発達した低気圧の影響で、一日中雨、午前中は小雨、午後から本降り、夜には止んだが、風が出てきたり、全く変な天気です。
これが、冬でなかったら何もおかしくはないのですが、冬真っ盛り、お正月の6日目です。本来なら雪が降って当たり前なのに、雨ですから。
今まで一回も雪らしい雪は降っていません。今までですと、クリスマス前後に水分の多いどか雪が降るか、仕事始めの頃に雪が降ったりしていたのですが、一体今冬はどうなったのでしょうか。
広瀬川の上流には仙台市民の水がめである大倉ダムがあります。水源地としてのダムは、広瀬川に大倉ダム、名取川に釜房ダムがあります。(広瀬川は名取川水系の川です。)
私は気がつかなかったのですが、妻が昨夜堤防のサイレンがなっていたといいます。そして、今朝も赤色等が回転しているといっていました。つまり、大倉ダムは満杯になるのを心配して予め放水して水量を減らしておこうとしたのでしょう。 そのくらい雨が降ると予想していたのでしょう。
今朝の朝日新聞の県内版に小さい記事が載っていました。
「放流ゲートに異常作動発生」という見出しで、やはり週末に予想される大雨に備えてダムの水位を下げようとゲートを開いたとのことです。
これにはおまけがあり、4門のゲートを4センチ上げる予定だったのが、1門が1メートル88センチも上がってしまい、そのため32,000トンの水が放水されたとのことです。
そのためだったのか、昼前に見た広瀬川は増水し濁流となっていました。
しかし、4センチ上げようとしたのに、188センチも上がってしまうとはどういうことでしょうか。当然コンピューター管理をしているのでしょうが、これでは心配になってきます。
何しろ私のうちは広瀬川のすぐそば、堤防で守られているのですから。もしも大地震とかでダムが決壊したら、我々は高い地域に逃げなければなりません。
(そのうち堤防ができる前後のことを思い出しながら書いてみたいと思います。)
もう一つ気になることがあります。女川原発です。牡鹿半島の太平洋側に女川原子力発電所がありますが、ここ数年にわたり異常が続発し、実質的に停止の状態が続いていました。去年ようやく運転を再開したばかりなのに、またもや異常の発生です。
2号機のポンプに異常が見つかったため、来週にも臨時停止して部品を交換することになったとか。
こんなことで、30年の間に確実に発生が予想されている宮城県沖地震に耐えられるのでしょうか。
女川原発よりももっと心配な浜岡原発がありますが、地震列島の日本に原発は必要なのか?!とまではいえません。いえませんが、そうであれば立地条件には十分すぎるほど検討しなければならないとはいえると思います。
改めて、便利な生活を維持するというのは大変なこと、いろいろな危険なものと背中合わせになっているものだと思います。
今回はとっても殊勝なブログになってしまいました。