鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

残念!無念!

2006-11-30 23:11:58 | お知らせ

 今日の地元の新聞によると、山形県知事は小国川の治水対策について『穴開きダム』工法を採用すると決めたとのこと。

 やはりそうかとは思うけど、残念至極です。補助金申請のこととなると、県としては弱くなってしまうのだろうが・・・。

 とうとうダムのない河川として、東北有数の天然鮎の豊富な川として、「松原鮎」として歴史を生き抜いてきた川なのに・・・。

 

  理由としては、流域の降水量が増加、かつ局地化していること、治水対策の議論が10年以上と長期化してきたので、経済合理性で比較検討した結果、工期の短さやそれに伴う便益の大きさでダム方式が優れていると判断したとのこと。

 そして、鮎など生態系への影響を監視するため「最上小国川流域環境保全監視協議会」を設置して、工期中の立ち入り検査を実施するという。

  さらに、基礎工事に新たな工法を導入して、建設コストを縮減し、縮減費用相当分を釣り客の駐車場整備といった流域地域活性化に振り向けるとも。

 

 こう見てくると、なんだかとってもいいことのように思えるけれども果たして本当にそうなのか、今時の行政は信じられないので、十分な注意・監視が必要であると考えます。漁協として、裁判闘争までいくのかどうか。

 今後の日程は、用地買収までに3~4年、建設に5年程度かかるとのこと。

 

 くしくも、今日の共同通信社のFLASH24によると、北海道は二風谷ダムの使用権を国に売却すると言う。

 ニ風谷ダムは、苫小牧東部の工業団地へ工業用水を供給すること目的に、総工費740億円で1997年度に完成したダムです。

 工業団地への企業進出が進まなかったために、2001年度に工業用水としての利用計画を中止したが、北海道の負債は利息等を含め360億円にまで膨れ上がってしまい、少しでも北海道の負担額を減らすために使用権を国に売却したということです。

 

  治水と利水という違いはありますが、ダム等の公共事業はいい加減なというべきか、甘い考え、見通しが十分にあるということがいえないでしょうか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする