このコースは数多くある札幌市内のウォーキングコースの中でも最上位にランクするほど素晴らしいウォーキングコースだと私は思う。三角形のコースそれぞれが個性的な顔を持ち、車などに煩わされることもなくゆったりとウォーキングが楽しめるコースである。
古い話になるが、私は2008年1月から2010年6月までかけて札幌市内に設定された118のウォーキングコースを全て歩いた体験がある。(もちろんそのことは拙ブログにアップしている)
※ 2013年に北区から改訂されたウォーキングマップが発行されたようです。
その中には北区が指定した6つのコースも含まれていた。ところが昨夜2013年に発行された「北区 ウォーキングマップ」を何気なく見ていたところ、それまで設定していたウォーキングコースを再編したらしいことを発見した。同じ6コースなのだが、コース名も変わりコースそのものも手直しされていた。さらにはコース上に北区が独自に(?)に指定した「北区歴史と文化の八十八選」の歴史的建造物や文化遺産を巡ることが出来るコース設定に改編したようなのだ。私は「北区歴史と文化の八十八選」を巡ることを主として、改編された北区のウォーキングコースを巡ってみようと思い立った。
※ 今回私は左側の赤線のコースをぐるっと一周し、周辺の八十八選に選定された石碑などを巡りました。
私が本日巡り歩いたのは赤線で示された「防風林コース」である。スタート&ゴールはマップに例示されたところではなく、右側の角青字のスタート&ゴールとして歩いた。それでは巡り歩いたところを写真で羅列します。なお、「北区歴史と文化の八十八選」については北区が示したロット番号を〈〉内に記すことにします。
なお、今回は掲載写真が多くなるので前・後編に分けてレポすることにした。まずは稲作のかんがい溝跡に造成された「みずほ通」を歩き、「みずほ通」近辺に散在した八十八選の石碑等をレポすることにします。
〈48〉屯田みずほ通り
屯田の稲作を長年支えたかんがい溝跡に造られました。札幌市北区屯田5条1丁目から西に2.6kmの遊歩道が続いています。
※ 「屯田みずほ通り」はご覧のように周辺住民の方々がよく整備されている遊歩道でした。
〈49〉屯田の太陽
屯田開基100年記念事業の一環として建立されました。明るい太陽に恵まれた屯田地区を象徴しています。
〈50〉屯田郷土資料館
館内には、開拓時の屯田兵屋が復元されているほか、屯田兵に関する資料が展示されています。
〈51〉「屯田兵第一大隊第四中隊本部跡」の碑
屯田の開拓を進めた第四中隊の本部が建っていた地点を明確に示すため、屯田開基百年を機に昭和63(1988)年に建てられました。
〈52〉篠路兵村「開拓碑」
明治22(1889)年、篠路村(現屯田)に屯田兵が兵村を開設したのを記念し、開基40周年の昭和3(1928)年に建立されました。
〈53〉水田開発記念碑
農業経済を立て直そうと始められた水田開発から45年になるのを記念し昭和33(1958)年に建立されました。
〈54〉屯田兵顕彰の像
この地を開拓した屯田兵の功績をたたえ、屯田開基100年記念の際に建立されました。
〈55〉馬魂之像
農耕につくして倒れた馬魂の慰霊碑です。屯田開基100年を記念して建てられました。
※ 地域の鎮守「江南神社」境内にも八十八選関連のものが以下の3点がありました。
〈56〉篠路兵村「移住記念碑」
明治22(1889)年、この地に屯田兵が入植し兵村を開設したのを記念し明治29(1896)年に建立されました。
〈57〉屯田開基九十周年記念顕彰碑
碑面には吹田晋平の歌が刻まれています。「神をうやまい祖をとうとびて九十年にい宮はなる江南のさとに」
〈58〉望郷のアカマツ
明治27(1894)年、屯田兵中隊本部が「望郷の松」と銘打ってアカマツとオンコを配布しました。今は4本しか残らないうちの1本です。
※ 「北区歴史と文化の八十八選」の説明は北区のHPの説明を転写させていただきました。現地ではもう少し詳しく説明された看板が立っていました。
※ 「屯田みずほ通り」の中でとても目立った「シダレヤナギ」が涼やかに立っていました。
※ シダレヤナギの枝には小さな緑の芽が出ていました。
※ 「屯田みずほ通り」の東端で創成川に行き当たりました。創成川沿いのポプラの並木が見事です。
明日、後編をレポすることにします。