スバルの7人乗りミニヴァン「
エクシーガ」が本日発表・発売された。そして、まさにその日スバルさんから我が家に届いたのが、「
みんなのEXIGA BOOK」である。その一部を、皆さんにそっとご紹介しましょう。
市販型のフロントマスクは、
事前にネット上で流布されていたものよりも、若干おとなしめになった模様。
写真で見る限りは、ミニヴァンというよりはステーションワゴンにしか見えない。そのテールエンドのランプの意匠は、なんだかどこかで見たことのあるようなデザインではある。
室内は「パノラミックガラスルーフ」が功を奏し、明るくてイイ感じ。
3列目シートはスッキリと収納できる模様。私見ではこの手のスポーティーミニヴァンのサードシートは、普段は倒しておく姿が正しく、その際に邪魔にならないモノがいいと考えるので、この点はマル。常時6人以上が乗車するような使い方をする方は、素直にボックス系のミニヴァンを買うべきだと思う。
そして、スバルらしいこだわりが、3列目に座る人の足入れ性に配慮して、樹脂製の複雑な形状の燃料タンクを作り上げたことである。タンク容量はFF/AWDにかかわらず、全車65Lとのこと。
他社では4WD仕様の方のタンクが小さいという例もあるが、その辺にやはり「AWDが基本」のスバルの姿勢が垣間見える。
全体的な印象は、やはりBPレガシィに非常に近い。このエクシーガの底辺モデル「2.0i」は2WDが199万5000円で、AWDは215万2500円。これは、かなり戦略的な価格である。ちなみに
レガシィツーリングワゴン2.0i(4AT)の価格は229万9500円。なんというか、このクルマ、他社のミニヴァンの顧客を奪うというよりは、レガシィの顧客がエクシーガに流れるだけという展開になりそうな予感がしたりして・・・そうなると、スバルにとっては不幸なことなのだが。
それともうひとつ。残念なことに、エクシーガには今のところMTの用意はない。「MTで乗れるミニヴァン」というのは、私の知る限りは「
フィアット・ムルティプラ」しか思い浮かばないので、ここはスバルだけに、追加設定に期待したいところだ。
ま、とりあえず、早く実車を見てみたいですネ。今週末が楽しみである。