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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

歩いて巡ろう札幌の公園 Vol. 2 中島公園

2023-05-23 18:42:10 | 「めだかの学校」関連
 私が所属する「めだかの学校」の札幌市内の公園を訪ねるシリーズであるが4月に続いて昨日、その第2弾が中島公園を会場に実施した。雨が心配される天候だったが、どうにか予定通りに無事に終えることかできた。   

 4月24日に続いて「めだかの学校」では、昨日22日(月)午後に「歩いて巡ろう札幌の公園」の第2弾として「中島公園」を会場に実施した。
 そして行きがかり上、案内役の方も先月に続いて不肖私が担当することになった。私は札幌で生まれ育ったわけでもないので案内役には相応しくないのではないか、と考えるのだが行きがかり上仕方のないことと思い、俄か勉強で責任を果たすことにした。
 私はまず、公園をめぐる前に中島公園の歴史について軽く触れた。それは中島公園が札幌都心近くの公園であったために、古くは明治時代に「北海道物産共進会」の会場として、昭和に入ってからも「北海道博覧会」の会場として使用されたり、夏季にはプール、冬季にはスケート場として活用されたり、またやはり明治期には競馬場、昭和に入ってからは野球場(中島球場)、「子供の国」という遊園地などさまざまな目的で活用された歴史を持つ公園であることを説明した。また、札幌に地下鉄が通される際の工事の時には「菖蒲池」の池の水が一時抜き取られたこともあったことを説明させてもらった。
   
   ※ 山内壮夫作「森の歌」を見入る会員の方々です。
 さて現在の中島公園であるが、公園内には様々な彫刻やモニュメント、銅像などが建てられている。私が把握したところによると、その数は13に及び、その他に様々な建物、日本庭園、池など多様な顔を持つ総合公園である。
 それら一つ一つを巡り、その建設年やエピソードなどを説明しながら公園内を巡った。その中の特徴の一つとして、北海道出身の彫刻家・山内壮夫氏の作品が5つも建てられている。参加者から「なぜ?」という質問があったが、私も詳しくは分からない。ただ、山内氏の作品は具象化されたものは少なく、抽象的でありデフォルメされた作品が多い。そのことが特に作品を見る子どもたちの想像をたくましくさせるものとして人気を博したのかもしれないなどと思うのだが、はたして? 
   
  ※ 同じく山内壮夫作の「鶴の舞」を見終えて次に移動しようとしている会員です
 中島公園には彫刻やモニュメントばかりでなく、私が度々訪れる「札幌コンサートホールKitara」をはじめ、「中島スポーツセンター」、「北海道立文学館」、「中島児童館」、「人形劇場こぐま座」などの施設が立ち並んでいる。その中でも移設された国指定の重要文化財である「豊平館」は、今や中島公園を代表する建築物となっている。それらについても参加者には外観のみだったが見てもらった。
   
   ※ 小田襄作「風景の夢」を見る会員の方々です。
 そして中島公園で忘れてならないのは昭和38(1963)年に作庭された「日本庭園」である。庭園は「池泉回遊式庭園」といって江戸時代に発達した日本庭園の様式を踏襲したものだという。そして庭園内には「豊平館」と共に重要文化財に指定されている「八窓庵」が池の傍に建てられている。「八窓庵」は江戸時代初期に現在の滋賀県長浜市に建てられたものだそうだが、数奇な運命を経て札幌に運ばれ、中島公園に落ち着いたようである。
   
   ※ 豊平館をバックに集合写真を撮りました。
 こうした数々の彫刻、モニュメント、建物などを拙い説明をしながら一巡した。私自身も勉強になったが、会員の方々も多少は中島公園について理解を深めてくれたのではないかと思っている。記録のために今回案内した彫刻、モニュメント、建物などを巡った順に記しておくことにしたい。
〈1〉「森の歌」(山内壮夫 作)
〈2〉「ヨットと方向」(林正美 作)
〈3〉「ライラックの賦 時計塔」(作者不明)        
〈4〉中島児童館
〈5〉人形劇場こぐま座       
〈6〉「のびゆく子等」(小野健寿 作) 
〈7〉「木下成太郎像」(朝倉文夫 作)        
〈8〉「放送記念塔」(作者不明)
〈9〉北海道立文学館        
〈10〉「猫とハモニカ」(山内壮夫 作)
〈11〉「鶴の舞」(山内壮夫 作)        
〈12〉「笛を吹く少女」(山内壮夫 作)
〈13〉「母と子の像」(山内壮夫 作)        
〈14〉中島スポーツセンター 
〈15〉「風景の夢」(小田襄 作)        
〈16〉「レナード・バーン・スタイン像」(宮田亮平 作)
〈17〉札幌コンサートホールKitara        
〈18〉「相響」(安田侃 作)
〈19〉豊平館        
〈20〉日本庭園(八窓庵)
〈21〉「四翁表功之碑」(作者不明)        



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