鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

仙台七夕と、

2022-08-07 20:40:40 | 思いつくまま

  

今日は午後から日差しが見え、時間の経過とともに暑さも加わり、気温も上がりました。とはいっても、きょうの最高気温は 27.0度 でした。きのうが24.0度でしたから3度高くなったということで、なんか久しぶりに夏が戻ってきたという感じになりました。

  

8月に入るとともにみちのくでは夏祭りがほぼ3年ぶりに盛大に開催されています。盛岡 弘前 青森 秋田 山形 仙台 福島 と続きます。そして、夏の祭りが終わると一気に秋の気配が感じられるようになります。

  

その時の気持ちはなんか一抹のさみしさを感じさせられますね。今夏は残暑が厳しいくなるのか、一気に秋がやってくるのか分かりませんが、いずれにしても夏祭りが終わり、お盆も過ぎるともう周りは秋の世界ですね。

  

ということは、今年の夏は全く夏らしさを感じることなく終わってしまいかねません。長い長い年月ではそういうこともあるかもしれませんが、今年は拙者は後期高齢者になる年であります。その年に今年のような暑い暑い6月を迎えるなんて誰が想像できたでしょうか。

  

ということで、きょう正午の観天望気です。 天気:曇り、雲量:隙間無、気温:25.0度(昨日23.2度)、湿度:79%、風速:2m/s,不快指数:75 となっています。

  

仙台七夕はきのうから始まりました。きのう6日といえば広島が人類初の原子爆弾を落とされ、一般市民の残虐極まりない大量殺人が行われた日です。ということは、お祭りと原爆忌と両方の日なのです。

  

だから、個人的な感情としてはお祭りを楽しみたいし、広島原爆のことも決して忘れてはならないと思っています。幸い七夕は3日間にわたって行われますので、そこで気分転換を図ればいいわけです。

  

ということで、昨日の朝日新聞の天声人語で紹介されていた正田篠枝さんの短歌を引用させていただきますとともに、仙台七夕の様子もご覧いただきたいと思います。正田さんの短歌集「ざんげ」からの引用です。

  

『炎なかくぐりぬけきて川に浮く死骸に乗っかり夜の明けを待つ』

  

『ズロースもつけず黒焦げの人は女(をみな)か乳房たらして泣きわめき行く』

  

『筏木の如くに浮かぶ死骸を竿に鉤をつけブスットさしぬ』

  

『酒あふり酒あふりて死骸役男のまなこ涙に光る』

  

『可憐なる学徒はいとし瀕死のきはに名前を呼べばハイッと答へぬ』(天声人語にも)

  

『大き骨は先生ならむそのそばに小さきあたまの骨あつまれり』

  

『ピカッドン 一瞬の寂(せき) 眼をあけば 修羅場と化して 凄惨 のうめき』

  

『天上で 悪鬼どもが 毒槽を くつがえせしか 黒き雨降る』

  

『鈴なりの 満員電車 宙に飛び 落ちてつぶれぬ 地にペシャンコに』

  

『夢の中か 現實か まさに眼の前に 耳まで口裂けし 人間の顔面』

  

『子をひとり 焔の中に とりのこし 我ばかり得たる命と 女泣き狂ふ』

  

『石炭にあらず 黒焦げの 人間なり うづとつみあげ トラック過ぎぬ』(天声人語にも)

  

『仁王像の如く 腫れあがり 黒く焦げし 裸体の死骸が 累々とかさなる』

  

『道ばたの 防火水槽に 片足かけし 男の死骸 ゲートル巻きて』

『子と母か 繋ぐ手の指 離れざる 二ツの死骸 水槽より出づ』

                                      合掌


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