出品者に於いて記された時代の検証がなされているとともに、釈文が示されている。
甚だ僭越だが読み違いがあるように思える。文字を読むというより文章を読まなければなかなか読み解けない。
処が自分自身読みかかったが、□文字の読みの確定に至らず大いに難儀している。
二時間苦闘の有様です。他力本願、皆様のお力をお寄せください。尚、( )は読み落としてある。
止而申候、十一月廿九日之 止→追 追って
追って申候、十一月廿九日の
返事、再十二月五日両
返事、再十二月五日両
通之状、何度臨見(申し)候、其 度→か付(なにかに付) 臨→披
通の状、何か付披見申候、其
辺之儀申(越)候通、可
辺の儀申し越し候通、
得其意、何分御内ニ 分→茂(も) 内→為
其意得べく、いずれも御為に
成事候、弥万事、究 究→最
なる事候、いや万事、最
前申遣候□□の御内 遣→越 □□→ことく の→之(これ) 内→為
前申し越し候ことく、これ御為と
可奉存候、此色者差 奉存→?? 色→?
存知奉るべく候、此の色は差
過(申し)候間、懇望ニ不及返 過→急 懇望→態具 わざわざつぶさに
急ぎ申候間、わざわざつぶさに
事候、委其究之 其究之→者平野九郎衛門
返事に及ばず候、委くは平野九郎衛門
藤崎作右衛門猶上候間、其
藤崎作右衛門、猶上げ候間、其
節可申候、謹言
節申すべく候、謹言
肥
十二月十六日 光尚(花押)
長岡勘解由殿