コンサートが終わった時、近くの席から「あゝ、和ませてもらったぁ…」という声が聞こえてきた。私も同じ思いだった。道警音楽隊の軽やかな演奏と、カラーガード隊の華やか演舞は、満員の聴衆をおおいに和ませてくれたコンサートだった。
本日(12月15日)夕刻、かでるホールにおいて、道民活動センター主催の「かでるクリスマスコンサート2023」が開催された。私は友人二人と共に観覧させていただいた。
出演は北海道警察音楽隊とカラーガード隊の皆さんだった。音楽隊は24名、カラーガード隊は8名の編成だった。
コンサートは2部構成となっていて、第1部は音楽隊だけによるコンサート、第2部は音楽隊の演奏に合わせてカラーガード隊が演舞する構成だった。
例によって第1部に演奏された曲目を紹介すると、
◆P.デュカス/La Peli Fanfare
◆L.アンダーソン/Sleigh Ride(和名「そりすべり」)
◆R.デンツァ/Funiculi, Funicula(和名「フリクリ、フニクラ」)
◆A.メンケン/A Whole New World
◆peppeと穴見真吾(緑黄色社会)/Mela!
◆作曲者多数/A FRANK SINATRA CHRISTMAS
◆YOASOBI/アイドル
曲目を一瞥してみると、最後の曲を除いて全てが外国語表記である。和名を付けた曲は私にも耳馴染みの曲であり、クリスマスに相応しい曲もあったのだが…。道民に親しまれることを第一目的とする道警音楽隊の選曲としては「あれっ?」と思ったところもあった。
演奏の方はいつもの道警音楽隊らしく、軽快に軽やかな演奏が印象的だった。ただ、私の聴力が衰えたせいだろうか?それとも近年さまざまなコンサートを聴く機会が増え、若干は私の耳が肥えたせいだろうか?以前の道警音楽隊の音と比較してどうなのだろうか?思いを抱いてしまったのだが、聴いていた私に問題があったのかもしれない…。
第2部は音楽隊の演奏に乗せてカラーガード隊が旗やポールなどの道具を用いての演舞が披露された。スタイルの良い女性警官の方たちがキレの良い演舞を披露してくれ、観ている私たちを楽しませてくれた。合間には、音楽隊の方々の楽器を使用した余技のような演舞の披露もあった。
道警音楽隊の軽やかで、ポップな演奏は道民の方々からの受けも良い。今夕もかでるホールには満員の聴衆が入り大盛況だった。
1月には北海道警察自体が主催する「ふれあいコンサート」が予定されているが、こちらの方は悲しいかな落選となってしまった。残念!