友人のニータ氏のご尽力により。
森高千里さんのライヴチケットを、入手することができた。
ライブ参戦に先立ち、まずは腹ごしらえ。
アスティ45地下の「やきそば屋」に立ち寄る。
昭和の時代から、私のソウルフードである、ココのやきそば。
「並」+「お好ミニ焼」の食券を購入し、
そこの暖簾をくぐる。
「味つけご勝手に」が、このお店オンリーワンな特色。
味のないやきそばを、種々のソース等の組み合わせで、オリジナルなテイストでいただくのだ。
自分の独創力が、ココで試されるというワケだ。
ちなみに、オススメの組み合わせは、👆のとおり。
そして、入店から3分後。
やきそばは、リーズナブルな待ち時間で、供された。
そして、私の味付けチョイス
キムチソースに、
マヨネーズに、
紅生姜。
トッピングのお好み焼きには、やはりこの組み合わせが、最強なのだ。
結果として、やや独創性には欠ける味付けとなってしまったが・・・
「自分がいかに満足できるか」ということが、もっとも大切なのです。
それらをくったくたに混ぜ合わせて・・・
ワシワシとほおばるひととき🦅🦅
ココのやきそばは、まさに「プレミアムジャンクフード」なのであります
腹ごしらえのあと。
ライヴ会場の「Zeep Sapporo」に着いたのは、開場少し前の17時半過ぎだった。
入場口は、その時点で、すでに長蛇の列
ここでニータ氏と落ち合い、今回のライヴのチケットを受け取る。
座席は1階13列と、ステージからはなかなか近い🙌
そして、入場である。
最近のライヴに多い傾向なのだが、「ドリンク代別途」というのが、ちょっとめんどくさい。
コレって、最初からチケット代に含めるワケにはいかないのかなぁ。
まあ、そこには、いろいろと「大人の事情」があるのだろう。
会場に入り、ドリンクの缶ビールを受け取ったのは、18時07分。
グッズ売場を覗くと、「レッツ・ゴォーゴォー!カレー」なる魅惑の品が。
2袋入りで1,600円とは、なかなかのお値段だが。
ライヴ終了後には売り切れているリスクもあったので、そそくさとお買い上げ
ビールを呑み干し、排尿を済ませ、開演を待つ。
そして18時半過ぎに、千里さまは予定通りに登場した。
衣装は、黒のワンピース的な、ミニスカ
初めて見る「生千里」
一曲目がスタートした途端、前の方にいるお客さんは、はやくも総立ち。
なので、我々も、立つしかない
千里さまは、「下から見上げるように観覧」する方が、より「ありがたみ」が増すと私は思うのだが・・・(個人的意見)
ちなみに客層は男性9割で、その年齢層はアラフィフかアラカン。
驚くべきは、客席とのギャップが鮮やかな、千里さまの若々しさ
我々の席からは、千里さまの小ジワまでは見えなかったが。
その可憐ながらもいたずらっぽさを残す表情は、はっきりと確認できた。
「17歳」を歌う時は裾の広いスカートを着用し、アンコール後は赤の衣装を纏っていた。
55歳を感じさせないその美貌もさることながら・・・
千里さまの歌唱力が、さすがはプロというか、卓越したものであったことを、いまさら知る。
耳馴染みのあるヒット曲はもちろん、耳馴染みのない曲も、歌詞がすんなりと頭の中に入って来る。
「職場の飲み会のカラオケ」や、「町内会ののど自慢」等で、歌の上手い女性を見かけることもあるが・・・
やはりそれらとは、一線を画す素晴らしさだった👏
森高千里は、若い頃テレビで見ていた時よりも、むしろ「今が旬」だと、私は強く思った
次回の来札時のライヴも、参戦決定である
千里さま応援で、かなりのカロリーを燃焼した、我々取材班2名。
帰宅途中で目に入ったのは、「らーめん 鴇の家」の看板。
ふらふら~っと、そこの暖簾をくぐったのは、21時09分だった。
メニューラインナップは、👆のとおり。
下調べなく、通りすがりに入った、このお店なので。
まずは無難に、メニュートップの「しおラーメン」を注文した。
そして、21時19分。
黄金色のスープのそれが、リーズナブルな待ち時間で、着丼🍜
透明感あふれる、その塩スープ
鶏の旨味が、ぎゅっと詰まった感じのテイストだ◎
さがみや製麺の麺は、形状がやや平打で、ぷりぷりしこしこ
油膜がフタをしたスープは、時間が経過しても、冷めない。
そしてそれでいて、その脂は、決してしつこくないのだ
もっちりとしたメンマを齧りながら、千里さまの太ももを連想する、耽美なひととき💛
なるとのピンクは、黄金色のスープの中で、キラリと光るアクセント
そして、自称「肉食系男子」である私を歓ばせる、ダブルチャーシュー
ああ、この塩ラーメン、ホントにんまい
21時35分に、どんぶりの底と、ご対面。
ハートもストマックも、あふれんばかりに満タンとなった、素晴らしい一日でありました
私の愛する「ポール・ウェラー」が、札幌に来てくれた。
ニータ氏の尽力により、入手することができた、「Zepp Sapporo」でのライヴチケット。
1985年に、彼が作ったユニットであるスタイル・カウンシルの「OUR FAVOURITE SHOP」を聴いて、TKOさせられて以来。
40年が経過しようとしている今、ようやくにして、生の彼を、見ることが出来た(感激)
そして、そのチケットは、当日券無しのSOLD OUT!!
あらためて、ニータ氏に感謝である
別途ドリンク代600円を支払い、ビールをたしなみつつ・・・
その開演を待つ。
客層的には、我々と同じ世代か、ちょっと上。
50代後半~60代前半といったところだったろうか。
いやあ、本物だ
本物が、目の前にいる😂
若い頃は、スリムで華奢なイメージだった、ポール・ウェラー氏。
しかしながら、この日の彼は。
肉体改造したのか、上半身がマッチョであった。
そして、ニータ氏は。
今回のLIVEの音作りは、近年の井上陽水氏のサウンドに共通するものがあると指摘し、私も大いに首肯した。
2回のアンコールを経て。
21時過ぎに、その熱いLIVEは終了👏
👆が今回のセットリストである。
「EVER CHANGING MOODS」
「MAN OF GREAT PROMISE」
ピアノで「STANLEY ROAD」
アコギで「HUNG UP」
小柳ルミ子氏もカバーした「SHOUT」
そして、大学生時代に私がカバーした「HEADSTART」
私の青春の思い出がよみがえる楽曲たち。
それとともに、今なお第一線で活躍し続けているウェラー氏に、あらためて驚愕し、そして大拍手だ👏
地下街「ポールタウン」を通り、帰路の駅を目指す。
ポール・ウェラーさん、札幌に来てくれて、本当にありがとう
あなたが、私の知る洋楽アーティストの中で、ベストです
私の愛する「ポール・ウェラー」氏が、来日している。
本日の「大阪 なんばHatch」を皮切りに、国内6ヶ所で公演予定。
1月30日には、「北海道 Zepp Sapporo」。
ニータ氏の尽力により、私もそこに参戦予定である
それに先立って。
昨日21時より、氏のミュージック・ビデオが、その日限定でプレミア公開された。
これも、ニータ氏よりのインフォメーションで知った、素晴らしい出来事である💮
👆が今回公開された楽曲たちのプレイリスト。
ジャム時代・スタカン時代・そしてソロ時代の、代表曲のヒットパレード
まさに至福の75分であった
ああ、来週の火曜日が、遠足以上に楽しみだ
谷村新司さんが、亡くなられたという。
webのニュースで、体調を崩しているとは知っていたものの。
命にかかわるほどの重篤な状態だとは、思っていなかった。
寝耳に水の、大きなショックである。
1978年。
私が初めて自分の意思で入手したLPが、「栄光への脱出/アリス武道館ライブ」だった。
それからアリスが解散する1981年までの、4年間。
私はまさに「アリスにハマっていた」ものだ。
「チャンピオン」が、ザ・ベストテンで1位になった時は、本当に嬉しかったなぁ・・・
この当時の私は、谷村さんの影響を受け。
「JPS のアポロキャップ」を目深に被り、近所を闊歩する、おませな小学生だったのだ。
「昴」という楽曲の壮大さと、それを朗々と歌い上げる、谷村さんの素晴らしい歌唱力。
2014年。
谷村さんが司会を務めていた、BS日テレの「地球劇場」に、吉田拓郎氏がゲスト出演した。
その際に拓郎氏は、「谷村。お前、ホント、歌上手いなぁ~」と、半ばあきれ顔だったものだ。
それから、もう9年も経ってしまっているのか・・・
アリスのコンサートを観たのは、計5回。
1979年12月22日・1980年7月6日・1981年1月18日・1981年6月10日
そして、2019年9月29日である。
それから4年しか経っていないのに、谷村さんが、こんなに早く旅立ってしまうとは・・・
チンペイさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
母を眼科に送って、診療が終わるまでの待ち時間。
近くの「ブックオフ」に立ち寄って暇つぶしをしていたところ。
CD「長渕剛 アコースティック 俺の太陽」が、990円で売られていた。
かつて長渕フリークだった私は、迷うことなく、それを購入。
いわゆる「セルフカヴァー」のこのアルバム。
1曲目の「勇次」が歌ではなく「朗読」だったことに、まずは驚く。
しかしながら、氏のギター&ブルースハープの奏でる音の美しさに、やはり感銘。
この時代の氏のヴォーカルは、いってみれば、ボブ・ディラン的に引っ掛かりがあるというか「いがらっぽさ」がある。
これはこれで、好きな人にはたまらないのだろうが・・・
私個人としては、オリジナルアルバム「乾杯」とか、「長渕剛ライブ」の頃の、のびやかで透明感のある歌い方の方が好きだったというのが、正直なところ。
ご、御免m(__)m
しかしながら。
’80年に「順子」とカップリングされていた「涙のセレナーデ」が、’99年にシングルとしてリニューアルされていたとか。
「素顔」という曲が、やはり素晴らしいということを、あらためて知り。
このCDを購入したことに、確かな意味はあったのであります。
これ、ホント。
この前の、日曜日。
私と、尾車氏、そしてニータ氏は、ベッシーホールに居た。
そこでは、「催事王ヒデキとバーモンツ」の「10th anniversarey live」が催されたのだ。
そして私個人のターゲットは、ゲスト参加の「たそがれオールスターズ」。
そのグループの女性ヴォーカルが、「しぃさん」である。
私にとって彼女は。
「大学生時代≒昭和の時代」からの、絶対王者的アイドルなのだ。
このコロナ禍のため。
このようなライヴステージを拝見するのは、おおよそ3年半ぶりのこと。
そのブランクを感じさせないステージは、まさに「熱い胸さわぎ」である🎵
はじめてお逢いしてから、すでに37年もの月日が流れたのだが・・・
それをまったく感じさせない、しいなさんのアンチエイジングな姿に。
あらためて脱毛・・・もとい、脱帽である🎩
あの頃と変わらない彼女の笑顔が、日常でくたびれ果てている私のココロに、灯をともす
どこか「石野真子」さんを彷彿とさせる、その表情
このステージで、私はまさに「カメラ小僧」と化していた📷
こまわりくん、私を、逮捕しないでネ
そして、18時25分。
「みんなのうた」で、たそがれオールスターズのステージは、大団円を迎えたのだった🎵
まさに、やりきった!という、しぃさんの表情に、胸キュンである💛
続いては、「催事王ヒデキとバーモンツ」のステージを、愉しむ。
「炎」って曲は、ホント、名曲ですネ
そして、エンディングは、いわずもがなの「ヤングマン」🙌
ああ、ホント。
’70年代というか、昭和50年代の楽曲は、良かったなぁ・・・(しみじみ)
ステージ満喫後の、21時。
我々むくつけき男3人衆は、下調べなしで、「四文屋」へとなだれこんだ。
我々意気地なしの男たちにとって、怒涛の如くの魅惑的な、メニューの数々
ビールで乾いたノドを潤しつつ・・・
「アジ刺」に、舌鼓。
「串揚げ盛り合わせ 5本盛り」に、
「たこわさ」がつるんとぴりっと咽頭を洗浄するかのごとく通過し・・・
「エイヒレ」と、
「ホエイ豚のソーセージ」に、舌鼓◎
下調べなしで飛び込んだ「四文屋」さん。
じつにすんばらしい居酒屋さんではありませんか
数年ぶりのライヴ観戦&飲み会は、実に愉しかった💮
このような日常を、これからは、取り戻していきたいと、私は強く思うのでありました
そのキッカケを与えてくれた「しぃさん」に、心より感謝いたします
このお正月にネットサーフィンをしていて。
このCDの存在を知り、思わずアマゾンで購入してしまった。
音屋吉右衛門(世良公則×野村義男)の、「ツイストノウタ」である。
Disc1の曲目は、👆のとおり。
「あんたのバラード」「宿無し」「銃爪」は、私が小学生時代に「ザ・ベストテン」で、心酔した楽曲たちである。
そして、Disc2。
「SOPPO」が、実は素晴らしい曲だったことに、あらためて気づいた。
「燃えろいい女」のオリジナルは、ブラスセクションがどことなく安っぽく、「これはロックではない」と、若かりし頃の私は勝手に思っていたものだったが・・・
アコギヴァージョンのそれは、魂の叫びが感じられ、極めてソウルフルだ。
このアルバムのほぼ全曲が、世良氏の作詞・作曲。
氏のソングライターとのしての才能に、今さらながら敬服する。
世良公則氏の「熱く艶のあるヴォーカル」はもちろん。
忘れちゃいけないのは、ヨッチャンこと野村義男氏の存在。
アコギ2本で、ここまでロックが出来るのだ。
ああ、アコギの奥は、深い。
私のハートに火が付いた、素晴らしいアルバムでありました。
この曲を聴くと、なんとも、ココロ落ち着くのだ。
今年は、世の中でも、色々なことがあったが・・・
とりあえず、雑多な日常のことは忘れて。
静かな心境で、この一年を締めくくりたい。
長渕剛氏が1981年10月にリリースしたアルバム「Bye Bye」。
当時、彼の大ファンだった私は、発売とほぼ同時に。
なけなしの小遣いをはたいて、このレコードを入手し、それこそ擦り切れるほど聴いていたものだ。
それに収録された曲たちの中で、私が最も好きなのが、この「銀色の涙とタバコの煙」である。
この、左と右に分かれたギターの掛け合いに、まずシビれた。
おそらくは長渕氏がストロークで、フレーズというかメロディを奏でるのは笛吹利明氏。
そして、当時の長渕氏の、透明感ある、歌声。
歌詞の内容も、恨みつらみではなく、いわゆる「モノローグ」なのが、またイイ。
久々に聴いたけど、あらためて、すんばらしい曲だと思う
ヘッドホンで聴くのが、オススメです🎧
「Girl」でもなく「Woman」でもなく「Thing」。
つまり、「少女」とか「女性」という枠を超越した、「最高のもの」。
そう表現するポール・ウェラーの、それに対する奥深い愛情を、じんわりと感じる。
歌うような、リードギターのフレーズ。
黒子的ながらも、要所で響くアコースティックギター。
そして、シンセベースの柔らかい響き。
1984年にリリースされたこの曲が、2022年の私のハートを、今も、震わせる。
誰にでも、「気が付いたら口ずさんでいる曲」というのが、あると思う。
私の場合は、この2曲である。
1曲目は、スーパーの主に生鮮食料品売場でおなじみの、「呼び込み君」のテーマ。
そして、もう1曲は、この「おジャ魔女カーニバル!!」である。
幼児だった頃の娘たちが、熱心に観ていた「おジャ魔女どれみ」の、テーマソング。
その、ドライヴ感のあるメロディ♪
やや字余りで、たたみかけるような旋律と譜割に、私は。
「これは吉田拓郎氏が作曲したのではなかろうか⁈」と、一瞬思ったりしたものだ。
実際の作曲者は「池 毅」氏。
氏は、主に「幼児向け番組」の楽曲を生業としていた模様。
「公園にいきましょう」も、娘たちが幼児の頃の、個人的ヒット曲だったりするのです。
年末に、Amazonでポチっと購入してしまったのが。
ポール・ウェラー氏の新作「オーケストレイテッド・ソングブック(デラックス)」である。
スタイル・カウンシルが私のハートを虜にしてから、はや36年。
今なおアルバムが全英1位を獲得するなど、現役バリバリのウェラー氏には、本当に脱帽である。
左の紫色のCDが、BBC交響楽団との共演LIVE。
右の白い方は、日本独自企画盤のオマケで、2020年11月の配信ライヴの音源「ミッドサマー・ミュージック」である。
根っからの「スタカン・フリーク」である私が着目したのは。
やはり「My Ever Changing Moods」「It's A Very Deep Sea」「You’re The Best Thing」の3曲。
「My Ever Changing Moods」。
壮大に響くストリングスに、しっとりと重なるアコースティックギター。
まさにコレは、ネオ・アコースティックなクラシックである。
元「カルチャー・クラブ」のボーイ・ジョージ氏との共演である「You’re The Best Thing」。
これまたいわゆるMTV世代の私としては、斬新な驚き。
加えて、数あるスタカンの曲からこれを選んでセッションしたという点に、これまた共鳴。
個人的には、この2曲が入っているというだけで、購入価値ありのアルバムでした💿
「帰らざる日々」という曲といえば、「アリス」のこの曲を思い出す人は、きっと多いと思う。
谷村新司氏作詞・作曲の、この歌。
いわば「自殺」をテーマにした楽曲で、その内容はシリアスだ。
余談ながら、ラジオでこの曲を耳にした山口百恵さんがこの曲に感銘し、のちに谷村氏に自分が歌う曲をオファーするキッカケとなった・・・との話を、どこかで聞いたことがある。
ちなみに谷村氏が彼女に提供したのは「いい日旅立ち」という、素晴らしい佳曲である。
そして、同名異曲の典型的な例である、吉田拓郎氏のこの曲。
作詞・作曲は、もちろん拓郎氏。
その歌詞の内容は、きわめて前向きである。
♪はるかに過ぎた日に 思いを巡らせて
若さを懐かしむ ほろ苦い酒
明日のために 断ち切るんだ過去を
・・・そして私は、過去を懐かしみ断ち切れないまま、今を生きている。
はるかに過ぎた日に思いを巡らせて、ただ単純に、酔っぱらっている🍺
コレは、おそらくは、過去のNHKの番組であろう。
その、演出というか展開が、いかにもソレっぽい。
とはいえ・・・
昭和の時代の歌手の歌唱力と、エンターテイメント性に、あらためて脱帽する。
こういう品質の高いシンガーたちを、日常当たり前のようにブラウン管で観ることが出来ていたあの頃が、懐かしくも、いとおしい。
自分は、イイ時代に産まれたのだと、あらためて思った次第なのです。
私が洋楽をむさぼるように聴いていたのは、1985年のこと。
当時もっとも好んで聴いていたのは、「ザ・スタイル・カウンシル」の「アワ・フェイヴァリット・ショップ」であった。
そんなこともあってか、どちらかといえば、ビルボードあるいはMTV等の「アメリカ・チャート」よりも、UK(すなわちイギリス)のミュージシャンの楽曲の方が、私の肌に合っていた。
なので、今回俎上に上げるのは、「ダイアー・ストレイツ」である。
「Money For Nothing」。
Google翻訳で訳すと「用途のないお金」となるが・・・
訳詞家の和訳では「何もしないで金は入って来る」となる。
マーク・ノップラ―の、引っかかるような、ギターのフレーズ。
そこに畳みかけるような、スネアのリズム。
ハスキーというかダミ声のヴォーカルが、滋味に溢れている。
「MTV」を嘆く、風刺に効いた歌詞も、なんとも痛快だ。
そして、なんといっても、サイドヴォーカルとしてジョイントしたスティングが、これまたカッコいいのだ。
このツインヴォーカルの雄々しさは、「アリス」のそれと通じるものがある。
マーク・ノップラ―が谷村新司で、スティングが堀内孝雄だと言ったら、それぞれのファンの方には叱られるかもしれないが・・・
私は純粋に、そう感じたのである。
異論は、はばかることなく、お受けいたします。