この写真は、写真家・田中栄一氏の写真集「花・鳥・風・月」にある二つの橋である。
昨日の史談会では、石垣・石橋の調査や修復の専門家であり、一方熊本四街道連絡協議会の事務局長をされる中村秀樹氏を講師にお招きしてお話を伺った。
主題として登場したのが、大きな被害を受けた津留川に架かる右側の石橋(下流側)「ニ俣福良橋」の解体修復に関する細やかな解説であった。
この橋が地震の被害を受けたため、完全解体されて復旧されたものである。
私は講演を伺いながら左手(上流側)の橋「新二股橋」も近代工法ながら見事な造形美であることを声に出したい衝動に駆られていた。
この見事な橋が石橋ではないゆえに、あまり取り上げられないのは大いに残念である。
見事な新旧対象の隣り合わせた二つの橋を知っていただきたいものだと思い、写真集から引用させていただいた。
そしてその思いを見事に表現された写真家の力量にも敬服するのである。
それぞれの道の先達に教わる事は真に心に響く。
ちなみに、若者の間では💛型の日の光を形作る橋として訪れる人が多い橋は、釈迦院川に架かる「二股橋」である。(お間違いなく・・・)
そして見ることが出来るのは、10月〜2月の間の5ヶ月間の午前11時半~正午ごろの約30分だけだそうな(お間違いなく・・・)
25名の出席があった7月例会会場 三つの橋関係図