TRILLニュースというサイトで「読めたらスゴイ難解漢字」というのをやっている。
今日は「為済」が取り上げられていた。日頃古文書に親しんでいるものとしては読めなければならないものかも知れないが、一般の人にとってはもはや「無用の長物」死語といっていいようなものである。
答えは「し・すます」と読み、「首尾よくやり遂げる。 成功する。」の意である。現代では「仕済ます」とするようだ。
私のブログの中で、この言葉が何回出てきているか検索サイトに文字を入れ調べてみると、11の記事がヒットしたが、そのくらいしか使うことが少ないということが言えるのではないか。ちなみに私の過去の記事は8,770に及んでいる中でである。
よくクイズで東大生の方がられて出られて回答し、どや顔をしている処を見かけるが、こんなものは出てきたらWEBで検索するとすぐ教えてくれる漢字だから、知らぬなら知らぬで済む言葉のように思える。
知らなかったらすぐ調べれば済む話である。それにて為済・・・
連日の真夏日に、爺様は少々くたびれ気味、起き掛けにブログを一件UPしてそのまま6:20~7:15の朝散歩、それでも汗びっしょりである。
シャワーをして爽快に朝食をとる。
クーラーが苦手な私は、一昨年くらいまではよほど熱くならない限りは付けなかったが、昨年あたりからよる年波に耐えかねて、24時間フルタイムでクーラーに浸かっている。
半世紀前の交通事故の右上腕部の傷(29針)が痛むので、毛布を掛けないと寝れず、就寝中、毛布を蹴やっては引き上げ/\を繰り返し、安眠とならない。夢ばかり見ている。
歩いていても相変わらず足取りが左右にふれ、時折一方方向に引き込まれる感じがする。
ブレーキは掛けられるから、パーキンソンではないと自己診断しているが、この暑さも相まって小脳が小さく成りつつあるようだ。
熱い間は、早朝散歩にすることと致しました。
【真作】喜聞◆『細川忠利 書状メクリ(観世新九郎宛)』1枚(1通) 古筆 古文書 古書 消息 書簡 大名 熊本藩主 茶掛軸 能楽歴史資料 江戸前期
観世新九郎にあてた細川忠利の書状である。書き出しに「明日は入来別而満足申事候」とあるが、毎度のごとく年号の記載がない。
忠利は寛永四年八月、新しい能の師として中村政長に入門し起請文を書いた(中村家文書)とされるから、それ以前のものではなかろうか。
新九郎の驕奢な生活ぶりには、「京の家の立派なことは驚くばかりであった(寛永八年三月忠興書状)」とも記している。
さてこの文書、巣ごもり生活には結構なお相手、拡大コピーしてチャレンジしてみたいと思っている。
法政大学の「観世新九郎家文庫目録」を見てみると、この書簡の事が判るかもしれないが・・・