獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

薄幸なる5ドア車たち(3) マツダ・ファミリア アスティナ

2006年11月01日 | カタログ倉庫

   
 マツダの作る5ドア車は、そこはかとなくスポーティーで、カッコいいクルマが多かった。
 あの「ランティス・クーペ」の原型というか、祖先といえるクルマが、’89年に登場したこの「ファミリア・アスティナ」だったであろう。

   
 全長4260mm。全幅1675mm。そして全高は1335mmでランティス・クーペよりもさらに20mmも低い。
 まさに「5ドア・クーペ」コンセプトである。
 そして、リトラクタブルヘッドライト!スーパーカー世代の私は、この辺の演出にコロッとダマされてしまう。

   
 ウエストラインから連続して、Cピラーを取り囲むようなリアスポイラーのラインが流麗だ。

   
 そしてこのつるんとしたヒップライン。ああ、もうタマらん。

   
   
   
 黒基調のインパネはスポーティだが、「ファミリア系列」なだけに、やや凡庸ではある。
 そして、今やほとんど見かけなくなったレバー式の空調コントロールパネル。
 私が前乗っていたエスクードもこのタイプだったが、実は手探り操作性は、クラシックなこのタイプが一番だ。
 3連ダイヤル式がもっとも操作しやすいという説もあるが、運転しながらの操作では、回したりひねったりという動作よりも、単純に横にずらすだけの動作のほうがやりやすいというのが、私の偽らざる感想である。

   
 かつて、「3ドア・4ドア・シャトル」と、まったく異なる3種類のボディを造り分けていた「ワンダー・シビック」も素晴らしかったが、この「新ファミリア系列」の3種類のボディもそれに近いものがある。
 当時はバブルの絶頂期だったから、こんなことも出来たのだろう。
 コスト重視のこのご時世では、考えられないことだ。
 そして「ファミリア」というブランドは、残念ながら数年前消滅してしまった・・・合掌。

コメント (6)
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