とうとう、札幌にも雪の季節がやってきてしまった。私は基本的には無用な暖機運転はしない主義なのだが、やはり外気温が低いとエンジンオイル等も固くなって潤滑が悪くなり、エンジンを傷めるような気がしてしまう。だから、この時期はクルマから雪を降ろす間とか、雪が降っていない時は車内で1本タバコを吸うとかして、3~5分の暖機運転を励行している。これは長年の習慣のようなものだ。
だが、クルマの取り扱い説明書のどこを見ても、「寒い時には暖機運転が必要だ」とはまったく書かれていない。そして「最新のクルマには暖機運転など必要ない」というのが通説のようでもある。だがしかし、はたして寒い北海道の冬期間にもそれがあてはまるのかどうか、やや不安なのだ。
そして、長時間アイドリングをすることが、燃費に影響するのは明らかなようだ。11月5日から25日までの期間のレガシィ2.0iの燃費は、やはりやや悪かった。425.9km走行で44.8Lの給油。満タン法燃費は9.5km/Lと、久々に10km/Lを割ってしまった。寒い時はアイドリングの回転数自体も通常時よりやや高くなるし、ひょっとしたら、寒冷期のエンジン始動時には、外気温計とエンジンの燃料噴射装置が連動して、ガスの混合比を高くしているのかもしれない(あまり根拠のない想像ですが)。
もちろん、冬でも暖機運転をせずにいきなり走った方が、地球環境や資源保護のためにはいいのだろう。しかし、それでクルマの寿命が短くなってしまったとしたら、そちらのほうが資源の無駄使いのような気もしたりする。ああ、実に悩ましい。
↑今回の燃費計数値です。