田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 北区・屯田防風林コース〔後編〕

2022-04-16 12:07:07 | 札幌ウォーク & Other Walk

 コースは「屯田みずほ通り」から「創成川緑地」に入る。創成川沿いに設けられた緑地は静かな佇まいで地域住民には絶好の散策路と思われた。続いてこのコースのメイン「屯田防風林」である。まったく人の手が入っていないかのような自然いっぱいの防風林は魅力いっぱいだった。

  

 「屯田みずほ通り」を右折すると、創成川沿いの「創成川緑地」に繋がった。緑地内には緩やかに婉曲した散策路が設けられている。その外側の創成川に接しているところには別の真っすぐなアスファルト道路も並行して走っていた。「創成川緑地」は札幌市内の他の緑地同様に、適度にベンチやバーコラなども配されていた。そうした中で緑地中央付近にモニュメント風の彫刻が鎮座していた。彫刻の裏に回って見るとCINQ作「宙(そら)の船」と記されていた。

   

   

   ※ 彫刻の裏面には「宙の船」 1997  CI NQと記されていました。

   

   ※ 緑地内の散策路は右側の細い道、真ん中の舗装路は創成川沿いの堰堤に造られた道です。

 やや残念だなと思われたのは、「創成川緑地」と「屯田防風林」が直接には繋がらず、一部住宅街を通り抜けねばならなかったことだ。仕方のないこととはいえ、やや残念に思われた。

 いよいよこの日のハイライト「屯田防風林」である。コースは防風林の東端から入る。その入口に立て看板があり、そこには「ポプラ通中央緑地」と記されていた。どうやら「屯田防風林」は通称で、正式名は「ポプラ通中央緑地」と称する通りのようだ。通りとは言え、舗装はされておらずもちろん車などは通ることが出来ない完全な人道である。この「屯田防風林」自体が「北区歴史と文化の八十八選」に選ばれている。

   

   ※ 「屯田防風林」の入口にはこのような立て看板が…。

        

        

        ※ 確かにこうしたポプラの木が目立ちました。

〈45〉屯田防風林    

厳しい季節風から農作物を守るために植えられ、約8kmにわたり樹林帯をつくっています。現在では憩いと散策の場になっています。

   

 私がここを訪れるのは確か4度目だと思うが、いつ来て歩いても心地良い思いに包まれる。それは散策路が舗装されておらず、自然の土の道で足に優しいからだ。さらにはまるで手つかずのように樹木が生い茂っている様が都会の住宅街の真ん中で感じられるのが嬉しいのだ。もちろん手つかずということはなく、管理する側では住民の安全に配慮した管理がなされてはいるのだが…。この日も多くの地域住民の方々が散策していた。           

 私は現存されている約2.2kmのうち約1.9kmを縦断したが、その縦断中に目にした光景の中から印象的な何枚かを掲載することします。

   

   

   

   ※ この若い木は自生した木のように思えますが…。

   

   ※ 自然いっぱいに見えた防風林内ですが、ところどころに子うした規制綱もみられました。

   

   ※ 春間近!オオウバユリの幼芽の群落がありました。

 なお、この「屯田防風林」は「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されている道であることを申し添えたておきます。

 コースの最後に「北区歴史と文化の八十八選」に選定されている二か所の石碑を見つけるのに苦労した。ガイドブックはおおよその位置しか表示していないため、実際には辺りをウロチョロして探さねばならない。二か所とも、周りにいた地元の人と思われる方に尋ね回りながら探したが、かなりの苦労の末になんとか見つけることができた。

〈47〉はたちのつどい記念塔

 はたちのつどい記念自儀容として建てられた。タイムカプセル入りの記念塔です。

   

〈46〉植樹碑

 札幌すずらんライオンズクラブが公園内にサクラの木約1,000本を植樹した記念に建てられました。

   

 そうした最後にスタートした「屯田みずほ通り」の始発点に戻った。コースの距離としてはガイドブックで5.9kmとなっているが、「北区歴史と文化の八十八選」の建造物などがコース上になかったり、あるいは見つけるために右往左往したこともあり、私の歩数計では9kmにもなっていた。当初は隣りの「遊水地コース」も踏破の予定だったが、時間的に無理と判断し、後日を期すことにした。

※ 「北区歴史と文化の八十八選」の〈 〉内の数字は、北区で指定したロット№です。



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