津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■購入「戦国時代は何を残したか」

2020-11-11 17:32:09 | 書籍・読書

                                                                        戦国時代は何を残したか 民衆の平和・神仏への思い・自然開発

 老人にとっては、日常の生活もコロナ禍の中の巣ごもりもあまり変わりはないのだが、やはり何とも言えない圧迫感がある。
体調が悪かったり、ひざが痛んだりすると図書館まで出かけるのも大ごとだから、外出は散歩のみといった昨今である。
勢い「読書」ということになり、本棚を眺めては少々御無沙汰の本を引っ張り出しては読んできた。
床の上に14・5冊積み上がっているが、これはちょっと目を通しては本棚に戻さないでいる故である。
面白い本を見つけようと思い、「書評」で本を紹介するサイトBOOK BANGから見つけ出した。その書評
大河の主人公も結構だが、過酷な戦乱の時代を生き抜いた民衆の生活は如何なものであったのか?興味深い視点である。
なんだか、「三時間完読」できる面白い内容ではないかと思い注文した。
あたりか、はずれか?届くのが楽しみである。

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■細川小倉藩(401)寛永六年・日帳(五月六日~七日)

2020-11-11 06:56:09 | 細川小倉藩

                      日帳(寛永六年五月)六日~七日

         |       
         |     六日  加来二郎兵衛
         |
米田是門知行召上 |一、米田與右衛門尉殿ゟ、吉田縫殿を以被仰越候ハ、私知行被 召上候、左様ニ御座候ヘハ、私家を
ゲラルゝニヨリ邸 |                           (規矩郡)
返上ヲ申出    |  上ヶ申度候間、御年寄衆談合仕、請取候様ニとの儀候、篠崎三ノ丸にて候ハヽ、か様ニハ申上
本丸同然ノ邸   |                                   (田中氏次)
         |  間敷候へ共、御本丸同前之やしきにて候間、上申度と存事候との事也、兵庫返事申候ハ、修理ハ
         |  めしをたへられ、登城被仕候筈候、上り被申次第、其通可申候、先心得候と申候事、
         |                (倉橋、安芸安芸郡)
六十丁立ノ召舟ノ |一、御召舟六十丁立之繕作事ノ板を蔵橋へかいニ遣、但、御船頭ハ風斗五兵衛、舟板ノ為目利、御舟
修繕用ノ板ノ購入 |  大工九兵衛、御かい物奉行壱人、明日遣筈ニ究、様子申渡候事、
         |
両子山ヨリ五月ノ |一、両子山ゟ、当月御祈祷之御札上候て、此使僧被参候間、請取せ候様ニと、式ア殿ゟ、人を御付候
祈祷札上ル    |  て御上候、則御本丸へ上ヶさせ候事、
金山奉行へ所用ノ |一、春木金大夫・堀江勘兵衛、御金山之御用ニ、文箱弐つ相渡申候事、
文箱ヲ渡ス    |
中津堀川ニテ女口 |一、鯛瀬九郎太郎絵書之御奉行仕、中津へ被参候処、先月廿七日ニ、中津堀川ニて、女口よりうほ
ヨリ魚ヲ吐ク   |                              (田代)
三斎等甫等ヲ呼ビ |  をはき申候、則 三斎様立 御耳、かの魚を被成 御覧、絵書等甫幷此地之御絵書二左衛門被召
魚ヲ写生セシム  |                              カジカ
ちゝかふ     |  出、かのうほを御うつさせ被成候由、被申候事、うほのなりハちゝかふのことくニ御座候、長サ
         |  三寸三分御座候つる由也

         |       
         |     七日  安東九兵衛
         |
公事聞米田是門書 |一、米田與右衛門尉方ゟ被申越候ハ、御用之儀被仰付候書物なと入候たんす壱つ、幷目安箱壱つ上ヶ
物箪笥目安箱ヲ返 |  申候、御用茂不承早漏に付、右之通ニ候間、御請取置被成候へ之由、申来候ニ付、則こま物奉行ニ
納ス       |  請取せ候也、
小間物奉行へ渡ス |
宇佐宮ノ作事完了 |一、菅村和泉途上にて被申候、宇佐之御作事仕廻申候、又行動之代ニ先さつと木屋かけを仕せ候、う
         |  さ御所御作事、正月ゟ今迄仕たる由、被申候事、
         |   (可政)              (筑紫重門室、細川幸隆女)                        (筑紫重門)
かね煩ニ夫筑紫重 |一、加々山主馬登城にて被申候ハ、御かね殿御煩、此中ゟ少はかろミ申様ニ御座候、就夫、左近殿明
門ノ当番ノ是非  |  日ゟ御城御番ニて御座候ニ付、左近殿も上り可申通被仰候、然所ニ、恵徳院殿被仰候ハ、左近殿
恵徳院      |  御上り候てハ、何共にか/\敷儀ニ御座候間、御奉行所へも御理申、御上り有間敷由ニて御座候
         |  処、御かね様被聞召、不存寄儀候、我等煩五日三日ニ相究儀ニても無之候間、御上り可有由被
         |     
         |  仰候而、せんぎニて御座候ニ付、主馬敷ア殿へ参、此段申候処ニ、式ア殿も、御上り被成候儀ハ
         |  御無用之由被仰候間、則御奉行所ヘハ、主馬ニ参、此段可申理之由ニ御座候、御番明候てもくる
         |          〃
         |  しかるましく候やと被申聞候、一段御尤ニ候間、左近殿御上り候事御無用候、御番ハ相残衆迄ニ
         |  ても能御座候由、申渡候事、
諸作事其他万事ノ |一、諸御作事其外万事の入目、それ/\ニ銀子何ほと入候と、一紙ニしるし置候へと、大学■■書付を
入費ノ記録ヲ沢村 |  以、両度被申渡候、此方ゟ申候ハ、御家一軒ニ銀子何ほと/\としれ候事ハ、中/\六かしき事ニ
吉重ヨリ命ゼラル |  御座候、其上何ほと人数をかけ候ても、埒明申儀にて無之候由、右ゟ申候、さりなから、被仰分ニわ
むつかしき事   |  かりさへ申候ヘハ一段ノ儀候、諸奉行共ニ相尋可申由申候而、さ候て、諸奉行ゟさしでを取候処ニ、
諸奉行ノ差出ヲ取 |                           (財)
ル        |  何もさようニハ成間敷由、書上候ニ付、則松本彦進・才津惣兵衛を以、大学殿へ右之分ニ候、■
前代ノ作事奉行ニ |  ■其上前御代ノ御作事奉行林二郎兵衛・柏木二右衛門所へ、河田八右衛門・矢野勘右衛門所ゟた
先例を問ウ    |  つね二書状遣候処ニ、前も御家一軒切二銀ノ入目中/\しれ不申候、御算用も作物二仕立申候、
         |  中/\被仰越分ニハ不仕由、返事在之候間、其分御心得候へと申遣候ヘハ、さ候てハ其分二候哉、
         |  けに/\不成儀二候ハヽ、其分二可被成候、重而分別仕、返事可申由、併、八右衛門・勘右衛門ハ慥
         |                                         (伝兵衛)
         |  請相、我々申候ことく二可仕由被申候、如何無心元由、御申候通、彦進・才津被申候・和田被申候、
         |                                     〃〃〃
         |  此方ゟハ、彦進・才津迄を使二遣候処、和田■■■聞可申由にて、御よひ候二付参候由、被申候、一
         |  段可然と申候、さ候て右分二候、ちとのちニ、惣兵衛と伝兵衛を大学殿へ遣候へと、申来候、さ候て
大積ノ目録    |  両人被参候処ニ、かまかにしれ候事ハ不成候ヘハ、不苦候間、大積ニ目録を仕上候へと、被仰候ニ
         |  付、それハ今迄御作事奉行衆被仕上候帳面にて、如何様ニも成候由、申候而請相参候由、惣兵衛被申
         |  候、此方ゟ申候ハ、それハ其方被請相候心得悪敷候、前廉の分ニ、今度ノ  吟味少も違候ヘハ、左様
         |  ニも可在之候、前かとゟ上り来候帳を以、大積ノあわざる目録ヲ調候て、大学殿へ被上候ハヽ、前か
         |  とむさと埒あかす候処ニ、如此大積ノ目録させ、埒明け候と被申候ハヽ、しらぬものハさやうニ可
         |  在之儀と可存候、前も今もかわる事なく候ハヽ、目録ハ無用候、 御前ゟ御尋被成候ハヽ、其時
         |       被                        才津ニ
作事奉行ヲ詰問ス |  ハ積立懸 御目候へと〇申渡候事付、八右衛門・勘右衛門をよひ、各両人ハ大学殿にてよく請相
         |  被申由、只今彦進・惣兵衛・伝兵衛かへりニ被仰越候、さて/\きこへ不申候、さほとニ請相被
         |  申候ハヽ、はしめゟ此方にてもさやうニ可被申儀候、大学殿前にてハうけあい、此方にてハ成間
ソノ反論     |  敷と被申候、併、こまかニわかりさへ申候ヘハ、一段可然儀候■■■通申候ヘハ、中/\大学殿前
         |  にてうけあい不申候、何とてかやうニ相違申候哉、ふしんニ存候と、両人共ニ被申候、とかく大
         |  学殿へ参、埒明、重而返事可申候、爰元ニて我々申候ハヽ、何事を申そと可被思召候間、此儀ハ重
         |  而可申由、両人共ニ被申候事、
京銭ノ賞与    |一、益永太兵衛、中津にて、京銭一貫文被下候由、被申候事、
         |                   
         |一、右書記候御作事方万事の儀申候事、隠蜜之由、大学殿被申候へとも、それ/\の御奉行をよひ候
作事方記録ノ事ハ |  て、万の事をうち合せ被申候上は、隠蜜之事ニもなるましく候由、修理・兵庫申候、此方ゟもち
隠密ニハナラズ  |  まもり、諸人知候様ニ申候事は曾而不申候事、


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