田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌麺紀行 番外編 支那そば「おうぎ屋」

2009-04-20 19:09:22 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 コクがあるというよりは、深みのあるスープが印象的な支那そば「おうぎ屋」のラーメンでした。
 
 麺紀行の総集編の中で、廃業したと思われる店の名を表したところmojaさんという方から、「おうぎ屋は移転して営業していますよ」という情報をいただき、さっそく先日行ってきました。
        

 店はJR厚別駅から割合近いところで、大きな通りに面したマンションの1階部分にありました。
 面白いのは、中玄関があってそこで自販機から食券を購入する方法になっているところです。機械相手でちょっと冷たい感じもしますが、あれこれ迷う場合は気兼ねなくじっくりと選べるという利点もあるようです。
 自販機のメニューを見るかぎり「つけ麺」が主流のようでしたが、私はベーシックな味を確かめたいと思い、「しょうゆラーメン」(650円)にしました。
        
        ※ 中玄関です。右側に白っぽく写っているのが自動券売機です。

 店内はいわゆるカウンター席とともに、普通ならテーブル席になるところも衝立を立ててカウンターのような仕立てにしてありました。
 割合時間をかけて出てきた「しょうゆラーメン」は見たところ味噌ラーメンと見間違うくらい黄色く見えるスープの色です。
 例によってスープを一口含みました。「うっ?それほどコッテリではないぞ。しかしどこか深みを感ずるなぁ」という印象でした。深みというのは、以前食した豚骨魚介系のスープに通ずるのだけどしつこさを感じないのです。
        

 麺は鹹水の使用を極力控えたというやや固茹での麺でしたが、これもなかなかスープに合っているように思えました。チャーシューも柔らかくていい味でした。
 全てにおいて好印象の支那そば「おうぎ屋」でした。

支那そば「おうぎ屋」データー
札幌市厚別区厚別西2条2丁目2 モンファーレット2F(地図)
電話   011-893-7107
開業時間 11:00~15:00 17:00~20:00
     (土日祝 11:00~16:00)
定休日  木曜日、第一水曜日
駐車場  4台
座席   10席(カウンター)
入店日  ‘09/04/11

札幌ウォーク 72 白石区・月寒河畔コース

2009-04-19 18:08:08 | 札幌ウォーク & Other Walk
 厚別川と並行して走る月寒川を今度は右岸を川上に向かって遡りましたが、厚別川河畔以上に整備が進んでいて、将来の有望なウォーキングコースと見ました。

 コースの正式名白石区・かもかも月寒河畔コース(コースのマップはこちら マップはP10~11 約4.0Km)と称して、白石区が設定したコースはマップでご覧のように約1.2Kmしかありませんが、厚別川コースの帰路、設定コースのずーっと北側の月寒川に架かる「川北橋」のところからスタートしました。
        

 月寒川は過去に何度も水害に遭ったために、マップでもご覧のように直線的な流路を開削しました。その時に河畔の整備も行われたのでしょうか。スタートしてしばらくは厚別川河畔とは比べものにならないくらい整備されていました。
        
        ※ 堤防上はご覧のように広~い歩道が整備されています。 

 水辺も雑木などは生えていなく、豊かな川の流れを眺めながらの気持ちよいウォークが続きました。
        
        ※ 水辺も雑木が刈り取られ水量豊かに流れています。 

 途中「北郷橋」付近からだったでしょうか、ウォーキングコースとしては整備がされていませんでした。それでも芝地はウォーキングするには十分です。それぞれの交差する道路は橋の下を潜られるようになっています。
 札樽自動車道の幅の長い高架下を潜り、さらにはJRの札幌ターミナル駅近くの長い線路下もくぐり抜け、コースは続きます。
        
        ※ 札樽自動車道の長~い橋脚の下をくぐります。

 白石区が設定した「かもかも月寒河畔コース」は、ちょうどJRの高架下を通過した地点の左岸をスタートすることになっています。そこで私も右岸から左岸に移ってウォークを続けることにしました。
 ここからのコースを白石区がなぜウォーキングコースとして設定したのか、その理由が想像できました。というのは、月寒川の水辺と堤防を隔てた反対側に遊歩道が整備されたからだと推測できました。しかし、その遊歩道を歩いては水辺に遊ぶだろうカモたちを見ることができません。私は当然ように堤防上をウォークしました。
        
        ※ 堤防の右側に遊歩道が造られていますが川面を見ること
         とができません。       
 ところでそのカモですが、コース名に「カモカモ」とかぶせてきましたので相当数のカモがいるのかと想像したのですが、そうは問屋が卸しませんでした。
 いるにはいたのですが、よ~く目を凝らさないと見逃してしまうくらい、ぽつんぽつんと遊んでいました。まあ、都会の一級河川で見られるだけでも良しとしましょう。
        
        ※ 札幌市内の河川ではかなりの確立でカモを目撃できます。

 コースはやがて国道12号線と交わるのですが、そこに架かる橋には橋下をくぐる道がなく、そこでコースのゴールということになっていました。
 そこに架かる橋の名は「霜踏橋」となっていました。霜踏(しもふみ)・・・、命名の由来を知りたくなってきました。
        

《ウォーク実施日 ‘09/04/11》

(余話)
 ついていない、とはこういうことを言うのだろうか?
 今日はコンサドーレのホームで対セレッソ大阪戦でした。
 とある会議と重なり、チケットは知人に譲り、私はビデオで帰宅してから観戦をと思っていました。
 ところが私のミスで録画に失敗していました。
 そこで結果をウェブ上で確認すると、これが4対1という完勝でした。
 今年のコンサの不甲斐ない戦い方にブログ上で触れることも控えていたのに、今日は胸のすくような試合をしてくれたようです。
 その試合を見られないなんて「ついていない」の何ものでもありません。あ~ぁ…。
 ところで昨日市内を歩いていて、ムラサキツツジが満開になっているところを目撃しました。
 いよいよ春爛漫の季節がそこまで来ているようです。
        

札幌ウォーク 71 白石区・厚別川コース

2009-04-18 18:01:26 | 札幌ウォーク & Other Walk
 札幌(北海道)の物流の中核をなすような企業が立地する厚別川河畔は雪捨て場として利用されているためか、今なお融けずに残る雪が水辺を覆っていました。
 
 コースの正式名白石区・にじいろ厚別川コース(マップはこちら 約3.9Km ※白石区のマップにたどり着くには少々時間がかかります。P10~11)は厚別川の左岸を川下に向かうコースだったので川面を眺めながらのウォークと期待していたのですが、春先はさにあらず残雪を眺めながら(?)のウォークとなりました。

 コースのスタートは、東北通が厚別川に架かる「柳瀬橋」からです。
        
      ※ 「にじいろ厚別川コース」はこの柳瀬橋のたもとからスタートです。

 柳瀬橋から少し往くと、「白石サイクリングロード」と交差します。ここに架かる橋が「虹の橋」と称して橋の端に七色の輪のデコレーションが施されています。
        
        ※ 大きなアーチが特徴の「虹の橋」です。虹色の輪はちょっ
         と見えにくいですね。

 そこからまた少し往くと、「札樽自動車道」の高架下を潜ります。
 この間、厚別川は水辺に雑木が茂っていたりして水面をあまり見ることができませんでした。

 そしてコースは大谷地の流通センターを横に見ながら進むことになります。この辺りの水辺は冬の雪捨て場になっているらしく、まだまだ融けずに残っている雪が水辺を覆っていました。
 途中では雪がまだうずたかく積まれていたり、堤防上の道を塞ぐように雪が残っているところもありました。当然厚別川の水辺などは望むべくもあれません。
        
        ※ 写真のように残雪がまだまだうず高く溶け残っていました。

 こうして春の雪捨て場の様子を見ると、昨年の5月初め厚別区のテクノパーク・ポンノッポロコースで見た雪捨て場の様子を思い出します。そう考えると「札幌ウォーク」のプロジェクトも始めてから一年以上経過していることに気付かされます。

        
      ※ 高架を走る鉄道と、低い位置を走る鉄道のさらに下をくぐります。

 さてコースは、JR線との交差地点を潜るようにして通過すると様相が一変して辺りは春の景色となります。水辺は公園や緑地として整備され、紫や白いクロッカスの花が顔をのぞかせていました。
 厚別川も顔を見せましたが、雪解け水が流れ込んでいるのか水量も豊かに見えました。
        
        ※ ところ変われば川面は一変して、もう住民が憩える場所
         となっています。
        
 やがてコースは厚別川の河畔を離れてコースのゴール地点の「川下公園」に向かいます。
 川下公園は想像していた以上に大規模な公園で、スポーツをする人、犬と興ずる人、家族で楽しむ人など、多くの市民が休日を楽しんでいました。
        
      ※ 広々とした川下公園ですが、写真としての工夫がないですなぁ・・・。


 厚別川河畔を下るウォークは早春ということもあり残雪の眺めることの多かったコースでしたが、はたして夏にはどのような姿を見せてくれるのでしょうか。
《ウォーク実施日 ‘09/04/11》

市民カレッジ 札幌を学ぶ Part Ⅰ

2009-04-17 19:19:38 | 札幌学 & ほっかいどう学
 「札幌ウォーク」のレポートが続いていますが、ここでちょっとワンブレイクして違った話題をレポートします。

 緑ゆたかな街を目ざす札幌市の取り組みは、着実に成果を上げつつあるようです。このように札幌市が着々と整備されてきていることを知ることは一市民として大きな喜びです。

 札幌市生涯学習センター(場所はこちら)を会場に開催されている「さっぽろ市民カレッジ」の「札幌学」に関する講座を受講しています。
 この類の講座は、「さっぽろふるさと学」、「札幌の歴史をふりかえる」に続いて、今回の「緑豊かな街札幌」が三講目になります。

 今回の講座は4回シリーズで、毎週火曜夜に開講しています。
 今回は「緑ゆたかな街札幌」というテーマのもとで次のような講座が組まれました。
 ◇「モエレ沼公園~ごみ処理場からの大変身」(4月7日)
 ◇「札幌ならではのユニークな公園づくり」(4月14日)
 ◇「『環状夢のグリーンベルト構想』と課題」(4月21日)
 ◇「残された自然『世界に誇る-円山・藻岩山・野幌原始林』」(4月28日)

 これまで2回の講座が終了していますが、その印象を簡単に記しておくことにします。

1回目の講座はモエレ沼公園についてでした。
モエレ沼公園がゴミの埋め立て地を造成したことは知識としてありましたが、今の姿から想像もできません。私は夏も冬も何度も訪れていますが、北海道らしい広々とした素晴らしい公園です。しかもその公園全体が世界的な彫刻家イサム・ノグチ氏の作品ということですから、世界に誇る公園といっても良いのではないでしょうか。
 23年の工期、250億円の工費を費やして完成した公園は今や内外から年間80万人を超える人たちが訪れる観光スポットにもなっているとのことです。札幌市民のみならず、多くの人に案内したい公園です。

 2回目の講座は公園そのもの、そして札幌市の公園の実状について学びました。
 札幌市は人口が100万人を超えた1972年からも人口が増え続けていますが、公園の面積はそれ以上の勢いで増えているとのことでした。
 1972年から現在までの人口の伸び率が1.8倍なのに対して、公園面積は7.5倍、一人当たりの面積にしても4.1倍の伸び率だそうです。
 全国的に見ても政令指定都市の中で一人当たりの公園面積では神戸市、北九州市に次いで3番目に広い面積を確保しているそうです。
 そして講師は「札幌の公園はこれからは造る時代ではなく、いかに活用するかという時代である」と話されました。さらには公園のリニューアルも必要で、その際は利用者(周辺住民)と一緒になったプランづくりを積極的に進めているとのことでした。

 2回目の講座の終了後、講師の方にちょっと質問があって交流をした際に「札幌の公園数は全国一なんですよ」と話されました。なるほど、私が「札幌ウォーク」で市内を巡っていると、「これでも公園?」というようなかわわい公園に出会います。札幌市では意図的にちょっとした空き地でも街区公園(以前の児童公園)づくりを心がけているようです。

 札幌市の公園づくりには意図を感じましたし、積極性も感ずることができました。そのことが市内に存在するさまざまな特長ある公園として実現したのだと理解できました。
 札幌市内の公園をおおいに活用したいものです。

札幌ウォーク 70 厚別区・公園散策コース

2009-04-16 19:10:34 | 札幌ウォーク & Other Walk
 コースは一戸建ての新興住宅地が目立つ静かな散策コースでした。

 コースの正式名厚別区・住宅街と公園散策さわやかコース(コースマップはこちら 薄紫の周回コース 約3.0Km)は、JR厚別駅の跨線橋を渡ったところに広がるコースでした。
 コースはマップにあるように周回コースでしたので、厚別駅から時計回りに回ることにしましたが、いきなり住宅群が続いていました。
        
        ※ JR厚別駅の北側には大きな住宅街が広がっていました。

 一応のスタート地点と想定した「厚別西まちづくりセンター」の前を通り「厚別西公園」に至ります。公園ではここでも少年野球チームが球春到来とばかりに白球を追っていました。その横ではご婦人がゲートボールのコートづくりに余念がない様子でした。
        
        ※ 写真の婦人はゲートボールのコートづくりをしていました。
         その向こうでは少年野球の練習が盛んに行われていました。

 たんたんとした住宅街が続く中、「厚別西小学校」が見えてきましたが、校庭を覗くと「おやじのかいふぁーむ」と記した看板と共に小さな畑地が見えました。おやじたちも学校教育に関心をもち、協力していかねばならない時代になったということでしょう。
        
        ※ 猫の額のほどの広さの「おやじのかいふぁーむ」です。

 コースはやがて「厚別いなり公園」に行き当たります。こちらは野球場などはなく広場が広がっています。この広場に撒かれていた土が深緑色のような土でした。いったいどのような効用がある土なのでしょうか?
 公園の側にはあまり見慣れない「SUPERCENTER TRIAL」というショッピングセンターがありました。あまり聞いたことのないSCですが、地元資本なのでしょうか?
        
        ※ SCの前には「厚別いなり公園」が広がっています。

 公園を過ぎ、少し往くと厚別川河畔に出ます。
 河畔には川に沿って走る道路の歩道と、堤防上の歩道、そして川沿いにさらに歩道と三本もの歩道が並んでいます。なんだかとても贅沢に感じました。
 また、川沿いをよく見るとかなりの割合で立木が伐採されていました。夏の繁茂期になると川沿いが雑木で覆われてしまいますが、それを防ぐ意味があるのかもしれません。
    
     ※ 川辺に咲くクロッカスの花を撮ったのですが、アップできません。残念!

 河畔を離れるとちょっとした街中を通り、再び住宅街となりスタート地点に戻ります。
 大胆な光景を見ました。この季節はちょうど夏冬タイヤの交換時期で、住宅街のそこここでタイヤの履き替え作業をしていた人たちに出会いましたが、このコースの最後で目撃したのは、大胆にも道路上に車を持ち出してタイヤ交換をしている人でした。いくら交通量が少ないとはいえ度胸がいいなぁと感心するより、ちょっと呆れてしまいました。
        
        ※ これはかなり大胆!だと思いませんか?

 こんなちょっと他愛のない、のんびりした休日風景を見せてくれた厚別区・住宅街と公園散策さわやかコースでした。
《ウォーク実施日 ‘09/04/11》

札幌ウォーク 69 厚別区・停車場通コース

2009-04-15 16:58:47 | 札幌ウォーク & Other Walk
 停車場通りといういかにも古風なネーミングに相応しく歴史的にも貴重な場所を巡るウォーキングでした。

 コースの正式名厚別区・停車場通メモリアルコース(コースマップこちら紫色のコースです。 往復約4.6Km)のスタート地点は、地下鉄「ひばりヶ丘」駅から少し歩いたところにある「馬場公園」でした。
 馬場公園はもともとこの辺り一帯で手広く農場を経営していた馬場和一郎氏の牧場跡を利用したものだそうです。緩やかな起伏のある公園は全体が芝生で覆われ、余計なものが何もなく利用する人の発想でいろいろ寛ぐことのできる空間になっています。(こういう公園が私は大好きです)
        
        ※ ご覧のように何もないのがかえって清々しく見えます。

 馬場公園からコースは停車場通をJR厚別駅を目ざして一路北上します。
 北上し始めて間もなく、小さな「ひばりヶ丘西公園」があります。その脇に「旧馬場農場のサイロ」が立っています。当時としては最大規模のサイロだったということですが、現在は地域のシンボルとして保存されているようです。
        
     ※ 今ではすっかり懐かしい光景になってしまいました。

 コースは国道12号線を跨ぎ北上を続けますが、やはり国道付近は開発が早かったせいでしょうか、商店や住宅、あるいはマンションなど不統一な景色を見せてくれます。    
 少し道をそれて「厚別中央公園」の少年野球の練習風景を目にすると「春だなぁ」との思いを強くします。なお北上を続けると、やがてJR千歳線の高架下に出ます。
        
        ※ 高架にすることで街が分断されない利点がありますね。        

 JR千歳線の高架下をくぐり、ほどなくすると「信濃神社」の境内に行き当たります。資料によると神社名にあるように当地には信濃地方出身者が多く、明治30年にその方たちの手で創建されたという経緯があるようです。境内は開拓当時の大木に囲まれて厳かな佇まいを見せていました。
 信濃神社を経て、まもなくするとゴールの「JR厚別駅」です。
 厚別駅付近は意外に閑散とした感じで、駅を中心として市街地が形成されているわけではなく、いわゆる通勤・通学のための駅の機能を果たしているだけと見えました。
        
        ※ ちょっと寂しく感じたJR厚別駅前の風景でした。

 復路に少しだけ違った道を通ったとき、JR千歳線の近くの建設会社の屋上に札幌時計台に似せた時計塔が載せられていました。こうした意外な建物は人目を惹くので、会社のPRの効果があるんでしょうね。
        
        ※ 突然現れたので私も驚きましたが、PR効果はありそうですね。

《ウォーク実施日 ‘09/04/11》


(余話)
 今回も神社と公園の写真をアップすることができませんでした。
 専門家にお聞きしたところ、原因が分かりました。
 デジカメの設定を変更することで解決するようです。
 撮り貯めた写真ではこれからも不自由しそうです。
 おじさんにとってPC操作はストレスの溜まる作業です。

札幌ウォーク 68 中央区・旭山記念公園コース

2009-04-14 16:50:48 | 札幌ウォーク & Other Walk
 ウォーキングには絶好の春日和の中、額にうっすら汗をかきながら旭山の坂道を上ってきました。

 このコースの正式名は、中央区・再発見!旭山記念公園コース(南円山地区)という長い名前です。(コースマップはこちら 往復約4Km)
 スタート地点の「南円山まちづくりセンター」(南9西21)には自転車で向かいました。天候は晴れていても自転車だとさすがに少し肌寒く感じました。
        
        ※ コースのスタート地点の「南円山まちづくりセンター」前です。

 南円山まちづくりセンターから南に向かいますが、この辺り一帯は古くからの住宅地のようで集合住宅はほとんど見当たらず、立派な構えをした個人住宅が目立ちました。
        
        ※ ご覧のように個人住宅が目立つ一帯でした。

 「中央消防署幌西出張所」から西に向かいますが、途中南11条通りに八重桜の木が並んでいて、開花の時期には見事だろうなぁ、と思わせるものでした。

 コースは途中の「緑が丘公園」に立ち寄るようになっています。
 緑が丘公園では公園の一部の土が乾いたところを利用して少年野球の練習が行われていました。公園の一方には雪も目立ちましたから、関係者が一日も早く野球が出来るようにと整備したのでしょう。
        
        ※ 手前は雪、向こう側は土が乾いて少年野球をしていました。

 緑が丘公園を過ぎた辺りからコースは上り始めます。
 先ずは123段の階段(数えました!)が待ち構えています。
        
        ※ 階段の数を数えました!その数123段です!

 ここを一気に上っても、坂道は続きます。比較的大きな道路と交差したところに「旭が丘公園」という小さな公園がありました。公園のプランターの中でチューリップが芽を出し、今や遅しと出番を待っているようでした。

 小川に架かる小さな橋(人だけが歩ける小さな橋)を渡ると、旭山公園にいたる大きな通りに出ます。
 ここからはもう本格的な上りのコースです。
 額からは汗が出、呼吸が激しくなります。
        
        ※ 斜度が急なことを写真は表しているでしょうか?う~ん。

 急勾配の坂道を500mくらい上ったところに「札幌焼窯跡」という遺跡が見えると旭山記念公園の入口にようやく到達です。
        
        ※ 屋根の下に窯を作ったレンガや焼き物の破片がありました。

 ここから展望台まではさらに200mくらい歩かねばならないのですが、現在公園整備中のため立入禁止となっていましたのでウォーキングはここで終わりにして折り返しました。

        ※ 立ち入り禁止の写真がどうしてもアップできませんでした???

 短いコースでしたが、そこに坂道が含まれるとなかなか骨っぽいコースとなるという見本のようなコースでした。
 なお旭山記念公園は、昭和45年に札幌市の創建100年を記念して造成された公園のため「記念」という文字を冠しているようです。施設などの老朽化に伴いリニューアル工事を施していましたが、間もなく(4月中)全面オープンの予定のようです。
《ウォーク実施日 ‘09/04/04》

沖縄からの手紙 Part Ⅱ

2009-04-13 17:11:02 | 道外の旅

 与那国島の嵩西義明氏からは手紙とともに黒糖、長命草茶、海岸の砂やサンゴ礁などが届けられました。
 そしてそれらとともに与那国島に伝わる《芋もち》が入っていました。

 《芋もち》については、沢木耕太郎の著『視えない共和国』の中でも次のように紹介されています。
 《この塩辛と甲乙をつけ難いのが、久部良で食べた芋もちである。大友さんの奥さんが作ったというその芋もちは、さつま芋をうらごしにしそれを月桃の葉でつつみ、しっかり結んで炊きあげる。木の葉のほのかな香りが移り、とてもさつま芋とは思えぬほどうまい。もっとも、考えてみればこの芋もちも、さつま芋が主食だった時代の島民のかなしい工夫のひとつであったのだろう。すこし前までは、どこの家でも芋もちをつくり、漁にでかける男たちの昼食なっていた。いまでは芋は米に代わり、芋もちは子どものおやつになった。作る人もあまりいないという。》

 嵩西さんが自分で作られたのだろうか。(その辺について書かれていなかった)私が送った『視えない共和国』を読み、私に送ろうと考えたのだと思います。
 嵩西さんの思いやりのある人柄に触れる思いです。
 芋もちは月桃の葉に包まれ直ぐに食べられるようにチルド便で送られてきました。
        
        ※ 嵩西さんからの贈り物 Ⅳ 芋もち  上のほうが月桃の 
         葉に包まれた状態で、下のほうが中の芋もちです。

 さっそく食してみたところ、さつま芋の甘味だけを利用したそのもちは変に甘すぎず上品な甘味をもち、月桃の葉の香りが漂う美味しいものでした。
 月桃の葉は防カビや抗菌効果があり、現在は健康食品や化粧水の素材として珍重されているようです。

 彼の手紙によると、《芋もち》のことを与那国島の方言では《ウンティ ムチ》と言うそうです。
 与那国島への想いをますます募らせるウンティ ムチの月桃の香りでした・・・。


沖縄からの手紙 Part Ⅰ

2009-04-12 19:23:05 | 道外の旅

 与那国島の嵩西義明氏からたくさんの与那国島の香りとともに手紙が届いた。(嵩西氏と私の関わりについてはこちらを参照ください。
 それは私からの手紙に応えてくれたものだった。
 私は3月初めに嵩西義明氏に次のような手紙を書き送っていた。
        
        ※ 嵩西氏からの贈り物 そのⅠ 与那国島の海岸の白い
         砂やさんご礁、貝殻などです。できれば箱庭のようなもの
         を作ってみたいと思っています。

『 沢木が視て、そして感じたのは、与那国島の島民が外敵に翻弄される小島の悲哀を味わいつつも与那「国」の末裔としての誇りのようなものを感じたのではないだろうか…、このあたりのことを与那国島の人たちの末裔の一人である嵩西さんはどうお感じになっているのか、ぜひお聞きしてみたいと思ったのです』

 それから約1ヶ月の時を経て、嵩西氏からの返信が届いたのです。
 たくさんの与那国島の香りとともに…。
 そして手紙にはこう書かれてありました。
『お手紙で質問の島(国)の誇りですが、私はあまりありません。実は父が家系のことを色々調べていましたが、先祖は首里(本島)まで分かりましたが、父が亡くなりそれ以上のことは分かりません。元々私には島民以外の血が流れているせいなのかもしれません。
 でも、島の人々にはなにかプライドを感じます。何か分からないけど、島以外の事にはあまり興味がないことです。私は良い意味と悪い意味の両方感じられます』
        
        ※ 嵩西氏からの贈り物 そのⅡ 与那国島産のサトウキビ
         を原料とした黒糖です。

 嵩西氏は島民のプライドのようなものを感じつつも、それは《良い意味と悪い意味と両方を感ずる》と言います。
 それは嵩西氏だからこそ感ずることのできる感情なのでしょう。
 嵩西氏は手紙に次のように書き添えてくれた。
『こんど島に来られた時は、酒を飲みながら語らいたいと思います』

良い意味と悪い意味…、それは何を指すのだろう?
その謎を尋ねながら与那国島を再訪したいなぁ、との思いが私の中に芽吹こうとしています。
        
        ※ 嵩西氏のからの贈り物 そのⅢ 与那国島の人たちが
         よく飲んでいる「長命草茶」です。
        
 嵩西氏からも贈り物はもう一つあります。そのことについては次回にレポートします。


札幌麺紀行 番外編 和食処「ゆうなぎ」

2009-04-11 17:38:09 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 18種類のラーメンメニューを用意しているとのことでしたが、私はごく普通にベーシックな「しょうゆラーメン」を食しました。

 某大学のF教授から紹介された和食処「ゆうなぎ」は札幌駅から北東方面の創成川の近くにありました。
 開店してまだ3ヶ月余りということで、木の香も漂うような店内でした。
        

 18種類ものラーメンとはいったいどんなラーメンがあるのかとメニューを覗くと、梅味、かぼちゃ、ソース、マヨネーズ、酒かす、などといった他店では見られない名前が並んでいました。
 私の注文はラーメン店にとってベースとなるであろう「しょうゆラーメン」(600円)を頼みました。
        

 出てきたしょうゆラーメンはごく普通の(という表現はまずいかな?)、いわゆる街中の食堂が出すようなラーメンでした。
 スープは透き通ったごくあっさり系で、最近のラーメン専門店が出すようなスープとは違っていました。
 想像するにはそれほど凝ったスープを作るのではなく、18種のラーメンも基本のスープにさまざまなものをプラスして提供しているのではないでしょうか。(実際に食していないので想像の域を出ませんが)
 店名からもどちらかといえば和食中心のお店のように感じました。

 特長としてこの店では、コーヒーが無料で提供されていることでした。
        

和食処「ゆうなぎ」 データー
札幌市北区北10条西1丁目8(地図)
電話   011-747-0358
営業時間 11:00~21:00
定休日  日曜日
駐車場  1台
座席   20席(カウンター・小上がり)
入店日  ‘09/03/29