津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■光尚・綱利書状

2018-07-15 13:32:59 | オークション
【真作】第二代肥後熊本藩主 細川光尚 七月廿八日付金森出雲守宛消息 紙本 江戸前期 大名 豊前 掛軸 書
【真作】 喜聞◆ 『肥後 熊本藩二代藩主 細川光尚 書状(1)』 1枚 古筆 古文書 古書 墨蹟 書簡 消息 大名 細川忠利の長男 歴史資料 江戸初期
       

 

【真作】 喜聞◆『肥後 熊本藩二代藩主 細川光尚 書状(2)』1枚 古筆 古文書 古書 墨蹟 書簡 消息 大名 細川忠利の長男 歴史資料 江戸初期
       

 

【真作】 喜聞◆『肥後 熊本藩三代藩主 細川綱利 書状(3)』1枚 古筆 古文書 古書 墨蹟 書簡 消息 大名 細川光尚の長男 歴史資料 江戸前期
【真作】 喜聞◆『肥後 熊本藩二代藩主 細川光尚 書状(5)』1枚 古筆 古文書 古書 墨蹟 書簡 消息 大名 細川忠利の長男 歴史資料 江戸初期
【真作】 喜聞◆『肥後 熊本藩二代藩主 細川光尚 書状(4)』1枚 古筆 古文書 古書 墨蹟 書簡 消息 大名 細川忠利の長男 歴史資料 江戸初期
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■井田衍義・歛法條諭 十二・十三(34‐了)

2018-07-15 06:00:13 | 史料

 ニ〇一
  御免方御仕法之内、今度被改候ヶ條左之通
一諸御郡早田御徳懸之儀付てハ、轉三三年比仰付候筋有
 之、早田畝相増可申處、近年却て畝方減候所々多相聞候
 右付てハ其砌各より御存寄御達之趣も有之、猶又被及僉
 儀、已來早田御徳懸之儀ハ指止、御土免通・御損引方之
 無差別、一統土反ニ一割五歩増之畝懸ニ被仰付、右割増
 受兼候分ハ當時迄之通御徳懸を受候様、左候へハ畝掛受
 付、畝掛御徳掛も速ニ相濟、自然は天災ニも逢、跡作等
 之手廻宜敷、下方ニおゐて諸事勝手に相成候事ニ付、右
 之趣委ク教諭有之早田に進ミ、中田之内よりも早熟之分
 ハ見上畝方相増候様御申聞可有候
  但、今迄之仕法一紙前之畝懸ニては、地位により小前
  にいたり上納米之不同有之候間、見圖帳前之地位より
  坪付帳を調、一紙ニて位限之土反ニ右割増を加へ、御
  内檢へしらへを受候様、若御損引ニ出候持合文ハ抜下
  見帳之見合を以、抜畝掛帳仕立積立候様
一早大唐之儀も前條同断被仰付候
一田方御損引之節、御内檢割増難受合例願出候へハ、下方
 見立之坪をも例被仰付、二例撫合起籾被極來候處、追々
 所ニより下見殊外不同有之様子ニ相聞、不都合之儀ニ
 候、御内檢ニおゐても右撫合之下りを見計候所より、例
 坪公平之見立届兼候稜も有之趣ニ相聞、何分御内檢見立
 坪と下方見立坪と起籾を立合候境に至候てハ、上下損益

 を爭ひ候形も出來、往々御免極之趣意違却之筋ニも成行
 可申哉、所詮下方におひてハ御法之通石詰ニ見積、下見
 有前に有之候へハ、例ニ至毛上不相應之増減出來可致様
 も無之候、旁以、以來は一例ニ被仰付候て、於下方ハ地
 面之廣狭に應し下見不同無之様、委教諭有之、例願出候
 節ハ各初立合之面々衆儀決定之上、例畝見立舛場等少も
 無私情公ニ相極メ、上下之間損益疑惑之筋無之、的當い
 たし候様可有御取計候、若餘計之起割有之候共、例願出
 候上ハ、起キ割通被仰付儀勿論之儀ニて、難澁之様子
 有之候共、割引了簡等ハ不被仰付候條、例割之通可有御
 申付候、萬一下見届兼、實ニ毛上に無之一村之衰弊ニ係
 り、難被閣節ハ精々御糺有之、御徳懸前之指引委書記、
 御心附米拝領之儀御達有之候ハヽ、其時々之模様ニ應し
 御僉議之筋も可有之候
一試例幷三歩例・畝例・把例等之儀ハ今迄之通ニ候
 右之通可及達旨候條、左様御心得御同役中へ御通達、下
 方へも可有御達候、已上
   三月           御郡間

 二〇二
  關内殿より御宅え参候様との儀二付、今朝私共罷越候    遠坂關内(助次郎・兼豊) 御番頭六番宝暦六子五月四日 当役    
  處、御申聞有之候ハ、御免方御仕法之内今度被改候儀                             宝暦二年七月(三十挺頭)~宝暦六年六月 鉄炮五十挺頭
  付て、御郡間より被及達候、右ハ同役中通達ニ相成申          宝暦六年五月~明和元年七月 番頭
  たると存候、早田一件之儀は先年各方より御内達之趣
  も有之、猶又此節重疊被及御僉議、委細は及達候通ニ
  付精々申談、畝方相増候様申付可然旨、御申聞有之候
 一例之仕法寶暦年中被附御心、當時迄之通被仰付置候事
  ニて、引直候儀不容易儀ニ候得共、今迄之通ニてハ正
  道に基き的當ニ相成兼、往々下方へ姦曲を生候經路
  を開候様なる意味も有之、彼是一昨年以來重疊被及御
  詮議、今度御達ニ相成候通ニ候、右旨意委ク演説有
  之、其上ニて別紙書附屹ト御渡有之儀ニてハ無之、口
  上ニてハ言葉之前後も有之候間、咄之旨意被認置候を
  被相渡候由、右之趣得斗申談、此節被仰付候旨意相立
  候様有之度旨、御申聞有之候、私共より申立候ハ、委
  細奉得其意、早田之方ハ被附御心候事ニ付漸々と畝方
  相増可申と奉存候、例之通御仕法被改候御ヶ條之趣ハ、
  重疊申談候上、下方へ及達申ニて可有御座段申達候、
  則別紙及御通達申候事
   三月四日  杉谷伊兵衛 河井藤兵衛 内藤市之允
一御免極之儀は、正道を以毛上有前に相極不申候而は難叶
 儀申ニ不及候、惣躰本例之儀毎年數ヶ所ニて有之儀ニも
 無御座候、惣御郡中ニても先ハ稀ニ有之様子ニ候得共、
 下米之高下當否を致裁断候準縄ニ候間、御損引方御免極
 ニおゐてハ肝要之ヶ條ニ有之候、然處是迄例之仕法、御内
 檢ハ下見ひくしと見込候て割増を懸け、下方ハ懸割太し
 と見込候て請兼候故、下方請兼候處ニも條理可有之哉と
 下方ニ飽せ、双方之見立坪起籾を撫合せニ相成候へハ、
 上ワべニおゐては程能形ニも相見、将又御内檢ハ御損米 
 少を主とし候所より起割太キ坪ニ就キ、下方ハ下り米多
 を好候所より起割細坪ニ付可申意味有之、此上り下り往 
 來之中墨を被取用候へハ、是又事之末におゐてハ無餘儀
 筋ニも相當候得共、根元下見を致置候下方え例坪見立被
 仰付候所より、自然と肝曲を招キ候經路有之、下見廉直
 之教行届兼、下方望例之下りを見計候所より御内檢見立
 公平之戒難相立共往々正道を離候様ニも成行可申哉、何
 分今通ニては御免極本源之實意相調可申見込無之候ニ
 付、當時被仰付來候御仕法之内被引直候儀不容易儀、且
 於形被仰付にくき筋ニも有之候得共、重疊詮議之上此節
 御郡間より達ニ相成候通被仰付候條、下方ニおゐてハ不
 作とハ乍申御定免之内御損引奉願候儀大切之殊ニ付、下
 見之儀ハ御法之通を以有前に見揃置候様、猶入念候外無
 他事様能々御申付可有之候、勿論御内檢方ニおゐてハ、
 彌以毛上有前的當・公平之心得方聢と申聞可有之候、御
 吟味約中へハ拙者よりも直に得斗申達置候様可致候、其
 期に臨候てハ各へも出役之儀、御郡間より達之趣を以申
 談も可有之事ニ付、不當之筋等出來可致様ニも無之候得
 共、萬一上納米極方毛上有前に越候様之儀も出來可致哉
 之恐レ有之候間、格別御心付米之儀も達ニ相成候通御座
 候、彼是其旨を被相心得、猶更精力を被加、被仰付之主
 意相立候様精々御申談有之度、及御面談置候事
   已上


           (了)                                          今回を以て「歛法條諭 十二・十三」は終了いたしました。

  

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