モモちゃんへ
日々の出来事を亡きモモに教えます。
 



出勤の途中、北湊埠頭から雨の中の若戸大橋です。
この橋が出来た時、私は高校生でした。翌年5市合併して北九州市誕生・・・。
たいして関係のない話なのに私のクラス約50名にとって忘れられないことが
起きました。県立高校に通っていましたが 北九州市立の学校が新設される
ことになり あろう事か担任の先生に白羽の矢がたって、途中で転任(?)
されることになったんです。
私たちは全員で授業を放棄し、校長室に談判に行きました。授業を受けない
ものですから他のクラスの先生が説得にこられみんな涙涙・・・
担任の先生はまだ出来てない学校だから 時々廊下から様子を見に来ました。
学園ドラマさながら・・・。
このブログを見た同級生(教えてないから見てないか!)何かの偶然で これ
を読むと、私が誰か分からなくても「K先生」のことは覚えていると思います。
若戸大橋の近くに住んでおられました。



ここまで書いて 思い出しました。今日5月17.18日は 京都の上醍醐寺で1年に1度
秘仏がご開扉されます。10年前の今日、ホントに今日 拝観に行きました。1時間
以上、山道を登って憧れの観音様にお会いし興奮冷めやらぬ思いで下山していて、
偶然老紳士と目が合いました。バチッとあった感じでした。話しかけられました。
年に1度ですから人は多いんです。北九州からだと言うと ご自分の親友が北九州
にいる・・校長先生で息子さんがお医者さんで・・何から何まで同じです。
もしやK先生ですか?と聞くと絶句されました。「恩師です」というと 持ってお
られたバッグから冊子を出され、親友の訃報に接した時のことを書かれたものでし
た。私は知りませんでしたが相当著名な方のようです。山科までバスの中でお話し
文章のコピーを頂いて帰りました。先生の未亡人にお伝えするためです。観音様の
お引き合わせとしか思えません。
そしてまた丁度10年目の今日 ふいに思い出しました。
どこかに行けばいい出会いのある運のいい人間です。

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