津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■美里町の橋たち

2021-07-25 10:56:41 | 熊本史談会

         

 この写真は、写真家・田中栄一氏の写真集「花・鳥・風・月」にある二つの橋である。
昨日の史談会では、石垣・石橋の調査や修復の専門家であり、一方熊本四街道連絡協議会の事務局長をされる中村秀樹氏を講師にお招きしてお話を伺った。
主題として登場したのが、大きな被害を受けた津留川に架かる右側の石橋(下流側)「ニ俣福良橋」の解体修復に関する細やかな解説であった。
この橋が地震の被害を受けたため、完全解体されて復旧されたものである。

私は講演を伺いながら左手(上流側)の橋「新二股橋」も近代工法ながら見事な造形美であることを声に出したい衝動に駆られていた。
この見事な橋が石橋ではないゆえに、あまり取り上げられないのは大いに残念である。

見事な新旧対象の隣り合わせた二つの橋を知っていただきたいものだと思い、写真集から引用させていただいた。
そしてその思いを見事に表現された写真家の力量にも敬服するのである。
それぞれの道の先達に教わる事は真に心に響く。

ちなみに、若者の間では💛型の日の光を形作る橋として訪れる人が多い橋は、釈迦院川に架かる「二股橋」である。(お間違いなく・・・)
そして見ることが出来るのは、10月〜2月の間の5ヶ月間の午前11時半~正午ごろの約30分だけだそうな(お間違いなく・・・)

       

                25名の出席があった7月例会会場                                                       三つの橋関係図 

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■球磨村を応援しよう

2021-07-25 08:49:37 | 書籍・読書

          

 昨年の人吉・球磨地方を襲った未曽有の大水害は、昭和28年の熊本大水害を上回るような大規模災害となった。
少学6年生の時に遭遇し死ぬ思いをした恐ろしい風景が今でも思い出され、人吉・球磨地方の方々の今もつづくご苦労を思うと同情の念を禁じ得ない。
 そんな中、一般社団法人・くまむら山村活性化協議会は「球磨村七十九集落巡り」という三冊一部の冊子を発行された。
79の集落全てをめぐり、写真と共に解説がつけられた「見どころ満載」の村の紹介の一大プロジェクトである。
これを協議会が無料で配布されていることを、各種メディアが報じていたので電話で申し込みをしてみた。
そして図々しく、熊本史談会会員に配布したい旨をお願いしたところ、今般快く会員数をお送りいただいた。
加えて「球磨村の棚田22選」「地域資源探訪Map‐山人の里・球磨村」の二冊を添えての事である。深く感謝申し上げる。
そしてこのことは、大被害を乗り越えて復興に立ち向かう村民の皆様の力強さを象徴しているようにも思える。
一日も早い復旧復興と、球磨川の流れの清らかで平穏であらんことを願うばかりである。

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