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つづき。
林道を5分ほど走ると視界の先にいかにも峠がありそうな鞍部が見えてきた。しかしダートの林道はその鞍部を避けるように大きく左にカーブしている。
そのカーブから鞍部方面へと仮想のラインを引いた丁度その付近に僅かではあるが草の切れ目をみつけることが出来た。すぐさま自転車を担ぎその獣道のような踏み跡を辿る。
するとやはりそこは一応は荒田峠への峠道のようでたいした苦労も無く先ほどから見えていた鞍部に到達することが出来た。
有名な峠に較べると小ぢんまりとしているが、標識がついていたのでとりあえず一安心。尾根に沿っても山道があったものの今回の目的は「パスハンティング」。登って来た南側の斜面や尾根道に比べ圧倒的に暗くて踏み跡も怪しげな成木方面への下りへと進む。
自転車を担いだ状態での写真です。
が、歩き始めてすぐに「引き返そうか?」と思うほどの悪路。廃道寸前、というよりもはや廃道そのものの道。足の感触で山道の跡をトレースしていることがかろうじて分るものの、見た目には草ボーボーの藪。
ザックのカメラを取り出す心の余裕もなくケータイで撮影をしつつ試練の時間を過ごす。半袖から露出した腕に尖った枝などが引っかかり次第に赤く、そしてカユくなってくる。
「こんな姿を人に見られたら恥ずかしいな」と心の中でつぶやきながら担ぎ下ろすこと十数分、ようやく見た目にも山道の跡だということが分る場所まで下ることが出来た。
恐る恐る自転車に跨り少し下ると民家が見えてきた。何とか峠越えを成功させ、その次に行く予定だった隣にあるまた別の峠を今回は断念し、帰宅することにした。
つづき。
林道を5分ほど走ると視界の先にいかにも峠がありそうな鞍部が見えてきた。しかしダートの林道はその鞍部を避けるように大きく左にカーブしている。
そのカーブから鞍部方面へと仮想のラインを引いた丁度その付近に僅かではあるが草の切れ目をみつけることが出来た。すぐさま自転車を担ぎその獣道のような踏み跡を辿る。
するとやはりそこは一応は荒田峠への峠道のようでたいした苦労も無く先ほどから見えていた鞍部に到達することが出来た。
有名な峠に較べると小ぢんまりとしているが、標識がついていたのでとりあえず一安心。尾根に沿っても山道があったものの今回の目的は「パスハンティング」。登って来た南側の斜面や尾根道に比べ圧倒的に暗くて踏み跡も怪しげな成木方面への下りへと進む。
自転車を担いだ状態での写真です。
が、歩き始めてすぐに「引き返そうか?」と思うほどの悪路。廃道寸前、というよりもはや廃道そのものの道。足の感触で山道の跡をトレースしていることがかろうじて分るものの、見た目には草ボーボーの藪。
ザックのカメラを取り出す心の余裕もなくケータイで撮影をしつつ試練の時間を過ごす。半袖から露出した腕に尖った枝などが引っかかり次第に赤く、そしてカユくなってくる。
「こんな姿を人に見られたら恥ずかしいな」と心の中でつぶやきながら担ぎ下ろすこと十数分、ようやく見た目にも山道の跡だということが分る場所まで下ることが出来た。
恐る恐る自転車に跨り少し下ると民家が見えてきた。何とか峠越えを成功させ、その次に行く予定だった隣にあるまた別の峠を今回は断念し、帰宅することにした。
まだまだ近場の峠を探索しているような状況ですが、この面白さもハマるとキリがないなぁと思うと先が楽しみのような恐いような…。
…もはや宿命みたいなものですね。でも独航だと「自転車を担いでいること」がネタになって、そこから話が広がることがあるので、そういうのは結構好きだったりします。無理に乗車して山道で交通事故を起こすよりは、担いだところを笑われたほうが幸せってもんだと思います。
>25000図にもその名が記載されていない「荒田あらた峠」を探索することにした。
…パスハンティングの醍醐味ですね。
ここに道を引いた理由、を想像しながら林道を走るのはとても刺激的なので走ってても退屈じゃないし、そのことにだけ没頭して走ってると、却ってひとりのほうが煩わしくなくて楽しいです。