きょうとあしたは仙台の街中はジャズで溢れます。きょうは行けなかったので、あしたはちょっとでも覗いてみたいなと思っています。覗くのは失礼か、聞いて、聴いて来ようかなと思っています。
何にしても、今日降ったからあしたは何とか降らないでほしいですね。全国から集まった演奏家たちには心ゆくまで演奏してほしいですから。ケヤキの下での演奏はする方も聴く方も大変味わいがあるものです。
雨が降ったり止んだりの全くの冴えない天気の中、朝9時過ぎから友釣り師2人、広瀬川で竿を出してきました。 雨なんか何するものぞ!という気概はよかったのですが、私は空回りに終わりました。
釣り友は大したものです、大きい広瀬川の鮎を5匹も釣り上げました。狙いが的中というか川を見る目があるということですね。澱橋と牛越橋の間の2か所で竿を出したのですが、2か所とも釣り友の入った場所は正解でした。凄いです。
そこいくとこちとらはついつい前にいい思いをしたところに入ろうとします。こと鮎釣りに関しては”保守的”なのですね。仕掛けもそうですが、いろいろと仕掛けは作りました。今はほとんど作りませんし、過去に造った仕掛けを使っていくばかりなのですが、変わった仕掛け等はやはり使わずにお蔵入りになっています。
結論から言うと、もう広瀬川の鮎は瀬から瀬脇へ、トロっぽいところに移動しているようです。つまりは流れの緩やかなところで広瀬川最後の生活をしてる、産卵に向けての最後の晩餐会?をしている、しつつあるということでしょうか。
掛かったのはほとんどがメス鮎と思いますが、それだからかサビは入っていません。オスの鮎は掛かった時は普通でも触ったり、引き船に入れたりしてるとサビが入って黒っぽくなってしまいます。鮎釣り終盤のオトリ鮎は断然”メス鮎”がいい所以です。
釣り友は5匹釣りあげましたが、最初の鮎がとてつもなく大きく、といっても尺鮎には足りませんが、27センチ(死後計測)もあったということです。他にも25か26センチクラスの鮎も掛けています。ナイロンの0.3号仕掛けと言っていましたが、よくやったものです。
そこいくと私はあまりに情けない、お恥ずかしい雨の中の鮎釣りとなってしまいました。まあいまから恥を晒します。これも鮎釣りでしょうから。 結論は、雨にも負けずに竿を出したのに、雨にも鮎にも完璧に負けてしまった!ということです。
最初に入った牛越橋の下流の急瀬ですが、なぜか全く掛る気がしませんでした。バイタルサインが感じられなかったのですが、それでも先週ですか、いや先々週か友釣りが全く掛らないのにガラガケの人はかけ放題(大袈裟ですが)だった場所なのですが・・・・。もう鮎は居なくなったか。
そうこうしている内に上流の釣り友が掛けたので、この急瀬は諦めて上流へ向かいました。 彼の上流の岩盤底のトロ瀬に入りました。右岸寄りを泳がせているとなんか鮎の動きが変なのです。あっち行ったりこっち来たり、左岸へ寄せて竿を上げたところ、小さい鮎が掛かっていました。
ハヤではなく確かに鮎です。でも養殖のオトリ鮎よりも小さいのです。これにはガッカリですね。ガッカリでも間違いなく鮎が掛かりました。9月の中旬にもなろうとしているのに、オトリ鮎よりも小さい野鮎が居るなんてどういうことでしょうか。
このオトリ鮎だって大きいとは言えません。でもそれよりも小さい鮎でした。早速オトリを交換して、もっと上流から釣り下ることにしました。今度こそチビ鮎が大きい鮎を掛けてきてくれるだろうと期待して。
でも瀬脇を泳がせてたら、またしても敵はやってきました、手ごわい相手強敵です。その名は”根掛かり”です。この頃は鮎釣りと言えば必ず根掛かりが付きまといます。お祓いをしなければダメなのかもしれません。そのくらい鮎釣りと根掛かりが完全にセットになっています。
きのうなんてアユルアーを2個も根掛かりで無くしているのです。前代未聞です。そしてきょうも折角野鮎が、小さいとはいえ野鮎が掛り、これからという時にまたしても根掛かりです。もう何をかいわんや何て言っている枠を超えています。
そしてまだ軽く竿を煽っているときに、こともあろうに天上糸と水中糸の結び目から水中糸がすっぽ抜けましたとさ(笑ってしまいます)。水中糸の仕掛け一式と替えたばかりの野鮎を失いましたとさ。チャンチャン、お仕舞いという訳ではありませんでした。
気を取り直して、少し上流へ向かい、養殖オトリを取りだして、泡立ちの右岸寄りにオトリ鮎を入れていたら、そうです、待望の強い当たりが伝わり、竿が大きく曲がりました。救う神がいたのです。竿はシモツケのメジャーブラッド急瀬抜きパワー+90です。 よしっ!遂に、ようやく来たかと喜び竿を立てたところ、それっきり。竿はまた直線に戻ってしまいましたとさ。
折角大きそうな鮎が掛かったと喜んだのにぬか喜びもいいところ。これでプッツンですね。場所移動しよう、ここはあまりにひどすぎる!!!!
下って行き釣り友と話しをして、澱橋の上流へ行こうとなりました。ちょっと移動距離が長いので竿は畳んでいこうとして、竿を1本ずつ収納していき、2番目の竿からトップの竿を収納しようと2番目の竿の上の方を持っていた時になぜかポッキンという軽快な音がすぐ目の前で発生したのです。
そうです、根掛かりの悪魔以上の悪魔が手もとにいたのです。いとも簡単に、おかしな言い方ですが何ごともなかった?かのように折れてしまったのです。 根掛かりのたびに竿を収納して、天上糸を持って地球と引っ張り合う作業は何回もしてきているのです。もう根掛かり後の作業については慣れているはずなのです。竿の収納ははすんなりといっていたのに・・・・。
もう愚痴はいいですか、聞き飽きましたか。そうでしょうね。その後竿を交換して、澱橋の上流の瀬へ入りましたが、全く何の当たりもありませんでした。ここの瀬でも掛かる気がしませんでしたとさ。笑ってください。 ここまで祟られるとは・・・・・・・・・・・・・。
お口直しに、お目直しに釣り友の大鮎をご覧ください。
これは澱橋上流(私の場所よりさらに上流)の岩盤底の流れ出かけた鮎です。取り込みに非常に苦労し、あわやバラシか?とハラハラさせられるような取り込みでした。取り込みまでを見ていて写真を撮りに行きましたから。24センチくらいか25近くかという大きさです。
上の写真で弧を描いている大鮎が牛越橋下流で最初に掛けた大鮎です。これが27センチあったということです。両手で触って軽く26センチ以上はあると思いました。 すごいです。天晴です。