鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

あの日から 8年7か月

2019-10-11 14:37:24 | 思いつくまま

 お昼のニュースいや、徹子の部屋か、見ていた時にテロップが流れました。 「大川小津波訴訟 最高裁は県・市の上告を棄却した」と。 ああよかった、と心底思いました。 これで亡くなった児童達も少しは救われると。 

  

            (2011年3月24日の大川小学校)

 何しろ「先生方の言うことを守っていたのに」と言う横断幕をもって原告団が仙台地裁に入った光景が思い出されます。そうなのです、”先生方の言うことを守っていた”ばかりに、沢山の児童が不本意な死を強いられたのですから。

 何回か実際に大川小に行ってますが、裏山にすぐに逃げて入れば、子どもたちを信頼して逃げていれば死ななくてもよかったのに。本当に悔やまれますよ、現場を見てみれば。なんで裏山に逃げなかったのかと誰しも思うはずです。悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。

 共同通信社の記事です。

 『         大川小、防災過失責任確定 津波犠牲の児童遺族勝訴  

東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小の児童23人の遺族が、市と県に約23億円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は11日までに、市と県の上告を退ける決定をした。10日付。児童を避難させなかった過失に加え、事前の防災体制の不備を認め、計約14億3600万円の支払いを命じた二審仙台高裁判決が確定した。

 

 津波被害を巡り、震災前の防災体制の不備による賠償を命じた判決が最高裁で確定するのは初めて。裁判官5人の全員一致の結論。具体的な理由は示さなかった。』

 

 大川小学校と言えば、スマートサプライビジョンという会社が「小さないのちの意味を考える~大川小から未来へ」という冊子を作ったそうです。9日の新聞か何かで知りました。

 

 https://smart-supply.org/store/chiisanainochi  からご覧ください。

 

 東日本大震災で町民の8%の人が犠牲になった岩手県の大槌町ですが、この前こういう記録誌を購入しました。

  (表)

(裏) 

 

 

 

 パラパラとめくってみましたが、224頁からの記事が生々しいです。 第11章の「忘れず、伝える」のなかの『旧庁舎で何があったか』というところです。

 あの大震災から、もう8年7か月か、まだ8年7か月か、物理的な時間は過ぎ去りますが、忘れ去るにはあまりに大きな犠牲を払いました。私は生きている限り、ボケてしまわない限りこの日を忘れないようにしていきたいと思っています。

 

 


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