕(6人による小合奏)
◆札幌月寒高校マンドリン部〔ソニー・ドーロ〕(7人による小合奏)
◆札幌マンドリン倶楽部(四重奏)
◆Sound-Hole(四重奏)
毎年触れていることですが、紹介したように演奏形態は様々なのに「なぜ四重奏演奏会なのか?」という疑問です。
ネットで調べたところ、次のように出ていました。
「日本のマンドリンアンサンブルの場合はラウンド(ボール)バック型クラシックマンドリンを採用した第一マンドリン、第二マンドリン、マンドラ(マンドラ・テノーレ)、ギターの4部編成(ギターの代わりに最近はマンドリンチェロが使用される場合もあります。私註)が主であり、ヨーロッパの「古典四重奏」がベースになっている」とありました。
つまりマンドリンアンサンブルの場合は、第一マンドリン、第二マンドリン、マンドラ、ギターの組み合わせが基本であることから演奏会名としたということのようで、出演される方々にはその数にこだわらないということのようです。
つまりマンドリンアンサンブルの場合は、第一マンドリン、第二マンドリン、マンドラ、ギターの組み合わせが基本であることから演奏会名としたということのようで、出演される方々にはその数にこだわらないということのようです。
※ 写真は右からマンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドリンチェロの順です。
出演者の中で、やはり目立つのは札幌月寒高校マンドリン部の存在です。マンドリンを部活として活動しているのは道内で唯一の学校と聞いています。おそらくマンドリンを手にしてまだ1~2年しか経っていないのではと推測されるのですが、女子生徒を中心とした生徒たちが真剣にマンドリンに取り組んでいる姿が素晴らしいと思います。もちろん演奏の方も若さいっぱいの演奏を披露してくれました。
出演者の中で、やはり目立つのは札幌月寒高校マンドリン部の存在です。マンドリンを部活として活動しているのは道内で唯一の学校と聞いています。おそらくマンドリンを手にしてまだ1~2年しか経っていないのではと推測されるのですが、女子生徒を中心とした生徒たちが真剣にマンドリンに取り組んでいる姿が素晴らしいと思います。もちろん演奏の方も若さいっぱいの演奏を披露してくれました。
※ 残念ながら演奏会の写真撮影はNGでした。雰囲気を感じていただくために、2020年当時は撮影できましたので、その際の写真を再掲します。写真は札幌月寒高校の演奏の様子です。
演奏を聴いていて、二重奏や四重奏で演奏する方々はヴェテランが多く、安定した音を披露してくれていたように私には聴こえました。
また、最大の十一重奏を披露してくれた「セレステ」の皆さんはヴェテラン揃いで、きっと定期的に集って演奏を楽しんでいるグループではと思われました。
また、最大の十一重奏を披露してくれた「セレステ」の皆さんはヴェテラン揃いで、きっと定期的に集って演奏を楽しんでいるグループではと思われました。
配布されたプログラムに書かれていた次の言葉が少人数でマンドリンを演奏する良さを伝えてくれました。曰く「他に頼らないで曲をまとめていくことで、各人のレベルアップ、演奏技術の向上が見込まれる」そして「1パートを一人で演奏することによる高揚感・緊張感・演奏終了時の安堵感」を奏者も聴く側も感ずることができると…。
マンドリンの集団での演奏も捨て難いですが、少人数の演奏で繊細なマンドリンの音を楽しむのも一興があると私は思っています。