田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

氷瀑巡り №1 アシリベツの滝 & 鱒見の滝

2021-01-11 17:01:53 | 環境 & 自然 & 観察会

 北国の滝といえば冬期間はしたたり落ちる水が凍って形作る氷瀑である。国営滝野すずらん丘陵公園内にある二つの滝も今は厚い氷覆われ、見事な氷瀑となっていた。その氷瀑の一部からは冷たい水がしたたり落ちていた。

 冬の「国営滝野すずらん丘陵公園」は各種のアクティビティとともに、公園内にある滝にできる氷瀑も見物の一つである。園内には4つの滝があるらしいが、その中でも代表的な滝が「アシリベツの滝」である。

   

   ※ 渓流口駐車場から「アシリベツの滝」へ向かう入口のところです。

 「アシリベツの滝」は日本の滝百選にも選定されている落差26mと札幌では最大級の滝である。こちらは渓流口駐車場から1.1Kmと距離も短いこともあり、訪れる人も多い。私が訪れた9日(土)も滝に向かう人、滝から帰る人が切れることなく続いていた。滝に向かう経路の途中に気温の表示灯があったが、午前10時を過ぎていたのだがマイナス7.8℃を示していた。

   

  ※ アシリベツの滝に向かう途中、気温はマイナス7.8℃を示していました。(午前10時15分)

 氷瀑は大小二つの滝に出来ていた。向かって右側が雄滝と称するようだが、こちらは全体が厚く凍っていたが、氷が厚くなりすぎたためか重さに耐えかね(?)途中からひび割れていた。一方、雌滝の方は氷瀑ができつつも、流れ落ちる水の様子も見えて冷たさが一段と伝わってくるようだった。

   

   ※ アシリベツの滝が見えてきました。

   

   ※ アシリベツの滝を観賞する橋です。正面右は雌滝です。

   

   ※ こちらは雄滝です。氷瀑の途中にひび割れが入っています。(自重でひび割れた?)

   

   ※ こちらは雌滝をアップしたところです。

 もう一方の「鱒見の滝」は渓流駐車場からおよそ2.5Kmもあるため、訪れる人は極端に少なかった。(冬季は「鱒見の滝」近くの鱒見口駐車場が閉鎖されているため、渓流駐車場から歩かねばならない)私が鱒見の滝往復で出会った人はわずか6人だった。

   

   ※ 歩くスキーで「鱒見の滝」に向かうカップルです。

   

   ※ 「鱒見の滝」が近づきました。左は滝から流れ落ちた水が流れる小川です。

 「鱒見の滝」の方は、高さ18mと「アシリベツの滝」よりは小さな滝であるが、こちらは滝全体が凍っていた。

   

   ※ 「鱒見の滝」を遠望したところです。

   

   ※ 「鱒見の滝」アップです。凍らずに水がしたたり落ちているところがありますね。

   

 結局、この日は雪道を12,203歩、11Kmも歩き、すっかり疲れ果ててしまった。

 「国営滝野すずらん丘陵公園」内には、このほか「不老の滝」、「白帆の滝」と二つの滝があるようだ。機会があれば、この二つの滝の氷瀑も見てみたい。

         

 

 
                                             

 


札幌でしかできない50のこと〔29〕国営滝野すずらん丘陵公園

2021-01-10 17:29:53 | 札幌でしかできない50のこと

 さすがに国営である。その規模がでかい!一日では遊びきれないほどである。ただ、冬季の場合はその規模を縮小しているが、それでも親子が冬の遊びを満喫できるさまざまなアクティビティが用意されている。

     

「札幌でしかできない50のこと」№29は「国営滝野すずらん丘陵公園」である。ガイドマップ上で№46にリストアップされている。そこには「雪が降ったら遊ぶ」と題して次のような説明文が載っている。「夏も冬もアクティビティ満載の公園。冬にはスキーができるほか、200mを滑り降りるチューブそりもあり、南国出身の雪初心者であってもスノーアクティビティが楽しめる。春から夏は園内の花が見頃となり、滝めぐりもできる。」とある。

     

 私は過去何度もこの公園を訪れているが、今日(1月10日)改めてブログにアップするために、そして新たな魅力を発見するために訪れた。今日は日曜日の上、晴天にも恵まれて多くの親子が公園を訪れていた。

   

   ※ 東口駐車場にはたくさんの車が駐車していました。

   

   ※ 公園東口の入口です。

 冬季の滝野すずらん丘陵公園は「滝野スノーワールド」と称して、チューブそり、スキー・スノーボード、スノーシュー、歩くスキー・クロスカントリースキーなどのアクティビティを用意している。スノーシューやクロカンスキーは一般向けの者であるが、その他は主に親子を対象としたものである。特にスキーは幼児対象の緩やかなゲレンデが人気なのだが、今日はまだ雪不足ということでゲレンデは解放されていなかった。したがって多くの親子はチューブそりのところに集中し、順番待ちで長蛇の列ができていた。また、その横では持参したプラスチックそりでそり滑りに興じていた。

   

   ※ 一見平面のように見えるファミリーゲレンデですが、積雪不足のため閉鎖しています。

   

   ※ チューブそりの順番を待つ長蛇の列です。

   

   ※ チューブそりで滑走中です。

 一方、ゲレンデは解放されていないものの、多くの幼児が平面で行われていたスキー教室でスキー操作を学んでいた。

   

   ※ 東口休憩所(スキーヤーズサロン、軽食コーナー、売店)の建物です。

   

   ※ スキー教室で幼児たちがレッスン中です。

 公園にはスノーシューコースも用意されているのだが、やや初心者向きのコースのために私はスノーシューを用意はしていたが、それを履くことはなかった。

 公園はこうしたアクティビティとともに、公園内にある「アシリベツの滝」と「鱒見の滝」の氷瀑を見物するという楽しみがあるが、その二つについては明日レポすることにする。

 その「鱒見の滝」へ向かう途中に、国営の公園には相応しいと思えない宗教施設が目に入った。小さな川を挟んだところその施設はあったのだが、橋を渡って確かめてみると「弘法寺奥の院 鱒見の滝道場」という看板が掲げられていた。川向いは国の区域外なのだろうか?ただ、「滝野すずらん丘陵公園」は区域の境は高い柵で囲まれている。ここにはそうした柵は無かった。あるいは公園に指定される前から宗教施設が存在していたために、特例として併存することにしたのだろうか?真相はいかに???

   

   ※ 「鱒見の滝」に向かうルート上から見える施設です。

   

   ※ 近づいてカメラに収めました。

 私がこの公園を訪れるのは主として冬期間である。前述の紹介文では園内に咲き誇る花も見ものだという。次回は夏に訪れてみたい。 

                                 

《国営滝野すずらん丘陵公園 概要》

〔住  所〕札幌市南区滝野247番地

〔電  話〕011-592-3333

〔開館時間〕9時~16時(ホワイトシーズン 12月23日~3月31日)

                9時~17時(グリーンシーズン 4月20日~11月10日)

〔休    園〕4月1日~4月19日、11月11日~12月22日

〔入園料〕 一般 450円(15歳未満は無料 ※ グリーンシーズンのみ)

                ホワイトシーズンは入園無料

〔駐車場〕 有(普通車420円)


書っ!パフォーマンス

2021-01-09 16:34:20 | イベント

 「書」って楽しいかも!? そう思わせてくれた札幌市民ギャラリーで行われた「書っ!パフォーマンス」だった。市立札幌平岸高校書道部の若人たちの大筆によるパフォーマンスは書の楽しさが伝わってくるものだった。

        

 楽しみにしていた本日開催予定のPMF Connects LAVE!SCARTSコートのコンサートが昨日になって突然中止の連絡が入った。残念だがこうしたご時世だから仕方がない。

 同じように本日予定されていた「書っ!パフォーマンス」も中止となるのか心配したが、こちらは予定どおり開催されると分かり、会場の札幌市民ギャラリーに向かった。

   

   ※ 会場の「札幌市民ギャラリー」です。

 イベントの内容は、

  第1部が「見てみよう!」と題して市立平岸高校書道部の大筆による書道パフォーマンスを多くの人が見守った。

   

   ※ 平岸高校書道部勢ぞろいです。全員女生徒でした。

 第2部が「書いてみよう!」と題して、こちらは参加した方々が実際に筆をとって、①大きな筆で書こう!と②ふらっと書初めコーナー、が同時並行で開催された。

 平岸高校書道部のパフォーマンスは、部の生徒たちがさまざまな形でのパフォーマンスを披露してくれた。生徒たちは 多くの観客(100名を超えていた?)を前にやや緊張気味だったが、いざ大筆をとると伸び伸びと大胆な筆づかいで素晴らしい筆字を書き上げてくれた。面白いと思ったのは、いざ紙に向かった時に生徒たちは飛び上がって紙面に向かっていたことだ。その姿は私の目から見ると、雪面でキタキツネが獲物を狙って飛び上がる姿を連想させてくれた。

      

   

   

   ※ パフォーマンスを見守る多くの市民です。

      

   

   ※ これは一年生部員が一人一文字を書き上げたものです。

   

 ※ 最後に書き上げた書道部のメッセージです。「喜びの色 染まる世界 輝く 明日を描こう」

 続いて第2部の「書いてみよう!」の部だが、せっかくの機会なので私も参加してみることにした。参加したのは書初めの部だった。用具を用意してくれた中で、高校の書道部の生徒(私の指導にあたってくれたのは平岡高校の書道部の男子生徒だった)が指導者として付いてくれて体験した。私にしたら数十年ぶりの書道、いや習字である。私は「剋つ」という字を選んで書いてみた。

   

 指導の生徒が「もっと筆に墨をたっぷり付けてみましょうか」とか「あっ、凄い!凄い!」などと的確な助言により楽しく体験できた。小学生の習字みたいな字に苦笑であるが…。

   

   ※ 私の作品(?)です。左は初めて書いたもの、右は指導を受けながら4枚目に書いたものです。

 私としては、平岸高校書道部のような隷書(?)的な文字を書いてみたいと思ったのだが、それは初心者には無理なことか?でも楽しいひと時だった。


感動!北海道高校演劇 Special Day 2021

2021-01-08 19:16:22 | ステージ & エンターテイメント

 高校生の演劇はいつ観ても感動する。今日もまた札幌市立啓北商業高校の演劇を観て感動を与えてもらった。演題「ラフ・ライフ」は高校生の身近な問題を取り上げた笑いと涙に包まれた佳作だった。

 毎年、年の初めに行われる「北海道高校演劇 Special Dayは、その年度に行われた高校演劇大会において最も優秀だった作品を称えて「札幌演劇シーズン実行委員会」と「(公財)北海道文化財団」が主催して、札幌市民に公開しているイベントである。

          

 私はこれまで過去3回観劇しているが、毎回高校生の若々しい演技に感動を与えてもらっている。これまで会場はかでるホールだったが、今回はかでるホールが改修中のためカナモトホール(市民ホール)が会場となった。

 当初は最優秀賞を受賞した富良野高校と、優秀賞の啓北商業高校の二つの作品が公開予定だったようだ。しかし、事情はよく分からないが富良野高校が辞退したようで、結局は啓北商業高校演劇部だけの舞台となった。

 啓北商業の演題「ラフ・ライフ」は「笑いのある生活」とでも訳されるが、主題は両親が不仲のために離婚が目前に迫っている時、両親の趣味である漫才を学校祭で披露して両親に笑いを取り戻してほしいと願う女子高生の姿を描いたものである。

          

 僅か1時間の中で、ストーリーはどんどん変化し、観ている者の予想を裏切る展開が楽しい。結局、女子高生の願いや努力は徒労に終わるのだが、それにもめげず最後に漫才を披露して幕が下りるという展開だったが、その中に笑いあり、涙あり、でやはり脚本の良さが際立っていたように思った。また、出演した高校生たちも熱演していて優秀賞に相応しい舞台だった。

 いつも私は思うのだが、このSpecial Dayで披露される舞台に感動してしまう。その第一の要因は脚本の素晴らしさにあるのだが、それにプラスして高校生が熱演しているというところにあるのかもしれない。

 あまり多くの体験はないのだが、一般の方の舞台でそうした感動をあまり感ずることが出来ないのはなぜか?きっとそれは、私の観る目、脚本の解釈力が熟成されていないからなのかな?と思っているのだが…。しかし、それでもいいやとも思っている。今さら演劇に精通する気もないし、何せ一般の舞台はけっこうな観覧料を必要とする。私はこれからも高校演劇を追い続けようと思う。

 なお、啓北商業高校演劇部は3月に福岡市で開催される「春季全国高等学校演劇研究大会」に出場予定だそうだ。健闘を祈りたいと思う。                                         


札幌でしかできない50のこと〔28〕回転寿しトリトン 円山店

2021-01-07 16:33:25 | 札幌でしかできない50のこと

 ネタの新鮮さといい、そのボリュームといい、数ある札幌市内の回転寿し店の中では随一だろうと思われる「回転寿しトリトン」である。「札幌でしかできない50のこと」の中に唯一ランクインしたのも納得である。

                         

 久しぶり(およそ一か月半ぶり)のシリーズ復活である。コロナ禍とあって、残りにリストアップされているススキノなどの飲食店などはなかなか足を向け難いのだが、危険を避けつつボチボチと取り組んでいきたいと思う。

   

 さて、「回転寿しトリトン円山店」は、実は我が家からは最も近い回転寿し店で、我が家では少なくとも月に一度は利用している寿し店である。ところが私は今まで一度も店に足を踏み入れたことはなかった。というのも、我が家ではもっぱらテイクアウトで利用して家に持ち帰り、家庭内でビールで喉を潤しながら味わうのを常としていたからである。

 本日、初めてブログにアップするために店内で食してみることにした。

 「札幌でしかできない50のこと」の№21にリストアップされているトリトンは「1,000円あったらうまい寿司に使う」と題して、次のような紹介文が載せられている。「回転寿司といえ侮れないのが、札幌。トリトンでは1貫あたり130 ~573円とリーズナブルであっても上質なネタを提供し、地元の人も通うほどだ。おすすめは、活ホッキやホタテ、ボタンエビなど。中心地ではないので、比較的並ばずに入れる。」とある。

   

 午後1時を過ぎ、平日でもありそれほどお客さんはいないだろうと踏んで出かけたのだが、なんと96席ある店内は満員状態で待たされる羽目となった。

 それでも少し待つと一人用のカウンター席に案内された。スタッフからは「コロナ禍のためチェーンコンベアに寿司は載せていません。タッチパネルから注文いただくと、職人さんが直接渡してくれます。」と説明された。

   

 私は生来生ものが得意ではないため、寿司ネタも食べられるものが少ない。好物の〆サバ、炙りサーモン、マグロ、甘えびなどをタッチパネルから注文する(つまり寿司通が好むようなレアなネタなどはほとんど食すことが出来ない)と、ほどなく職人さんから手渡された。

   

   

   

 トリトンの寿司は、当初そのネタの大きさが半端ないくらい大きくて驚いたものである。最近は少し落ち着いてきたようにみえるが、それでも十分に大きい。大きさだけではない。ネタの新鮮さも売りの一つであり、シャリ(寿し飯)とのバランスも良い。私はその寿司を堪能し、満腹になるまで味わった。といっても食した寿しは12貫である。普通の人の2/3程度ではないだろうか?希少で高価なネタがなかったこともあり合計1,254円也の昼食だった。

《回転寿しトリトン 円山店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区北4条西23丁目2-27

〔電  話〕011-633-5500

〔開館時間〕11時~22時

〔休    日〕年末年始

〔座席数〕 97席

〔駐車場〕 有

 

七草がゆ

 本日は「七草がゆ」の日だそうである。そこで我が家の朝食も七草がゆの朝食となった。

 便利な時代である。スーパーへ行くと、七種の野菜(?)がブレンドされたものが一袋に入って販売されているらしい。さらには「粥」もパッケージされたものがある。インスタントに七草がゆが食せるのである。

 お世辞にも美味しいとは思えないが、一年の無病息災を願い、有難くいただいた。

                                         

                                                                                                                          

 

 


昔懐かし玩具フェア in 大丸藤井セントラル

2021-01-06 16:39:53 | イベント

 いささか期待を削がれた感は免れないのだが、私たちが子どものころにお正月を中心に楽しんだ懐かしい玩具がたくさん陳列されていた。玩具を見入る私の中では過ぎ去った昔の楽しかった光景がオーバーラップされるのだった…。

   

 大丸藤井セントラルにおいて昨年末から今年初めにかけて「昔懐かし玩具フェア」が開催されていると聞いて、本日出かけてみた。

 私はイベントの開催なので、セントラルビルの7階のギャラリースペースで開催されているものと思いながら出かけた。ところが入店しても特別の案内も表示されていない。インフォメーションで聞くと、4階「和のフロア」で開催されているという。なんてことはない。単に売り場の一部を飾り付けて、そこで昔の玩具を販売しているだけだった…。

   

 いささか期待外れだったが、気を持ち直し陳列されていた玩具たちを詳細に見ていった。するとそこには昔自分たちが遊んだ懐かしい品々が所狭しと並んでいた。

 するとあるある、ダルマ落とし、けん玉、紙風船、おはじき、こま、凧、羽子板、カルタ、と…。

   

 私の中で昔の光景が蘇ってきた。小さいころ、刈り取られた田んぼで懸命に凧が舞い上がるようにと走ったっけ…。何回も続かない羽子板に夢中になったっけ…。少し長じてメンコ(私の田舎ではパッチと称した)に夢中になったが、私はなぜか負けたことばかりが思い出される。最も夢中になったのは「百人一首」だった。冬休みは連日のように木箱を抱えて、友だちの家を渡り歩き、夢中になって札を追いかけた。

   

 あゝ、あれもこれも甘酸っぱい思い出と共に蘇ってくる。

   

 「あの頃は良かったぁ…」とは、けっして口にすまい。ただ、誰もが貧しかったあの頃は、素朴な遊びの中で多くの友だちとの交流があった。いじわるされたり、泣かされたり、時には逆の立場になったり…。そこから多くのことを学んだような気がしている。

   

 翻って、今の子どもたちはたくさんの友だちと遊んでいるかな?

 私は若干の懐かしい玩具を購入して店を後にしたのだった…。


初スノーシュー in 三菱山(盤渓市民の森)

2021-01-05 19:00:44 | スノーシュートレック & スノーハイク

 ちょっと足慣らしにと盤渓市民の森に向かい、その延長線上にある三菱山を目ざした。しかし、思惑とは違いかなりハードな冬山登山となってしまった。小さな山(482m)だったが “侮るなかれ!”と言われた思いだった。

 少雪傾向だった札幌もお正月前後の降雪によって、ようやく雪山のシーズンが到来したようだ。私にとってはスノーシューシーズンの到来である。そこでまずは足慣らしに、とホームゲレンデ(?)である「盤渓市民の森」へ向かった。「盤渓市民の森」は我が家から車で約20分、札幌の市民の森の中でも最も至近にある市民の森である。

 その「盤渓市民の森」の上部にあるのが「三菱山」である。(というより「盤渓市民の森」は三菱山の裾野に広がっているということだ)山名に「三菱」と付くので三菱グループに関係のある山かな?と思って調べてみたが、私が調べたかぎりでははっきりしなかった。

   

    ※ 盤渓市民の森の入り口です。

 いつものように「盤渓市民の森」と看板が立ち、車が3~4台駐車できる入口に駐車し、スノーシューイングを開始した。市内から近いとあって、かなりの人が利用しているのか、散策路は踏み固まり、スノーシューを必要としないくらいだった。

   

   ※ 市民の森の散策路は写真のように踏み固められていました。   

 いつもは市民の森の散策路を標識に従い、あちこちと巡り歩くのだが、今日は三菱山の山頂を目ざすために最短コースを選択し三菱山を目ざした。

   

  ※ 市民の森は写真のように要所要所に案内板が掲示されているため迷う心配がありません。

 天候は晴れ、その上無風と、絶好の雪山日和である。葉を落とした木々と白い雪に覆われた市民の森は森閑として小鳥のさえずりさえ聞こえない。スノーシューの爪が雪を噛む音だけ…。心地良い静寂を楽しみながら登り続けた。

   

   ※ 散策路の途中から目ざす三菱山の山頂を望むことが出来ました。

 やがて「盤渓市民の森」の最上部に到達した。そこからは市民の森の散策路ではなく、一部の愛好者のみが自らルートを見つけて三菱山の山頂を目指すのである。私は先の登った人のトレースを追った。少し登ると「盤渓スキー場」のリフトの降り場とぶつかる。つまり「盤渓スキー場」は盤渓山に造られたスキー場ではなく、三菱山の斜面に造成されたスキー場だということが分かる。

   

   ※ 盤渓スキー場のリフト降り場がルートの近くにありました。

 その降り場付近からはおそらく冬のシーズンのみのルートだと思われるのだが、三菱山の山頂を目ざす直登のルートが刻まれていた。まるで自分の頭上を目ざすような急登だった。短い距離ではあったが、とてもとても足慣らしなどという気軽なものではなかった。

   

   ※ 道なき道を往く山頂へのルートです。

   

※ 私が山頂から降りてきたとき、反対に山頂を目ざして一人の方が登ってきました。その方を写したのですが、斜度が急なことがお分かりいただけると思います。

 かなり苦労してなんとか山頂に立つことができたが、山頂からの眺めはなかなかだった。遠くに札幌市街地を眺め、一方には藻岩山も手の届きそうなところに位置していた。

   

   ※ 山頂近くに、今は使われていないスキーリフトの降り場の残骸が立っていました。

   

   ※ 写真の石の階段を上りきるとそこが山頂でした。

   

    ※ 山頂には簡素な山頂標識が掲示されていました。

   

   ※ 山頂から札幌市街が望めました。(右下の建物は先のリフト降り場の残骸です)

   

   ※ 前方の山は藻岩山です。

 問題は帰路だったが、急登ヵ所は転倒を恐れ、慎重に、慎重に下った。

 初スノーシューは思惑と違いかなり苦労してしまったが、帰宅した今は改めてスノーシューの良さを実感し、今冬もできればいろいろなところを探索してみたいと思っている。

    

   ※ 購入して10年にもなる私の愛機(TUBSS ベンチャーFS25)です。 


絵馬と円山動物園

2021-01-04 16:28:59 | その他

 本来ならタイトルは「円山動物園と絵馬」とすべきだろう。しかし、私は敢えて反対に並べた。というのも、私の目的は円山動物園に赴いて絵馬をゲットすることにあったからである。首尾よく絵馬をゲットできたが、動物園もなかなか興味深かった。

 年末に届いた札幌市広報紙に「お正月三が日に円山動物園で毎日先着300人に絵馬を配布する」という告知があり、興味を抱いた。そこで最終日の昨日3日、北海道神宮への初詣の前に円山動物園を訪れたということなのだ。

 「絵馬」と聞いて「そんなものどこが面白いんじゃい?コロナ禍なんだから黙って家で寝てろ!」とどなたかから突っ込まれそうだが、動物園で動物を描いた絵馬をゲットするのは縁起が良いのではと考えたのだ。

   

   ※ 動物園の正面入口に着いた時には人影がほとんど見えなかった。

 先着300人と聞いて、これは9時30分の開演前に動物園に着かなくてはと8時30分に家を出た。我が家から動物園までは約2.5キロあったが、開園15分前に動物園に着いた。かなり先着の人たちがいるのではと予想していたが、案に相違して入園を待っていた人は一人だけだった。

   

   ※ 開園前になると、それなりに人々の列ができていた。

 結局、私は難なく今年の干支「丑(ウシ)」が描かれた絵馬を入手することができた。配布場所は動物園正面入り口から見たら最奥部のレストハウスというところだった。当初は絵馬を入手したら、すぐにその足で北海道神宮へと考えていたが、せっかくなので主な動物たちを見て帰ろうと予定を変更した。そして①ホックョクグマ館、②エゾヒグマ館、③熱帯鳥類館、④総合水鳥舎、⑤類人猿館、アジアゾーンの⑥熱帯雨林館、⑦高山館、⑧寒帯館、アフリカゾーンの⑨カバ・ライオン館、⑩キリン館と次々と回って歩いた。最後に⑪モンキーハウス、と⑫ゾウ舎を見て終了とした。

   

   ※ ホッキョクグマはやはり雪が背景となるほうが様になっていますね。

   

   ※ こちらはかなり体格の良いヒグマです。(ガラス越しに写す)

   

   ※ 熱帯鳥類館ののフラミンゴと名前を失念した嘴に特徴のある鳥です。

   

   ※ ライオンは狭い獣舎の中を絶えず歩き回っていました。

   .

   ※ 像の生態に最大限配慮した飼育舎として表彰を受けたゾウ舎だそうです。

 駆け足ではあったが、私は円山動物園の施設のおよそ2/3程度は見て回ったことになるのではないか?訪れなかった主なところはエゾシカ・オオカミ舎、は虫類・両生類館、フクンロウとタカの森、カンガルー館、猛禽舎くらいのものか?

   

   ※ 小型動物で唯一写真の収めたミーアキャットです。

 動物園は我々シニアには優しく入園料が免除となっている。そうしたこともあり、年に一度くらいは訪れていると思うが、近年の円山動物園の充実ぶりは目を見張らせるものがある。行くたびに新しい施設が出来ている感じである。今回訪れた中では、ホッキョクグマ館とモンキーハウスは初めて訪れた施設だった。

   

   ※ 円山動物園は写真のように緑濃い中に動物たちの飼育舎が点在しています。

 飼育されている動物たちの居住性はずいぶん良くなってきたように感じられる。しかし、それでも自然の中に生きる動物たちにとっては不自然な環境で生きることを強いられていることには変わりはない。最近の動物園においては自然環境の保全とか、希少生物の保護とかいった掲示が目立ち、そうしたことへの啓もう活動も盛んにおこなわれているように見える。そのことと、動物たちを飼育展示するという動物園の本来業務との間の価値葛藤はないのだろうか?おそらくそうした論議は尽くされ、関係者間では了解済みのことと思われるが、そのあたりのことについて素人でも分かりやすいように説明していただく活動を是非展開していただきたいと思う。

 もっとも、動物園という存在があるからこそ、私たちは息づいている動物たちを目の前で見ることができているのだが…。

   

※ 絵馬のことを話題にしながら、入手した絵馬の写真を掲載することを失念していました。改めて入手した丑が描かれた写真を載せることにします。

                                    

 


初詣 & 干支神楽焼

2021-01-03 19:55:09 | その他

 多少の迷いはあったが、例年のように三が日のうちに初詣を済まそうと本日北海道神宮に赴いて、いつものようなルーティーンで初詣を済ませた。とはいえ、例年と違った様相も垣間見えた初詣だった。

 例年初詣をしている北海道神宮からは「初詣が三が日に集中しないように…」との要請が出ていたが、一日、二日の様子を伺うと分散傾向にあるとのことで、いつものように本日に初詣に赴くことにした。

 本日午前、北海道神宮に向かうとやはり例年より参拝客は少ない感じだったが、極端に少ないということではなく、参拝客は切れ目なく続いていた。私はいつものように参拝をし、お神酒をいただき、干支の神楽焼を購入した後、お御籤を引くという一連のことを行おうと思っていた。

   

   ※ 表参道から続き境内の山道の様子です。(3日正午頃)

 ところがところどころでいつもとの違いに遭遇した。まずはいつも一緒に参拝している妻が「今年は遠慮したい」と言うので尊重することにして、私一人で向かったこと。そして神宮に着くと「手水舎」が閉鎖されていたこと、「お神酒」も廃止されていた、露天の出店もなかった、ことなどが例年とは違っていた。

   

   ※ 手水舎はご覧のように立ち入り禁止措置が取られていました。

   

   ※ 本殿に向かう階段ですが、危険防止のためとはいえ注意書きが趣を壊してますねぇ。

   

   ※ お神酒は時節柄販売中止となっていました。

   

   ※ お御籤を引くところも例年に比べて閑散としていました。

 さらに、私個人としては例年初詣を終えた後「甘味処」でお汁粉をいただいていたのだが、その店が昨年閉店してしまったことあり、そこも例年と違っていた。その代わりにと境内に菓子メーカーの「六花亭」が出店している休憩所で「焼き餅」を味わおうと思ったが、そこもサービス停止となっていた。しかたなく、私はお正月特別販売という菓子を購入して帰宅したのだった。

   

   ※ 六花亭で購入したお正月限定の菓子の一部です。

 ところで収集している干支の神楽焼だが、今年で9個目となった。つまり私の北海道神宮での初詣は9年目ということだ。買い集めた小さな干支の神楽焼は「巳、午、未、申、酉、戌、戌、亥、子、丑」の9個である。残りは「寅、卯、辰」の3個である。残り3年はなんとしても初詣を続けたいと思っている。

   

   ※ 本日購入した丑(ウシ)の神楽焼です。

 なお、「神楽焼 十二支守」と題される説明書には次のように説明されている。「神領地に出土したる神土を拝領し、神水で練り固め、一体一体手描きの上浄火で焼き上げたものであります。大神さまの広大無辺な御神徳を受ける事ができます。」とある。御神徳を受けられるよう身を引き締めて日々を過ごさねば…。

   

   ※ これまで買い集めた9個の干支神楽焼です。

 また、お御籤のほうであるがこれがなんと「大吉」を引いた。私はせいぜい「中吉」あるいは「末吉」程度で十分を考えていたのだが、「大吉」は望外である。こちらも「大吉」を呼ぶことができるような一年となるよう励みたいと思う。

 

 


今年の私の年賀状

2021-01-02 16:09:51 | その他

 私の年賀状は毎年「自分の言葉」で挨拶しようと心掛けている。例年はその中に私たちの現状や願いも込めているのだが、今年はさすがにコロナ禍のことが私の中の全てを占めていた。そんな私が今年知人・友人に届けた年賀状は下のようなものだった。

 

         

 メディアでは首都圏の知事たちが国に「緊急事態宣言」の発出を求めていると報じている。コロナウィルスの勢いは止まるどころか、まだまだ私たちに襲い掛かってこようとしているかのようだ。ここは必ずや文明が終息の途を見出してくれることを信じて、私たち庶民は静かに終息を待つことではないだろうか?