札幌市の北区のはずれ屯田防風林の近くにある「屯田川雨水貯留池コース」に赴いた。さすがに(?)雨水貯留池である。前日(30日)降り続いた雨の影響で、コースの一部には雨水が溜まりプレーをする私を悩ませた。
自宅から車で30分近く走り、北区のはずれ、石狩市にも近いところに「屯田川雨水貯留池コース」はあった。「雨水貯留池」について、傍に次のような説明板が立っていた。
「この施設は、大雨の時、河川が氾らんしないように、いったん雨水をためて、少しずつ流す大切な役目をします」という表示があった。
※ パークゴルフ場の外側にはこうした表示がされていました。
なるほど、パークゴルフコースは周りより一段低いところにあり、大雨の時には雨水を貯められるよう周りはコンクリートで固められていた。
※ パークゴルフ場全体を俯瞰してみたところです。全体がコンクリートで囲まれ、一段と低くなっています。コースを区切る低い植え込みが特徴的です。
その中に造られたパークゴルフコースだから、コースを区切るために低い松を配していたのがコースの特徴に一つといえそうだ。と同時にホールの位置を示す旗の高さも低かったが、それは普通の高さの方が良いのでは?と思ったのだが、何か理由はあるのだろうか?
※ その植え込みからちょこっと顔を出す、ホール表示板です。
前日は一日中雨模様だったが、高いところから見たかぎりでは雨の影響はなさそうだと見たのだが…。コースでは単独で二人の男性がプレーしていたが、全体としては閑散としていた。
※ 第1ホールのティーグランドからフェアウェイを見たところです。
※ グリーン周りとはいえないほど草丈が長く、けっして整備されたコースとはいえません。
さっそくプレーをさせてもらったが、コースの芝の状態はけっして良いとは思えなかった。いわゆる芝は雑草に進出されて、芝生とはいえない状態のコースだったが、一応短く刈ってあるためにそれなりにボールは転がってくれた。
※ ホールの中には水がいっぱいに溜まっていました。
ところが!5ホール目だったろうか?第1打のボールが止まったところの芝の間から水が浮いていたのだ。第2打を打ったところ、水が飛び散りボールはまったくといってよいほど進まなかった。第3打も同じような状況だった。さすがに雨水貯留池のコースである。周りより土地が低いため大雨ではなくとも、水は溜まりがちとなるのだろう。
※ 5番ホールの第1打を打ったところ、雨水のため途中で急ブレーキがかかりました。
※ これではもうなす術なしです。
第6ホールも似たような状況だったが、他のホールはそうしたこともなかった。
※ 続く6番ホールもご覧のように水が浮き出ていました。
私がこの日、このコースを訪れたことはある意味で、このコースの特徴を知る上ではよかったのかもしれないと思っている。好天が数日続いた後では、このコースがこのように雨の影響を受けることを知らずに終わってしまったかもしれないからだ。
話は変わるが、以前私は札幌市内のほかの地域をウォーキングしているとき、住宅街の後背地に「雪捨て場」と称されたところが、夏季に何にも利用されていないところを見たことがある。それと比べると、非常時以外は使わないこうした雨水貯留池をパークゴルフ場として活用するアイデアは地域住民の健康福祉増進の観点からも大いに奨励されるべきと思った。
《コース概要等》
〔住 所〕北区屯田9条9丁目
〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約404m
〔休 日〕無
〔利用時間〕日の出~日没 〔駐車場〕無
〔プレー料金〕無料
〔問い合わせ〕北区土木部☎771-4211
〔訪問日&私の成績〕20/08/31 32/33