(午前9時頃。そういえばこの頃地域猫を見かけません。)
(このままの水量が望ましいですね。)
きょうはお昼までは最高の天気でしたね。気温の変化もきのうと同じように上がり続けました。最高気温はお昼過ぎに観測した13.2度のようです。
でもお昼頃からとっても風が強く吹いたりもしました。この辺でも春一番というのかな、それは知りませんが、なんでも瞬間最大風速23.5メートルを記録したようです。今は風も止み、明るい日差しが差し込む陽気となっています。 空はどこまでも青いよりは、少しは白い雲があった方が風情が出ていいと思うのですが、みなさんはいかがですか。
8年となる3・11を迎えましたが、今はまたマスコミ界は平常に戻りつつあるように感じます。でもさっき見た時事通信社のニュースでは、法務委員会では面白いことが起こったようです。記事を引用します。
時事通信社 2019/03/13 14:45
『 立憲民主党など主要野党は13日の国対委員長会談で、葉梨康弘衆院法務委員長(自民)が野党議員の質疑中に割り込んで発言したのは「質問妨害だ」として、謝罪と撤回を求める方針を決めた。応じない場合、解任決議案提出も検討する。
問題発言があったのは8日の法務委。茨城県内の法務省施設整備費が東日本大震災の復興予算に含まれていることに関し、国民民主党の階猛氏が「いかがなものか」と山下貴司法相にただした。
すると、茨城3区選出の葉梨委員長が唐突に、「茨城県も被災県だ。水戸の法務総合庁舎、全壊した、地震で」などと発言。階氏が抗議してもやめなかった。 』
この自民党の葉梨委員長の発言をどう思いますか、どう理解しますか。委員長が質疑中に口をはさみ、しかも講義を受けても発言をやめなかったということは言語道断、あるまじき行為だと思います。きちんと謝罪すべきだと思います。
でも私は大嫌いではありますが、彼の気持ちは分かるような気がします。前にも何回か書いているように私としては大きな被災を受けた宮城県に住む者として、東日本大震災では何かというと被災3県として「岩手・宮城・福島」が取り上げられますが、同じ宮城県に住む者としても大きな被害を受けることがなかった(不便は長期間にわたって味わいましたが)私としては常にどっちつかずの立場というか、自分を被災者として言っていいのだろうかという後ろめたさみたいなものが常にあります。申し訳なさということも感じます。
そういう私が思うには、8年前の東日本大震災というと何かというと被災3県ばかりがクローズアップされることに他の県の人たちはなんか割り切れなさを常に感じているのではないかと思います。被害を受けたのは3県の住民だけではないという思いです。 またそういう気持ちは今後とも持ち続けていくべきものとも考えます。
ただ、そのことを大声で言うか、自分や周囲だけの範囲で言うかの違いでしょう。この自民党の委員長は常日頃から3県だけへの特別な取り計らいに我慢がならなかったのでしょう。茨城県も当然太平洋に面していますし、大きな津波に襲われて人的物的な被害を被っていたでしょう。
もっと局地的な震災地震津波であれば当然茨城県は大きく取り上げられたことでしょう。でも2011年3月11日の巨大地震、巨大津波では茨城県よりもはるかに多くの人的物的損害を受けた県が東北地方にあったのです。 いわば茨城県の被害はそれに隠されてしまったわけです。 それが常々委員長の気持ちの底にあり、今回そのことがマグマとして噴火してしまったということなのでしょう。
そういう意味では葉梨という自民党の議員は自分に正直というか、率直になったとうことでもあるし、質問を聞いている内に自分の気持ちの中に溜っているマグマが我慢がならなかったのでしょうね。だから割り込んで発言をし、抗議を受けてもやめなかった、もういい出してやめられなくなったのかもしれません。
こういう気持ちを抱いている人はまだまだ一杯いるのでしょうね、そう思います。それだけ震災の規模が大きかったということになります。 そういう人たちの気持ちも今後大切にしていく必要があるように感じます。
いつにもなく自民党の委員長の発言に、彼の内面の気持ちを慮ることによって寄り添うような内容のブログとなってしまいました。珍しいことです。でき得れば自民党の議員の発言でなかったらよかったのに・・・・。
論調をガラッと替えます。
今度は野党に不満です。「解任決議案」の提出も”検討”する、とありますが、提出すべきです。何でこうも弱腰なのか、歯がゆいです。何でもったいぶるのか?不可解です。納得できない、あまりに不合理である、一方的過ぎる、強権過ぎるというのであればどんどん解任でも不信任案でも提出するべきです。
結果は自民党等の多数で否決されるでしょうが、それでいいのです、そういう事実が記録として残されればいいのです。後世の人が見ていかにひどい強権政治が行われていたのか分かるようにすべきではないでしょうか。
分流沿いの梅も咲き始めました。