昨日娘と孫三人がやってきたが、しみじみ顔をみながら思ったことだが縄文だったり弥生だったり混交しているとは思うのだが、しかし基本は縄文系だなと言えそうだ。
というのは、祖父が務めていた小石川の細川侯爵邸の御役間(現永青文庫建物)では「しんどう鼻にさくま黒」という言葉があったのだそうだが、その「しんどう鼻」が我が家のことである。
佐久間さんは色黒だったのだろう。
我が家は父方も母方(母は細面だが)も典型的縄文人の顔かたちで角ばった顔で鼻がでかい。
縄文人は多い時には26万人ほどいたというが、氷河期に入り食料不足で8万人まで減少したとされる。
そこに渡来系の弥生人が入るのだが、考えてみると縄文系の我が家はその8万人の生き残りだと考えると、案外生命力があるのだろうと思ったりする。
最近はやりの遺伝子検査Hapro2.0のことについて先に触れたが、「純日本人」と思っている人が、思いがけず異種の渡来人系と思われる血が混じっていることに驚かれるケースが多いらしい。
私の義弟(奥方の弟)などは、瞳は黒いがまさにハーフかクオター?という顔をしている。
奥方にもその傾向があり「私は小さいころテンプルちゃんと呼ばれていた」と自慢するが、齢を重ねたいまとなると、娘や孫たちが首をかしげている。
東京大学大学院、理学系研究科・理学科の「縄文人と渡来人の混血史から日本列島人の地域的多様性の起源を探る」というプレスリリースがある。
これなどを読んでいると、学問の進歩がこのような段階に至っていることに大変興味をそそられる。