7月12日の続きです。
うまくまとめられませんので、是非とも読んで欲しいところを箇条書きで書き写しさせていただきます。それでも、言いたいことは分かっていただけるものと思います。
今回は【北朝鮮関係】の部分です。日本のマスコミだけでは分かりません。いかに日本のマスコミ(テレビや大新聞)もいい加減かがわかります。
ようやく六カ国協議が功を奏して、北朝鮮が各施設の稼動を止め、IAEA(国債原子力機関)の監視を受け入れることを表明しました。大きな前進です。
噛み締めて読んで欲しいと思います。;
・安倍首相は2002年の9・17が、つまり小泉訪朝が生み出した総理大臣・・・それまで安倍は自民党内でも「アホなボンボン」という扱いしか受けていなかった。
・過去の侵略戦争を美化し、歴史修正をして従軍慰安婦問題をなかったことにするグループが今の安倍政権をつくっている。なぜかというとかれ等は二世三世議員で、大もとを辿ると必ず戦争犯罪人、あるいは戦争犯罪人容疑者に辿り着くという宿命をもっているから
・2002年9・17小泉純一郎が突然北朝鮮に行き、金正日と会談して、拉致家族問題を持って帰ってきた。・・・拉致家族の人は一旦戻るというのが首脳同士の約束だったけれど、テレビであおってしまったために、返すことができなくなってしまった。小泉としては首脳同士の約束を破ってしまったわけで、北朝鮮に対して強いことは言えない。それで、同行していた安倍晋三が、代わりに拉致家族問題で強行発言をし続けるようになった。2002年以降一番テレビに出る自民党政治家になった。
・今なぜ北朝鮮がこれだけ問題となっているかというと、アメリカと北朝鮮の間で朝鮮戦争が終わっていないから。戦争当事国であるアメリカにとって、北朝鮮に日本の首相が直接行くということは、小泉の訪朝は完全にアメリカが書いた上での訪朝です。
・安倍晋三というキャラクターもアメリカのキャスティングの中に入っていて、文字通り北朝鮮拉致家族コーティングされた。
・拉致家族問題も明らかに安倍に政治的に利用されたということがもう押し隠せない。しかも安倍のとっている強硬姿勢ゆえに、解決の見通しが一切つかないということも、だいぶはっきりしてきた。
・六カ国協議の基本的な枠組みとは朝鮮戦争を終わらせるという会議です。
・韓国の有権者は金大中以降北朝鮮敵視政策をとらない大統領を選んだために、韓国はもう朝鮮戦争問題には使えない。だから韓国から米軍は撤退するわけ。あと、使えるのはポチ小泉系ダブルポチ安倍しかいない。しかも安倍の化けの皮もはがれつつある。
・朝鮮戦争は54年間の長きにわたってお休みだけしていて、いつでも再開できる戦争で、しかも休戦協定が履行されているかどうかを監視する国連の機関は日本に置かれている。
・解決しようもない不安に人間が落とし込まれると、不安の原因さえ分かれば安心できるという精神構造になるわけです。そのとき「敵」はこいつだと権力者が指し示すとそこにみんなぶら下がる。今ある不安の全ての根源は金正日にあるんだという感情で動いているから、フェティシズムです。ですから、金正日なしには日本人は安心できないという構造になっている。
・日本より経済的。軍事的にも下であるという確信があるから、北朝鮮をバッシングしていても恐くないわけで、怖いと言いつつ本当は恐くはないんです。
・アメリカ軍が日本の基地にあれだけの軍事力を置いていることの、中国やロシアに対する名目は、朝鮮戦争が終わっていないからという一点しかない。
・アメリカの軍事力は本当は中国とロシアを押さえるため、不安定な石油と天然ガスを押さえるためのもの。
・あとは日本の人員で日本人の命で戦争を遂行するというのが、9条2項改悪を強要するアメリカの狙いです。日本列島全体をアメリカ軍の攻撃的な前線基地にしようとしている。
・日本の安全を危うくして、アジアの不安の元凶を拡大させるという、とんだ(在日米軍)再編です。
・今の六カ国協議は、中国やロシアや韓国がアジアの安全を回復するために、アジアにおける不安定な状況を取り除くために、北朝鮮とアメリカの直接交渉を実現して朝鮮戦争を終わらせるという方向にむけているわけです。
・朝鮮戦争を単独でとらえないで、東アジア戦争として、アジアに冷戦構造があらわれるということとしてとらえる必要がある。
・日本を占領しているアメリカ軍が国連軍として朝鮮半島に出撃した。日本は国連軍の基地で、日本にいる米軍は今でもとりあえず国連軍です。だから、冷戦崩壊後なのに中国もロシアも文句をいえないのは、朝鮮戦争が続いているからなんです。だから、六カ国協議で朝鮮戦争を終わらせてしまったら、アメリカ軍は単なる米軍になる。
・アメリカはその前に9条を変えさせて、自衛隊を今「自衛軍」にして「軍」と「軍」の同盟関係にしてしまおうと急いでいる。
・北朝鮮が核実験をしても、イラクの失敗があるから、国連の安全保障理事会は「兵力を伴わない」制裁をやることを全会一致で決めた。
・「兵力を伴わない」というのは日本国憲法第9条の思想です。だから「世界に輝かせよう憲法9条」と言っている。
・それが今の国際社会の方向で、それがまたアメリカが日本に改憲を指せようと焦る理由です。
・9条が新しく輝かしく、そして現実的でちゃんと働くんだということが、日本国民にバレてしまうまえに憲法をいじりたい。
・しかも決定的な効力を発揮するということが、六カ国協議の進展過程で見えてきた。
・9条の勝利。勝利している憲法を自らドブに捨てようとしている。日本は思考停止状態で捨て鉢になっている。
※ 写真は、大倉ダム(広瀬川の上流のダム)が放流することのお知らせのチラシです。表と裏です。