アマゾンで程度のいい中古を買うこともありますが 中村哲医師に関しては 少しでもペシャワール会を支援することになればと 新品を買います。
【希望の一滴】 中村哲、アフガン最期の言葉 西日本新聞社 写真が多いから すぐ読み終えます。
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生い立ち編で火野葦平の家で親族と。 白の野球帽の少年が中村哲さん 後ろに立っているのが 火野葦平
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アフガニスタンで水路を造るのに 筑後川の山田堰を参考にしたことは 繰り返し記事にしています。
ここです。 アフガンの人たちが今後 生コンが無くてもできるよう 江戸時代に石だけで造った堰です。
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今回 この本で 知ったのは 筑後川だけじゃなく 他にも参考にされた・・熊本県緑川 石出し水制 とありました。
ネットで調べたら甲佐町 過去の記事から探しました、 緑川は石橋探訪で15年間通い、知っています。
甲佐地域は昔、古緑川と津留川の二つの川が流れていた。1600年加藤清正が肥後の領主となった後、原野を掘りぬいて合流させた。これが現在の緑川である。(郷土史研究会の資料より)
「鵜の瀬堰」です。 ふつうは堰は川の流れの通りですが横向き でしょう? 二つの川の合流する所です。
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1608年、鵜の瀬堰が造られ、そこから灌漑用の水を引いて約300町歩の水田を潤しているのが大井手川である。
ホントにきれいな見惚れるほどの景色の中 先人の土木治水事業の偉大な功績に拍手を送りたいです。
他には網の目のように張り巡らされた排水路の柳川も出てきました。木の部で 柳も沢山植えられました。
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これもいつも読む葉室麟さん 大体 最初からイメージできるのが 麟さんですが この本は半分くらいまで退屈でした。一人称の【私】がシーボルトの息子アレクサンダー・シーボルト 幕末の頃 外国人憎しの時代です。半分から面白くなります。
【星火瞬く】 葉室麟 講談社文庫
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【啄木 ふるさとの空遠みかも】三枝昂之 私は啄木をあまり好きじゃありません 昔【節子】を読んだ時に あまりにも自分勝手で・・・
ここで以前にも 【26年2か月 啄木の生涯】をご紹介しましたが たったの26年しか生きてない 20歳で結婚して6年しかないのに 妻も母親も子供も友人に預けて東京で好き放題
それでも 中学生が知っているのは ほんと啄木ばかり
★不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心
★東海の小島の磯の白砂に われなき濡れて 蟹とたはむる
★故郷のなまり懐かし・・・・・・ ★たはむれに母を背負いて・・・・ ★ひとがみな我より偉く見ゆる日よ・・・・
研究書で、私には難しい本でした。
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最後のご紹介するのは 【かみさまへのてがみ】 谷川俊太郎=訳 葉祥明=絵 読むっていうのじゃなく・・・・読むなら数分 可愛いのです。新鮮です。
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たとえば
いつも どようびには あめを ふらさずに おくことくらい どうして できないの? ローズ
何処をめくってもこどもたちのことばには 敵いません。
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