以前は今日15日が成人の日でした。今でも成人の日といえば1月15日という意識があります。成人の日という祝日が15日にあり、休みだということで、前日に行われる「どんと祭」も遅くまで賑わったということもあるのですが、それが翌日は休みの日ではないということで、折角の盛大なお祭りだったのに、こじんまりとした品行方正?なお祭りになってしまいました。お参りの人も以前よりは少なくなったし・・・。
写真は広瀬川、澱橋上流の丁度県立美術館の下にあたります。1週間前と比べると、水位は30cmは落ちていますか。手前の葦の塊を、1週間前(8日)の写真と比べてみてもらえると分かると思います。大体これが平水といってもいいでしょう。
でも、濁りは全く取れていません。長く続く濁りです。気になります。
今年のAERA、NO.1合併号。表紙を飾るのは浅田 真央ちゃんです。その中の記事ですが、観点、視点が面白いと思いましたので、少し紹介させていただきます。
「省エネ無用ー養老孟司07年逆説の暴論」『早く石油を使い切れ!!』という題です。結論は「省エネなんて大間違い。限りある資源だからこそ一刻も早く使い切り、その先に待つ幸せな地球へ。」
石油がなくなれば、どういうことが起きるか、それが生活にどのような影響を与えるか、ということがおもしろく書かれています。
・石油に頼らずに生活していけるテリトリーの大きさが自ずと決まるので、人間は分散して住むしかなくなる、否応なく地方分権の社会ができる。
・石油がなくなれば、食べるために体を使わざるを得なくなり、生活習慣病がなくなり、病院に来るのはまともな病気の人だけになる。
・子どもも不便な環境では体を使わざるを得なくなり、心の問題も解決する。
・人間は石油を使って機械を便利に使ってきたが、そのために人間が壊れてしまったが、石油がなくなれば、人手も手間もかかる人間らしい仕事をするようになる。
・そして、石油がなくなれば、地域紛争や戦争がなくなる。ほとんどの戦争の原因は石油である。石油に振り回されてきた。
国際石油資本の推計では、可採年数は40.5年。国際エネルギー機関は生産量のピークの目安として2028-2032年(標準的シナリオ)としているそうです。
確かに石炭から石油に変わって、人間はここまで発展(といえるのであれば)してきましたが、その間夥しい殺し合いを繰り返し、現在も継続しています。イランやイラクでの戦争ももとをただせば石油利権がらみのものです。
太平洋戦争だってアメリカから石油が入ってこなくなるということが開戦に踏み切らせたわけで、石油は何と罪作りなものであることか(といえないこともないのでは)!!
どっちみちなくなることは分かっているのですから、原子力を代替エネルギーにするというのではなく、人間が人間らしい生活ができるようなつつましい社会というものを考えてみる必要があるでしょう。