とうとう、待ちに待ったこの日がやって来る。「吉田拓郎展 TAKURONICLE 」が、ようやくにして札幌で開催されるのだ!
会場は、さっぽろ東急百貨店9階催物場で、開催期間は4月1日~7日。いやあ、楽しみだ。うっしっし。
なにか良いおつまみはないかと食品庫を物色していたところ、「マルちゃん やきそば弁当」と並ぶ道産子のソウルフードである、「S&B ホンコンやきそば」が発掘された。「中華コック長」さんのイラストが、エキゾチックですばらしい。
見ると、賞味期限が、例によって切れ果てている。本日は急遽コレをおつまみとすることに。
封を開けると、ベビースターラーメンのように味が付いた麺と、別袋のふりかけ(青海苔・ゴマ)が封入されている。
まずはフライパンで200ccの水を沸騰させ、そこに麺を投入。
麺をほぐして、水気が無くなったら完成である。
何十年振りに喰ったか忘れてしまったが、やはりこれは郷愁の味である。ただし炒め加減にはややコツが必要で、今回はやや麺が固くなってしまった。水を200ccより若干多く入れたほうが、もっと上手くいったかもしれない。そのソースの後味にはそこはかとなく緑茶っぽいテイストの渋みが残り、それは先日食した「角屋のやきそば」とも共通するものがある。おつまみというよりは、悪くないおやつであった。
名曲である。
「子供に愚痴をきかせずに」
「不器用だけれどしらけずに」
「純粋だけど野暮じゃなく」
「目立たぬようにはしゃがぬように」
私の普段の生活とはまったく正反対な、そのまっすぐな歌詞が、いまさらながら心に沁みる。
私はこの曲は、ずっと河島英五氏のオリジナルだと思い込んでいたのだが、実際は作詞はあの「ピンクレディ」阿久悠氏で、作曲は「青春時代」森田公一氏だった。やはり、プロの作家は、いい仕事をする。そして、なんといっても素晴らしいのが、それを完璧に自分のものにしている河島英五氏のヴォーカルと、そのピアノだ。
彼を見ていると、どうしてもその姿が、あの松田優作氏と、なぜかオーバーラップしてしまう。
河島氏がこの世を去って、もう9年が経とうとしている。そして阿久悠氏没後、2年以上が経過した。この曲は、あの「サブマリン」山田久志氏のお気に入りだという。その話を聞いて、私は、山田久志氏がちょっと好きになった。