鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

なんで今頃河川工事?

2010-11-24 21:17:20 | 広瀬川

 きのうは雪虫のことを書きましたが、きょう仙台は初氷とのこと。私は見てませんけど。28日にはタイヤ交換をするつもりです。いよいよ冬間近ですね。そして、合唱の本番まで1ヶ月となってしまいました。風邪を引いたりしないよう、喉を大切にしていくつもりです。

 以下の写真は22日(月)朝の撮影です。まず分流の下流域の写真から見てください。

 

     

          

              

   

 ということできょうは分流の下流域、本流と合流する付近の状況をお知らせします。行ってビックリしました。雨が降っていないのに分流の水量がかなり増えている。なぜかおかしい?と思って近付いていくと、河川工事がなされていたのです。川底の岩盤まで削っていました。中洲の下流側の土砂も撤去したりして、かなり大掛かりです。しかも流れもかなり変わっています。わざと段差をつけ、流れに強弱をつけている感じ。

 まあ、工事自体は川のため、川に棲む魚のためならよしとしましょう。でもなぜ今工事なのでしょうか。サケのためかとも思いました。が、それにしては少し遅すぎます。もしかしてもっと早くしてくれれば文句はなかったのですが。もう分流のサケは視認できた数は5匹くらいとかなり減っていました。かといってその分死骸が多くなっているかというとそういうこともない。それが不思議です。

 分流の下流域の水量が多いということは、当然分流の上流域取水口?の方も工事しているはず。でなければ分流の水量は増えるはずがない。本流から分流への流れを変更するためには当然土砂を撤去します。ということは濁りが入ります。小さい石は流れるかもしれないし、ゴミ等も流れていくでしょう。川底に溜まった汚れも流れていきます。確かに水量が増えればそれに超したことはない。自分としても雨が欲しい、雨が降って欲しいと何度もここで書いたりもしました。

 しかし、多数のサケが遡上して多分産卵もしたであろう頃に、川底を攪拌すればどうなるか、確かに産卵場所付近には手をつけなかったようですが、上流部からの土砂やゴミを含む濁り水が産卵されたばかりの卵に悪影響を与えないのでしょうか。それまできれいになっていた川底の石も輝きを失ってしまいます。孵化していたとしても濁り水がいい影響を与えることは考えられません。

 孵化した稚魚が海まで行くには、まずこの水量の少ない分流から本流に到達しなければなりません。このことを考えると分流の下流域の流れが強くなってくれれば助かります。でも水量を増やすためには上流の方の工事が必要となる。濁りがでる。その濁りが卵にとってよくないものとすれば、この工事はいったいなんだったのか、何のための工事かということになります。

 要は工事をするのであれば、もっと早くからすべきであったということになります。そうすれば何の問題もなかったのですが。そう思うのですが、皆さんはどう思いますか。

 この項続きます。


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