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前回のつづき。
峠の上り始めからほぼ一時間。二度目の三国峠だがやはり気分がいい。因みに同行のTYサン、先日の富士登山競争(富士吉田市役所~富士山頂標高差3,000米)を3時間50分で登りきったという私とは次元の違う体力も持ち主だが、この峠も40分でクリアし私がヒーハー言いながら到着した時には既に涼しい顔でインスタントラーメンのお湯を沸かしていた。恐るべき体力、である。
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三国峠からは18kmのダートが続く中津川林道。三国峠は長野側と埼玉側で景色が違うことで有名な峠だがやはりその通りで岩がムキダシの険しい山々。たおやかな長野の景色とはまるで違う。
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長いダートを終え、ここからは下りベースの舗装路で西武秩父を目指す。途中で空中遊泳的でやや背筋がムズムズするループ橋を走るといよいよ旅も終わりが近づく。次第に風も蒸し暑くなってきたようだ。
秩父市街が近くなった頃、武甲山が見えてきたときには八ヶ岳の向こうからここまでおのれの脚力のみでやってきたという達成感と満足感で目頭が熱くなった(ウソ)。
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その満足感はそのままアルコール方面の欲求に昇華するのは当然の道理で西武秩父から輪行で地元まで戻り、ビールにギョウザ、その他食欲を満足すべく最後の格闘が始まったのだった。
今回5名での割と長めのサイクリングでしたが、けが人なしというのはモチロンのこと、激混みの電車やタクシー輪行、そして結構長いダートがあったにも関わらずパンクを含めたメカトラブルもなかったというのも日頃の行いが良かった(?)ということなのかなぁと思いました。
ご一緒していただいた皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした。
おわり。